モラタメでもらった、「サッポロ一番」をアレンジして楽しもうと、先週、家族に提案
「パピー(父である私の家族がつけた呼称)が、作ってくれるなら食べた~い」
ということで、「サッポロ一番みそラーメン」をアレンジしたものを作ってみました
とその前に。モラタメで当選した「サッポロ一番」がきっかけで即席麺を調べてみた
<即席麺の現状>
1.即席麺のメーカー別シェア
第1位 日清食品(40.0%) 第2位 東洋水産(15.0%) 第3位 サンヨー食品(13.7%)
第4位 エースコック( 7.0%) 第5位 明星食品( 6.9%)
日清食品が圧倒的なシェアを誇り、マルちゃんの東洋水産とサッポロ一番のサンヨー食品が
第2位の座をめぐってしのぎを削っています。サンヨー食品は『サッポロ一番』のブランドで、
ほぼこの市場シェアを獲得している。
2.即席麺ブランド別ランキング
第1位カップヌードル(日清) 第2位サッポロ一番(サンヨー) 第3位スーパーカップ(エース
コック) 第4位どん兵衛(日清) 第5位赤いきつね(東洋) 第6位ラーメン屋さん(日清)
3.即席麺の定価販売寿命
通常、新商品投入時の定価販売寿命は、8週間といわれ、それ以降は特価となり安売りさ
れます。特にコンビニでは、2週間で死に筋と判断されれば、キックアウトとのこと・・・
4.即席麺の月別支出金額
平均は447円/月となっており、6月~8月は300円台となり夏の3ヶ月間は需要が落ちる。
11月から需要が上昇、12月にピークとなる。『気温が上がると需要が下り、気温が下ると
需要が上がる』という気温変化に需要が左右されやすい。
5.袋めんの良さ(アンケート3ヶ月以内に食べた人を対象)
第1位 調理時間が短い(63.2%) 第2位 保存がきく(53.1%) 第3位 価格が手頃(51.9%)
第4位 誰でも作れる(50.5%)
6.袋めんの男女別評価
『保存がきく』(男性46.6%:58.9%女性)→女性の評価が高い
『価格が手頃』(男性45.4%:57.9%女性)→女性の評価が高い
『アレンジして食べる楽しさがある』(男性28.7%:女性49.5%)→女性の評価が高い
『スープがおいしい』(男性36.8%:48.9%女性)→女性の評価が高い
『誰でも作れる』(男性55.2%:46.3%女性)→男性の評価が高い
7.即席麺の市場
世界中の年間需要約547億食(2002年調べ)。中国の総需要が280億食超で年間約20%
の成長予想、日本は約50億食。韓国が、一人当たりの消費量が最も多く年間約80食の
消費。
<即席麺(袋めん)の課題>
1.ブランド戦略、流通戦略の夏場の施策が急務→夏という季節に特化した即席麺の市場投入
2.サッポロ一番(サンヨー食品)というブランドバリューを強みとした、味から季節対応の商品の
拡充
3.サッポロ一番のライフタイムバリューからファミリー層も楽しめる即席麺の拡充
※ラーメンを食べた時の印象に残っているシーン「親、兄弟、子供など、家族と一緒に食べた
時」(111件)が最も多く、ついで、「友人、恋人と一緒に食べた時」(96件)となっている。
(社団法人 日本即席食品工業協会調べ)
4.『アレンジして食べる楽しさがある』『スープがおいしい』という評価をベースにCSを向上
5.ありとあらゆるシーン(Scene)、シーズン(Season)、ショップ(Shop)に対応(3S戦略)
日本国内の消費量のアップ ※3S戦略は、造語です
この課題を意識して考えたサッポロ一番みそラーメンで
トライしたレシピは
<ネーミング>
