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カテゴリ:イタリアのお役所仕事
さて、家の広さの証明書も数日後に発行されて、ほかの書類とともにクエストゥーラに持っていった。指紋を採取します、と言われた。指紋は最初の滞在許可書を作るときにに採っていて、記録が残っているはずだけど、と(念のため)言うと、また違う種類のですから、と言われた。ちょっと待たされて呼ばれていってみるとそこには!パソコンにつながれた指紋採取機があった。小さいガラス窓に指を押し付けるとそのまま指紋がパソコンに採りこまれる。おお!なんだか(イタリアに似合わず)ハイテクだぞ。
両手の全指を採られた。しかし「映りが薄い」と言われてもう一回やり直し。「それでも薄い」と不満そうだったけどOKになった。なんだろう、寒くて手が乾燥していたからたしかに指先がつるつるすべるような感じがしていたし、毎日長時間水に触っているので指紋が磨り減っているのか? 滞在許可カードができるのは大体2ヵ月後で、出来ているか電話で確認してから来てください、ということだった。 実は、滞在許可申請書を送るときにもらった領収書を、滞在許可審査中の証拠なので大切に取っておくように言われたのにもかかわらず最近なくしてしまった(古い滞在許可書、保健書、日本の免許の翻訳証明、銀行カード、小額の現金と一緒に入れていたポーチごと消えた。ローマに出かけた数日後、ないのに気がついたから、すられてたのかも)ので、道での検問で滞在許可書を求められると何も見せられない。それを言うと、紛失届けを出せばいいですと言われた。 検問にはあまりあったことがないのでいいが、EU外に行って再入国するときに入国審査で滞在許可書を求められる場合がたまにあるので、海外に行く冬休みに間に合わないのが心配だが、紛失届けでまあだいじょうぶだろう。 そこで届け係に行くと、手続きの途中だと言うおばあさんが一人待っていて、係りの人はどこかにいっていて、いない。おばあさんと一緒に15分くらい待ったのだが誰も来ないし、インターネットでも出来るよと言うポスターを見たので、そのまま帰った。 しかしインターネットのサイトを見たらまず登録しなければならなくてめんどうなのでまた何日か後にもう一度行ってみた。今度はすぐに入れたし、係りの人も人当たりがよくてなんかけっこう和やかな雰囲気で、また官僚仕事・・・いやだなあと思っていたのが、あれ?という感じでスムーズにいった。紛失届けが滞在許可書の代わりになるかどうかはわからないようだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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