イタリアいなかまち暮らし

突然ですが、実に突然ですが、過去に書き溜めてなぜかアップしなかった日記たちを、いまさらながら公表していきます。

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インド料理を食べてきた。
１年ぐらい前からずっと「近日インド料理はじめます」と看板がかかったままになったインド人経営のバール兼切り売りピザ屋があった。相方と別のピザ屋に行こうとしてその前を通りかかったら、とうとう「インド料理始めました」になっていたのだ。
この町の外国料理は中華料理１軒だけとフリーページの「カンポバッソとは」に書いたが、これでやっと他の外国料理が食べられる。と喜んで張り出されているメニューを見た。

が、品数が多すぎる。前菜、ナン、ブリヤーニ、タンドーリ、野菜料理、鳥、羊、シーフードの項目にそれぞれ５～８種類の品がある。
小さな店で、しかもインド料理を食べる人口なんか限られている町で、それだけのメニューの食材をマトモに用意してたら、ほとんどは腐らせてしまうだろー？しかもメニューの雰囲気からしてなんかファーストフード、チェーン店くさい。これはもうどっかですでに作った冷凍物を解凍して皿に乗せるだけじゃないかー？と一度はやめかけたが、「でもなぁ外で食べられるのはいつもピザか田舎料理だけなんだよな」などと迷って、とうとう「思い切ってリスクを犯してみるか」と決心して店に入った。
一階がバールと軽食でテーブルが１つだけ、２階がレストランという風になっていたが、２階のほうを見ると真っ暗で誰も居る気配がない。１階のテーブルで食事したいというと応じてくれた。

ナンと羊のブリヤニライスと鳥のカレーを食べた。味は意外となかなかよかった。しかしカレーは７ユーロ（約千円）、ブリヤニは８ユーロでそれぞれ非常に小さい分量だ。ナンなど１．５ユーロ（約２００円）で私の手のひらくらいの大きさだ。２口でなくなりそうなのであわててもう２枚注文した。
町の中心にあることを考慮しても割高な感じである。この町では座って注文するピザ屋でもマルゲリータ１枚３．５ユーロ前後で食べれる。インドカレーの材料はいつも家にそろっているだけに、しょっちゅう来ようという気は起きない。私たちはやはりいままでどおりエスニックはDIYというのは変わらないだろう。