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カテゴリ:Israel
『ユダヤ人に学ぶ危機管理』 ■佐渡 龍己 著 ■PHP新書 ■2008年9月第1版第1刷 約2000年に国を失い、世界に離散したユダヤ人は、想像を絶する苦難に幾度も遭い、多大な犠牲を払いながら今日に至るまで繁栄を続けてきた。 いかにしてユダヤ人は生き延びることができたのか--- 聖書から導き出される問題解決の知恵。四方を敵に囲まれた環境ゆえのイスラエル軍の編成。テロリズムに対する全知能をかけた対処。家族を大切にする慣習…。 生き抜くことがユダヤ民族、家族、個人のレベルにおいて最重要課題であったユダヤ人の歴史には、危機管理のノウハウがつまっている。 (▲紹介文より) 前半は聖書の時代から近代に至るまで、後半は近代から現代にかけてのユダヤ人の歴史を概観する中で、安全、危機管理といった観点から具体的な事例を述べています。 特に後半は興味深かったです。 イスラエルにおける国防軍の位置づけや、平和に対する人々の考え方、テロに対する予防と被害者へのケアなど、 具体的に、また多くの視点から述べられています。勉強になりました。 イスラエル・パレスチナ問題に関してどちらが良い悪いという考えではなく、 あくまでイスラエルはどのような対処をしているという事実が具体的に記述されています。 そのような意味で現代イスラエルをよく知るための一つの手がかりとなるでしょう。 (200ページくらい、コンパクトにまとめられているので読みやすいです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.25 21:43:34
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