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カテゴリ:フランス旅行
フランスのレストランで特にうれしかったのがサラダ。何がうれしいって、レタスが柔らかいサニーレタスっぽい感じのものを使っているからだ。サニーレタスの何がうれしいかって、イタリアではめったにお目にかからないのだ。イタリアで売っているレタスもいろいろあるが、ながぼそくてちょっと苦くてごわごわと硬く何か青臭くてワイルドな味のものが主流。他に丸くて柔らかいけどちょっと肉厚でこれまたワイルドな味のするものもある。何とかおいしいものはアイスバーグというシャリシャリした種類。サニーレタスは売っていることは売っているが、いつ見てもぼろぼろで買う気にならない。一度きれいで新鮮そうなのを買って持って帰って洗おうと一枚はがしたら、アブラムシだらけでのけぞってしまった。他のレタスも古くて汚いので実を言うとレタスを買うことは余りないのだ。
代わりに袋入りミックスサラダをよく買っている。これは袋から出して食べるだけなので便利だ。しかしこれはレタスだけでなくチコリーとかエンダイブとかいう、にがーい野菜も入っている。私は苦いとか酸っぱいが苦手だ。それに対してイタリア人は苦いものや酸っぱいものを喜んで食べている(好き嫌いのある人も多いが)。イタリアのレストランでミックスサラダを頼んでもこの組み合わせだ。苦いレタスに苦いエンダイブ。食べることは食べるが、余り楽しめない。 それに比べてフランスのサラダ!柔らかくて甘いサニーレタスがほとんどで、エンダイブは入っていてもちょこっと。もりもり食べれる!自分がこんなにサラダ好きだったなんて! なので移動日で昼ごはんを食べ損なったりしたらよくカフェでサラダ食べてた。ちなみに多くのレストランは午後2時を過ぎると入れてくれない。ちなみに私たちの腹時計はイタリアの食事時間(1時~2時開始)にセットされているので、おなかがすいてからレストランを探し始めて、つい決め損ねて結局逃してしまうことが何度かあった。 カフェのサラダがまたいい。いろいろ種類があるが、一品のものはどれもてんこ盛り。食事として頼むことが多かったせいか、いつもチーズやら卵やら肉やら、どしっとしたものが乗っかったものを選んでいた。イタリアではこういうバリエーションのサラダはなかなかないもの。 また、前菜もメインもよくサラダの上に乗っかってきて、それぞれ組み合わせを楽しめたのだが、一番印象に残ったのが、グラタンパイとサラダ。チーズたっぷりのポテトグラタンが、タルト生地に入ったこの田舎風パイを頼んだら、サラダの上に乗っかってて、え?と思ったけど一緒に口に入れたらものすごくハーモニーがおいしかった。フランスのチーズも買って帰ったのでこれはぜひリメイクしたい。きれいなサニーレタスが手に入ったら、だけど。 パン イタリアのパンやクロワッサンがいまいちおいしくないことは左のパンの項で述べている。なのでフランスではこれらも楽しんだ。フランスパンは食事をすると必ず出てきた。イタリアと同じく何もつけず料理と交互に食べるもののようだ。とはいえいつも料理でいっぱいいっぱいだったのであまり食べられなかったが。クロワッサンもどこで食べても十分おいしい。クロワッサンはフランスでの最初の朝、イタリアと同じくバールやカフェで売っていると思って探していたが見当たらない。聞いたらパン屋さんで買って持ち込むものらしい。 パン屋さんはブーランジュリーというらしい。パンだけじゃなくクロワッサンやチョコレートクロワッサン、日本でも見るようないろいろな菓子パンやタルト、甘いものだけじゃなくキッシュとかおかずパンもある。片っ端から全部試したかったが残念ながら他の食事を優先していたら全部は試せなかった。 ブーランジェリーはバゲットサンドも売っているが午後は休みなのか夏休みだからか、昼ごはんにブーランジェリーを見つけることは難しかった。少々高くなるがカフェのバゲットサンドもおいしい。 フランスではかならずバゲットサンドにレタスが入っているのもうれしい。多くの場合イタリアのサンドイッチ(パニーニ)にレタスは入ってないから。 あとバゲットサンドを食べていて気がついたのが、パンにバターが塗ってあること。さすがおフランス、芸が細かい。 イタリアではまあバターはイタリア人の敵なのでバターとは言わないが、オリーブオイルぐらいちょこっとたらして欲しいね。マヨネーズすら入ってないからパサパサするし。 コーヒー フランスのコーヒーカップはイタリアのものより微妙に大きいので、薄いのかと思っていたらそうでもないようだ。値段は一杯1.5ユーロ前後で、イタリア(80セント)よりちょっと高い程度。しかしカフェオレは3.5ユーロもして、イタリアのカプチーノの3倍近い。しばらくして見つけたのが「ノワゼット」という飲み方。イタリアのカフェマキャートのつもりで「牛乳ちょっと入れて」と頼んだら「ノワゼットですね」「ノワゼットというんですか」(会話は夫担当)という感じで知って以来、私はいつもこれだった。イタリアのマキャートより微妙に牛乳が多いのか、まろやかで飲みやすい、私好みの配合だからだ。値段はコーヒーと同じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.26 23:54:36
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