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イタリアいなかまち暮らし

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2008.05.18
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カテゴリ:旅行・レジャー
母が私の誕生日にと何やら船便で荷物を送ってくれるというので、ついでに欲しいものを入れてもらおうかとあれやこれやネットショッピングしていた。朝来たらパソコンの前にぴたっと張り付いてて、仕事しながらもチェックして、そんな日が4日ぐらい続いて夫はあきれている。

というわけで遅れてしまったがローマの続き。

いままで何年もイタリアに住みながらローマでは買い物しかしたことがない。この機会にローマという街をもうちょっとよく見てやろうと考えて1泊旅行としたのだ。
ローマでどこに行こうか、遺跡や教会や美術にあまり熱い興味のない私たちはいろいろ考えていた。唯一の参考は私の地球の歩き方イタリア2002年版だが、やはりローマというと遺跡と教会と美術館しかない。
しかしローマ文化博物館というものがあるのを見つけた。

ちなみに文化博物館というと、私は大阪の万博公園の民族博物館が好きで、同じ大阪といえど実家からは片道約2時間かかるのだが、4回も行ったことがある。これがなかなか大きくてじっくり見ていると最後までたどり着けないからだ。視聴覚設備もあって、文化に関する短いドキュメンタリービデオがそろっている。さらに別棟に展示会もあって何ヶ月かごとに内容が変わる。大阪に住み続けていたら多分もっと行っていただろう。文化に興味がある人にはおすすめである。来館者は遠足の子供たちくらいしかいないが、もったいないことだ。

そこには夫も一度連れて行った。それがあったので、ローマ文化博物館は(聞いたことがなかったそうだが)「楽しめるんじゃない?」とお勧めしてきた。
しかし本での扱いは非常に小さくて、EURという地区にあるというだけで住所さえ載っていない。それでインターネットで住所と開館時間を調べたところ・・・なんと日曜日は13時半で閉館、月曜は休み!ちなみに他の日も14時まで。市民をなめている。よほど来館者がないのか? 日曜日のカンポバッソ朝8時半発の電車に乗って行くと、直行しても1時間くらいしか見学できない。その前の電車は朝5時半発である。

ホームページを見てもそこまでして見たいと思うような印象を感じなかったので、却下。

用事は月曜の午前にあてているので、有効な時間が日曜の午後と月曜の午後しかなくて、昼食も下調べしたところに行ってゆっくりしたかったので、そもそもじっくり観光というわけには行かない。しかもほとんどの博物館が月曜日は休みである。

結局日曜日、昼食を食べ終えて、予約したホステルにチェックインして一息ついて、さあどうしようかというところで、遺跡の間の草の上にでも座ってマッタリしようと言うことで、フォロロマーノに行ってみた。手元の地球の歩き方によると無料ということでもあるし、と。で、入り口までの長い道のりを歩いて歩いてたどり着くと・・・なんと、入場料12ユーロ!!やはり6年前の歩き方は頼りにならない。しかし6年前は無料なところが一気に12ユーロとは、ベラボウである。またしても市民・旅行者をなめたローマ市である。

散歩がてらマッタリしに来ただけなのに12ユーロも払えるか!と即効却下。

非常に広い遺跡なので、一度入るなら弁当でも持って行って一日中居座るのが、高い入場料のもとも取れる使い方だろう。
そのときは時間もすでに4時に迫っていた。結局またバスに乗って近くのチルコマッシモに行った。だだっぴろい昔の運動場で、いまも単なる広場である。ここばかりは利用自由なのでやっとまったりしたが、夕方になり始めたのでそう長くはいなかった。

やはり遺跡もひとつくらい軽く見ておこうと思って、月曜日の午後はカラカラ浴場に行ってみた。ここも月曜は14時までで、1時間しかなかったけど、充分回れた。しかし浴場の建物としてはほんとに大きい。古代の巨大浴場コンプレックス跡という感じか。もっと想像復元図を沢山作っておいて欲しかったが。入場は6ユーロ。これでも高い・・・。ローマ市よ、ぼったくりすぎ!!

今回泊まったのは予約サイト(ホステルワールド)に載ってたホステル、ツイン64ユーロ(トイレシャワー共同)。以前にも泊まったことがあるが、レビューどおりかなりアットホームで、旅行者同士で話しやすい雰囲気で、スタッフもなかなかいい。ただし二人の常駐スタッフは英語圏の人で、客も英語圏の人が多い。スタッフは英語の人とはすぐ仲良くなってぺっちゃくっちゃしゃべりまくってる割に英語圏外の人(つまりゆっくり話さなきゃわからないような人)に対しては、勝手にくつろいでおいてって感じだった。
まあそれもわかるような気がする。私もローマでホステルやってたら、日本語ばかりでしゃべって外国人そっちのけだろう。
それに私、早口の英語、口語表現、ぜんぜんわかりません。普段夫と英語で会話してるのに、英語圏人同士の会話には ( ゚Д゚)ポカーン として一言も割り込めませんでした。(割り込む積極性ももってないし)いかに貧相な言語で夫とコミュニケーションをとっているか・・・痛く感じた。

しかしいろいろ調べてはいるけど、ローマは二人一部屋がどんなに安くても60ユーロ以上する。そんな出費気軽にしょっちゅうするわけにはいかないからいつも日帰りだ。と、言いながら次はドミにしよっかなと考えてる私。ドミなら一人15ユーロくらいからあるので、半額ですむし。

毎度恒例のことだが、最後にはヴィットリオ広場付近で買出し。電車で行くときは生鮮食品を中心に買う。米とか買いだめできるものは車で大量買いに行くから。

しかし行ったら市場が閉まっていたので蕪や大根や白菜は買えなかった。残念。
いつもの中華食材屋でチンゲンサイ、モヤシ、豆腐、インスタントラーメンを、インド食材屋で豆のスナック(インドではまったので)やらスパイス類を買った。
そしてインド人エリアから広場に戻る道で、いままで入ったことのない中華食材屋を見つけ、今まで手に入らないと思っていたゆずポン(高いけど)とそのまま食べられるザーサイ(缶入りの奴は他でも売ってるけど、塩抜きしなければならない)を見つけて購入した。
その後さらにテルミニ駅でマクドをお持ち帰りして、夕方5時の列車で帰った。





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Last updated  2008.05.19 01:54:22
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