老老介護疲れ・・・、年老いた夫が寝たきりの妻を刺殺した後、自殺を図る。
「年取って、サーセン!」
こんな風にしか思えない老後って、そしてなんて国なんだろう。
イタリアにもいろいろ問題はあるけど、こんな悲しい事件はあまり聞かない、老後も夫婦仲良く自家製のソーセージ作りに励んだりして、近所におすそ分けをしたりする。
前置きが長くなったけど、以前にソーセージを作るのを手伝ったことがあります。なんでも自分で作らないと気がすまない田舎もの共と一緒にやった画像を少し。
↑パーツごとに切った後、さらに小さく切ってゆく
ばら肉はばら肉、皮など、用途に応じて切り分ける
豚足ももちろん。実家のある沖縄ではでは「テビチ」呼ばれている。
捨てるところはひとつも無かった。
細切れにした肉片をミンチにしてゆく、画像ではモーターつきなんだけど私が使ったやつは手で回すやつ。何で私だけ?こういうとき「なんで自動にしないの?」っとかたずねると、必ず「いや~、器械でやるよりもこのほうが絶対おいしいんだって!」とか言うけど、器械を買う金が無いのは一目瞭然。
これはレバーと肺かなんかを混ぜて作るソーセージ、ちぎっているのはパセリ、そのほかにも塩、胡椒、パプリカ、にんにくなどソーセージによって加えるものが若干違ってくる。
じゃんじゃん詰めてゆく。3時間くらい挽き器を回し続けるので結構疲れる。作業をしている横には暖炉があるので、おなかがすいたら作ったばかりのソーセージをそこで焼いて食べたりします。
↑salsiccia di fegato(レバーのソーセージ)
生のまま冷凍保存して食べるときに調理するやつと、天井につるして程よく乾燥したころに食べるやつの両方を作ります。
ソーセージ作りは真冬にやります。暑いとソーセージが腐っちゃうもんね。
ということで相変わらずエンゲル係数が高いままのボネッフロ村。
こんなのんびりした所でストレス感してる私が変なのか、この村が変なのか。なぜだ!(笑)