サッポロ一番 みそつけ麺 期間限定「ラーメン、イケメン、ぼくツケメン」(仮称)
<材料>
サッポロ一番みそラーメン(4食分)
豚肉小間切れ150g
もやし1袋(250g位)
キャベツ適量
玉ねぎ1/4
長ネギ適量
<作り方>
1.鍋にお湯2500mlを沸騰させて、もやし、キャベツ、玉ねぎを煮て、ざるですくいます。
2.豚肉小間切れを伸ばして、しゃぶしゃぶ風に湯にさらして皿にとります。
3.麺を入れて、3分煮ます。(その間に、スープ用の器4個にそれぞれラーメンの粉スープと
長ネギの輪切りを入れておきます)
4.麺をざるですくい、水ですばやく冷やします。しっかり水を切ります。(スープに使います、
鍋のお湯は、捨てないようにしてください←野菜や肉、麺からのダシが出ているので貴重
です)
5.鍋のお湯を、用意しておいたスープ用の器に、200mlずつお湯を入れます(濃いスープに
します)。※ゴマを少しかけてみると美味しいかも・・・
6.1と2で煮ておいた、もやし、キャベツ、玉ねぎ、豚肉小間切れをスープ用の器に入れます。
7.麺を、スープにつけて野菜とお肉ともに美味しく召し上がります。
※スープは、濃い目に作り、濃い場合は残っているお湯を入れて調整してください。
<感 想>
1.作るのに手間がかかります。。。汗をかきます(袋めんの良さ「調理時間が短い」には、
このままでは、逆行します。。。)
2.麺にコシがなく、スープも麺にからまないのが残念(←ここが難点)
3.でも豊富な野菜と肉が入っているのでスープがとても美味しい
4.つけ麺なので、麺がのびないので、量を多く食べられる(夏場、食欲がなくてもイケます)
5.スープの温かさと麺の冷たさの絶妙な食感と清涼感で「夏の演出」もバッチリ
サッポロ一番みそラーメン味のつけ麺を食べてみたい方は、お試しあれ(でも感想を参考に)
そこで、サンヨー食品の商品開発の方にご提案です
(社内でだいぶ検討されたと思いますが)
期間限定で、ちゃんとした『サッポロ一番つけ麺』の販売を提案します。
即席麺ではできない、過去に売れなかったから、今市場にないのかは、わかりませんが・・・
●表皮や胚芽など小麦を丸々と粉にして、通常の麺よりもさらにコシの強い太めのやや縮れ
た麺にしてつけ麺用にすれば、スープが麺にからみ美味しくできるのでは・・・(小麦の高騰
でコスト?)
●スープは、サッポロ一番の各種スープをベースにして濃度をあげて、つけ麺専用にする。
●コストが合えば、かやくとして乾燥もやし、乾燥ねぎ、乾燥チャーシュー&しなちくも入ると作
るのに「調理時間も短く」なり即席麺の強みを出せます
●「アレンジして食べる楽しさがある」「スープがおいしい」という評価もクリアできます
<コンセプト>
『夏の思い出、そして絆のサッポロ一番 つけ麺』
「少年時代 井上陽水」をBGMに家族でつけ麺を楽しそうに食べている。
そして子供の絵日記には、サッポロ一番つけ麺をみんなで笑顔で食べているシーンの絵が映
し出される、ほのぼのとしたCM。恋人編もあっても良いと思います。
※ラーメンを食べた時の印象に残っているシーン「親、兄弟、子供など、家族と一緒に食べた時」
のイメージで訴求します。
<プレゼントキャンペーン>
サッポロ一番オリジナル・つけ麺用ざる&スープ碗の4個セット・プレゼントキャンペーン
そんな簡単に出来るとは思いませんが、来夏まで1年の開発期間はあります
発売されるのをお待ちしています
おまけ
「サッポロ一番 ピリ辛みそラーメン チゲ風」のアレンジ、
名づけて『サッポロ一番 スンドゥブ(豆腐)ピリ辛みそラーメン』のブログはこちらから