今雨が降っていて、雷が鳴り響いてます。夕立の多い最近のボネッフロです。早くすっきりと晴れてくれないかなあ。
天気ネタはおいといて、最近職場に「ガサ入れ」がありました。午前9時半ごろ7人の男がやってきて「ボンジョールノ!」とか言いながら職場にやってきていきなり周りを見回して一通り見終わったら。従業員全員個別に質問。
身分証明書の提出はもちろん、いつから働いているのか、収入はどれくらいなのか、一日何時間働くのかなど、そして会社の書類上のチェック。要は脱税や不法労働をしていないかなどのチェックなんだけど、7人で来ることは無いだろうが~、こんな小さな村の会社に。
彼らはGuardia di Finanzaと呼ばれる経済財務省の所属の「財務警察」。公道ではトラックなどを止めて積荷の検査などをしたりします。違法な積荷や麻薬の取引が行われていないかを検査するというわけ。私も色々質問されたけどとりあえず問題なかった。
イタリアにはこのほかにも「国家警察」のPolizia di Stato、「国家憲兵」で、国防省に所属しているCarabinieriなどがいるけど、Carabinieriは警察の仕事も兼ねているけど軍事組織的な一面も強い。
↑Polizia
↑carabinieri
↑guardia di finanza
最初Guardia di Finanzaが私を見たときは、不法就労の中国人と思ったに違いないな。最近ではイタリアも不法就労の中国人が多いので摘発に躍起になっているんだろうか。同じ村で働く友達(レストランと民宿経営)のところにも彼らのチェックが入ったそうだ。イタリアは脱税も多いから国を挙げて取り締まろうとしているのだろうけど、経済状態がこう悪くては皆脱税くらいするっちゅーのに、もう~。まずは国の無駄をどうにかしてからこういうことをやって欲しいね。これではイタリア人も弱いものいじめとしか思っていない。だから誰も協力的ではないのが実感。
ま、日本も似たようなものだろうけど、イタリアも日本も早く元気を取り戻して欲しいね。