|
テーマ:母の日(6)
カテゴリ:日々のこと
夕ご飯を食べている時、息子がちょっと恥ずかしそうに言った。
「お母さん、今日友達といろいろ話していたら、みんな母の日に何かあげたみたいなんだ。 ・・・何か欲しいものとかある? お姉さん達がいいものあげていたし、・・・何か欲しいものあるなら言って。」 (友達があげていたからあげるんですかっ!!!) と内心思いながらも、でも、言えないよね~。 「今日の夕ご飯の洗いものして。それが一番助かる」 「わかった」 で、水をじゃあじゃあ出しながら、洗剤を山ほど使い、だけどきれいに洗ってくれました。 今夜は「豚肉のしょうが焼き」だったから油が多かったけど、なかなかやるじゃんって感じ。 今時、家事のできない男は相手にされないからね。 だけど、とっても嬉しかった。とっても、とっても。 あのね、私はアナタ(息子)に親孝行っていうか、そういうこと全く望んでないのね。 心身ともに健康で、友達を大切にする気持ちを持ち続けていてくれて、 そしていつか自立して自分で稼ぎ食べていく、そしていつか妻子を養い、 偉くなんかならなくていいから、家族仲良く暮らしていって欲しい、それだけなのね。 ・・・それってけっこう大変なことかもしれないけれど、 「モノ」というを形をアナタには決して望まない。 なぜなら、アナタは私に十分にいろいろなものをくれたから。 それは「夢」。 真暗になって帰宅する毎日、そりゃあ泥だらけユニフォームの洗濯は大変だった。 準夜が終わって、風呂場に山ほど置かれたユニフォームを見てめまいがしそうだった。 どんなに遅く帰宅しても、次の日早くても、絶対にそれだけはやらなきゃ寝られなかった。 最後の夏、高校三年の夏が終わる前、アナタのことが新聞に出た。 決勝打を打ったアナタのことが小さいながらも書かれていた。 そして、12月の野球部お別れ会で後輩にアナタが言ったこと。 「野球が続けられるのは、親のおかげ。それを忘れないで。」 かなり脳天気な親だけど、私はもう十分にアナタから親孝行をしてもらいました。 お金を出しても買えないものをくれました。 だから、もういいんです。ありがとね。 ・・・と言っては見たものの・・・クスクス。 建築勉強してるじゃん? ってことは、就職がどこになるかはわかんないけど、 もしかして!!!一戸建てを激安で建ててくれるんかなぁ。 学校で家とかも実習で建てたらしいから、きっとできるんじゃん? あー夢は膨らむ~、都内、それも世田谷に一戸建て♪ 今のマンションはくれてやるから一戸建てよろしく~♪ 突然ですが、我が家の動物の一人、いや一匹、フェレットの長女「リー」が、 本日18時前に永眠しました。享年7歳と半年。 いろいろありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|