なかなか減らない食品会社による産地偽装や表示偽装事件。2009年1月も良いペースで事件が発覚してます。これじゃあ去年をしのぐ勢いです。
株式会社オギノ(食品小売)・・・原料表示不適正・期限表示不適正
株式会社フジタコーポレーション(食品小売)・・・原料表示不適正・期限表示不適正
ヤマキ株式会社(水産加工)・・・原料表示不適正
マルトモ株式会社(水産加工)・・・原料表示不適正
まだまだあるけど、ココをチェックしてみて 食品偽装ドットコム
ヤマキといえば最大手のかつお節会社。2月6日付の記事には「ヤマキにかつお節のJASマーク除去命令」。記事によると、ヤマキはカビ付け作業を繰り返すことで風味を増した「枯れ節」とうたった商品を、 JASに定めた製法で作っていなかった。具体的には「独自製法で1回で済むようにしたってのが適合しなかったため」らしい、なので2chの反応は旧態依然のJAS法や政府を批判する意見もあった。
それはそれで理解できるけど、目の前にある法は順守しなければいけないと思う。じゃなきゃ仮に新しい法律が制定されてもそれを守る事ができないからね。そしてヤマキはそれを知っていたのは間違いない(JAS規格に違反)、さらにJASマークを偽装表示してしまった。新製法があるなら新製法を申請して、そのように表示をして販売するべきで2chなんかの政府批判を先に言うのは問題外(気持ちは分かるけど)。まず法律を守れ。
更に悪いのは罰則がない。「改善指示」???
改善指示だけで済むなら偽装しまくるよ俺なら。偽装天国日本だな。ぎゃくに摘発された会社は農水省にショバ代払わなかったからか(もしくは天下りを受け入れなかった)?とか思ってみたりもする。
もうひとつは青森県弘前市のリンゴ加工品製造販売会社「青森県果工」(現オノフーズ)の偽装表示事件。
「佐々木社長は退任、新代表取締役社長に前取締役の小野良仁氏が就任し、昨年12月から操業を一部再開している。同社によると、事件後に取引業者らから「県果工という社名や役員を一新するなどであれば応援したい」という声が上がり、佐々木前社長ら前役員は退任したが、佐々木前社長は残務処理や経営の立て直しのため相談役として残ったという。(陸奥新報より)
偽装を行った多くの企業が名前を変えて経営続行しているに違いない。この社長も何で会社に残ってるの?てかこういう企業は永久に追放すべき。取引先も取引先で長年の付き合いだかなんだか知らないけど、まだ取引するつもりなのか?
そこが信じがたいところ。日本にはそういうところがあると思う。
潔く謝罪すると大目に見るとか、大いに反省すれば許してしまう。謝罪も反省もしなくていいから思い刑罰で処罰して欲しい。食品偽装などの問題は「大量殺人未遂」級の犯罪だと思ってます。偽装を行った会社の追跡調査をして名前が代わっていないか、変わっていればどういう名前なのか知っておくべきだな。消費者なんかクソとも思っていない経営体質には腹が立ってしょうがない。
今のところ農林水産省がアホなので自衛策をとるしかないけれど、一番は問題のあった企業との取引をやめる。消費者はその会社の商品は買わない。そうすれば改善せざるを得ないのだから。