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カテゴリ:Israel
先日、電車の中でクジラの母親くらいの年齢(?)のご婦人に席をお譲りし、お礼にキャンディを頂きました。世間話などをした後そのご婦人は電車を降りてゆかれました。ほんのひとときですが心温まる時間でした。
ふと、クジラがだいぶ今は昔、一年ほど滞在したイスラエルのことを思い出しました。 今はだいぶ人々の意識が変わったかどうか知りませんが、イスラエルでは若者は積極的にお年寄りに席を譲ります。バスが主な交通手段ですが、お年寄りや身体の不自由な人が乗車してくると小学生や中学生なども一斉に席を立って 「シェブ!」(座って)、「シュビー・ポー・ベバカシャー!」(ここに座ってください) などと口々に叫びます。ベビーカーを押した若いお母さんが乗ろうもんなら、乗車口の近くにいる若い衆やオジサンたちがサッと降りてみんなで「せーの!」とばかりにベビーカーの乗車を手伝います。 それが何か特別なことではなくて、日常ちゃめしごと…あ、いや日常茶飯事、ごくごくフツーの、当たり前のことなのでした。見ていてとても気持ちがすがすがしくなる光景でした。 ちなみにイスラエルでは「優先席」などはありませんでした。いや、そんなものを作る必要がないのかもしれません。そう言えば、仕事で住んだアメリカ(ボストン)でも見なかったな…。 日本も「優先席」なんぞ要らない国になればいいのに…と思ったクジラでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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