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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2024.02.26
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カテゴリ:社会問題

 今回(25)も、前回(19)以後の大イスタンブル市長選挙を巡る最新状況について紹介します。結論から申し上げますと、この1週間では大きな変化は生じていません。 

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 前回、「『もともとAKPの下請けとして野党の票を割るためだけに存在している小政党を除き、6本足のテーブルに参加していた4(DPだけはCHPを支持)DEM(中心的クルド系政党)は、昨年5月の大統領選挙の結果を受けて、{エルドーアン大統領が現役 (2028年の選挙にも立候補することが確実視されている) でいる限りはエルドーアン大統領を選挙で破ることはできない}と考え、ポスト・エルドーアン時代(エルドーアン大統領が引退/死亡した後)に向けて、最大のライバルとなると考えられるイマムオール大イスタンブル市長を潰すために、全力を傾けている』と説明していました(言い換えれば、バトルロイヤルの論理で、最強のレスラーを、残り全てのレスラーが協力して最初に潰そうという状況)。」と紹介しました。過去1週間で、この状況は全く変わっていません。

 先週は、月曜日に選挙管理委員会への立候補届が締め切られ、候補者がほぼ確定したという状況です(欠格事由があれば、正式候補者と認められません)。大イスタンブル市長選挙には無所属を含めて50人以上、大アンカラ市長選挙には40人弱の候補者が立候補しましたが、事実上、「AKP候補 対 CHP候補(イマムオール大イスタンブル市長とヤヴァシュ大アンカラ市長)」という状況に変化はありません。大イスタンブル市長選挙では、1つ大きな動きがありました。DEMの立候補届が、事実上、締め切り時刻を過ぎてから行われたようですが、DEM候補はイマムオール大イスタンブル市長の得票を減らすことが確実視されているため、夜9時頃まで選挙管理員会で何らかの作業が行われ(AKPの介入があった結果)、最終的には「DEMの立候補届は締め切り時刻までに行われた」という公式見解に行き着きました。一方で、CHP候補の届出は一部の地域で間に合わず、現役の区長の立候補が認めらえなかったという状況も発生しています(届出を行うことになっていた支部長が現れなかったようですが、内部抗争なのか、買収なのかは不明ですが、いずれにしても、普通の状況でないことは確実視されています)

 これ以外でも、与野党の論争は低次元で続いています。金鉱山ボタ山崩壊生き埋め事故に関しては、AKPの大イスタンブル市長候補であるクルム元環境・都市計画・気候変動大臣をはじめ、エネルギー天然資源省、環境・都市計画・気候変動による嘘の、あるいは現実を無視した発表のほか、環境評価報告書の判断材料の1つになっている「貯水池で保管されているシアン化合物の排水がユーフラテス川水系に混入する可能性は無い」という森林・村落省による嘘の水資源評価報告書が提出されていることも判明したそうです(この排水貯水池が何らかの事情で崩壊した場合、ユーフラテス川にシアン化合物が混入する可能性が高いことが判明しているそうです)。なお、クルム候補は、イマムオール大イスタンブル市長の過去5年間の業績を色々な面から批判していますが、クルム候補自身が元環境・都市計画・気候変動大臣、かつ、元TOKI(集合住宅公社)総裁であることから、トルコ全土で、引き渡し期限を大幅に過ぎた住宅開発計画、低所得者用と言って募集して手付金を徴収した後、最低賃金よりも大幅に高い毎月の返済額(発表時の20倍という例あり)になっている住宅開発計画など、“膨大な公約違反の実績”があることは、反政府系メディアでは頻繁に報道されているため、イスタンブルではかなり不人気となっているようです。12月には最低賃金、1月には公務員給与及び年金額が、トルコ社会の最大の関心事になっていましたが、TUIKの現実離れしたインフレ率の発表により、実際のインフレ率を大幅に下回った引上げしか行われず、特に「最低賃金労働者(=「全労働者の過半数」と言われています)」と「各種年金生活者(=こちらも最低年金を受給している人が過半数で、最低年金額を大きく上回る額を受け取っている人はごく一部という指摘もあります。)」の困窮ぶりが指摘されています。特に、1月及び2月の月間インフレ率が高かったため、1月末に行われた最低賃金の引上げの効果は、既にはほとんど失われたという指摘もあります。エルドーアン大統領の「過去22年間、国民をインフレに押しつぶさせなかった(=インフレ率を上回る収入増加を実現した)し、これからも押しつぶさせない」という有名なセリフがありますが、事実からほど遠いことは火を見るよりも明らかで、今や、それを信じている人はエルドーアン教徒の半数程度となっていると言えそうです。しかし、今週もいろいろな人が指摘していましたが、「1kgのひき肉を市価の半値程度で購入するために、アンカラ市やイスタンブル市でそれぞれ12ヶ所しかない肉・牛乳公社の直営店に、朝5時前から並んでいる年金生活者」のように、どれだけ虐げられても、それでもAKPに投票する人が後を絶たないだろうと指摘されています。その理由は先週も紹介しましたが、完璧な情報操作、あるいは情報発信を担う報道機関のほとんど全てを支配下に置いていることが大きなポイントになっています。なお、すっかり紹介するのを忘れていましたが、「“エルドーアン教徒”誕生の原因」は、エルドーアン大統領が大イスタンブル市長時代に行った演説が「国民の対立と分断を煽る」罪に当たるとして、禁固2年くらいの罪が確定して実際に収監されたこと、そして、役所、裁判所、大学を含む学校の「公的な場所」では国家公務員、裁判官・裁判所職員、教員、女子学生などのイスラム教のヘッドスカーフが禁止されていたことと言ったイスラムへの不当な圧力があったことが挙げられます。したがって、エルドーアン氏が政治の表舞台に出てきた段階では“イスラムの救世主”をいう打ち出しであったことは完全な事実です。そして、大イスタンブル市長に当選した当時と思われますが、今、ヤヴァシュ大アンカラ市長の呼び掛けている「公職者の財産公開」を、「自分(エルドーアン大統領)の財産はこの結婚指輪だけだ。もし、自分が大イスタンブル市長をやめたとき、それ以外の財産があればそれは不正を行った証拠だ」という発言で実行していました。今や、「アメリ政府が“アメリカにあるエルドーアン大統領の資産を調査する”と発言するだけで、エルドーアン大統領はアメリカ政府に対してありとあらゆる譲歩を行うようになった」と言われるほど、アメリカに莫大な隠し資産があると言われています。そして、これを含めた「外交におけるエルドーアン大統領のUターンの連発」を例に挙げて、「トルコの、あるいはエルドーアン大統領の外交政策を信用する人はいなくなった」と、いつも紹介している解説者は指摘していました。エルドーアン大統領の大得意のフレーズに、「(我々は、)どこからどこに来たか(どのような状況から、現在の状況に至ったか)」と、1990年代(エルドーアン大統領前の時代)2010年代(エルドーアン大統領全盛期?)を比べる発言を連発し、エルドーアン大統領は今回の選挙でも、「CHP政権時代には至る所で(物を求める)行列があったが、AKPになってから行列は解消された」と宣伝しています。が、現時点での事実は、「人々にはお金があるが買うものが無い(生産能力不足、輸入困難)時代から、人々には物を買うお金がなく、安いパン・肉を求めて行列ができる(貧困・富の不均衡)時代に変わっただけ」とう状態です(=「トルコでは1980年代に物を求める行列があったが、2020年代のトルコには安売りを求める行列ができている」)CHPをはじめ、多くの野党関係者も「どこから来て、どこに行き着いたか」というフレーズを頻繁に使うようになりました。前回も紹介しましたが、正しい情報に接することができない農村部を中心に、エルドーアン教徒はまだまだ存在し、結果として、AKPが強い地域はまだ広く存在していますが、イスタンブル、アンカラ、イズミルをはじめとする大都市、そして、エーゲ海、地中海岸を地域を中心に、徐々に「トルコの真実の姿」を理解する人が増え始めているように思われます(少なくとも、「トルコだけが異常に貧しく、上手く行っていないという事実」についての認識を持つ人が増えています)

 なお、トルコにおける支持率に関するアンケート調査は完全に信頼を失った状態ですが、地方選挙は国政選挙と違って、海外居住者には投票権が無い、野党が強い地域と弱い地域が明確化しているため、野党が強い地域では投票箱をはじめ、場合によっては選挙人名簿についても、国政選挙よりはしっかりと安全性を確保できると言われているため、「地方選挙は国政選挙と比べて、選挙結果の信ぴょう性はずっと高い(選挙の安全性は格段に確保しやすい)」と言われています。

今週もまだ、「イスタンブルではイマムオール大イスタンブル市長とクルムAKP候補が激しく競い合っている状況で、アンカラではヤヴァシュ大アンカラ市長がアルトゥノクAKP候補を大幅にリードしている状況」に変わりはないと考えられています。DEM支持者の中にも「クルム候補を利する結果になるためDEM候補には投票せず、イマムオール市長に投票する」と言う人が少なくないほか、新福祉党(YRP)候補が、不正、不平等(最低賃金、年金)及び高インフレなどの経済政策の失敗などの理由により、元々のAKP支持者からの支持を増やしている(支持者を奪い取っている)状態であり、ファーティヒ・エルバカンYRP党首自身も、「YRPが候補者を取り下げることはない。現時点では、2019年と同様に、ヤヴァシュ大アンカラ市長とイマムオール大イスタンブル市長が勝つ可能性が高いと見ている」と発言しました。意図はどうであれ、結果として「ほとんどすべての野党がイマムオール大イスタンブル市長の当選を妨害しようとしているのに対して、共和同盟の一部を構成しているYRPはクルム候補の当選を妨害しようとしている」という変則的な状況になっています。そのため、「“イスラムの救世主”が売りの1つであるエルドーアン大統領は、CHPをはじめとする野党からの批判は痛くも痒くもないが、イスラム支持者からの“イスラムへの裏切り”批判には非常に敏感に反応する状態になっている」という指摘もありました(エルドーアン大統領が演説しているAKPの集会で、「イスラエルとの貿易を直ちに停止せよ」とう横断幕が広げられましたが、あっという間に警備員によって回収されるという事件がその例と指摘されています)

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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。











 
















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Last updated  2024.02.26 22:08:28
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