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テーマ:ヨーロッパ旅行(4253)
カテゴリ:ベルリン旅行
ベルリンは食い倒れの街
ベルリンの外食事情は非常に豊かだ。なんせいろんな国の本格料理のレストランがどこにでもあり、軽食、ビアホール、レストラン、カフェと形態もさまざまだが、たいてい1食3~10ユーロという値段でおなかがいっぱいになる。その上どの店もたいがいは生ビールがあって、どの国の本格料理でも極上の生ビールとともに食べられてしまうと言う、夫のようなビール好きには天国みたいなところ。 英語のガイドブックに書いてたけど、ベルリン子が家で手料理を作るのは、人を招くなどの特別な機会だけ。昼はランチセット、夜は友人とビアガーデン、さらに帰宅の途中で夜食にケバブサンド・・・というベルリンライフらしい。 まさに外食天国。まちの中に実に多い飲食店の数を見ても、そんな生活がうかがえる。 さらに日曜日は多くの店がビュッフェ(バイキング)形式のブランチをやっていて、みんながそうやって過ごすと言う話も載っている。 実はこの本は着いてしばらくしてから買ったので、この話は知らなかった。 着いた夜の次の日が日曜日で、ちょっと遅く起きて昼ごはんを食べにレストラン街を歩いてみると・・・どのレストランもむっちゃこんでる!しかもみんなビュッフェ!ちょっと圧巻だった。 しかし「ブランチ」というだけあってほぼどの店も、チーズとハム、サラミが多くて、他は温かい料理が何種類か、と言う感じだった。まあ最初の取っ掛かりとしてはこれもいいか、と入ってみたら、悪くはなかった。 それにしても、南イタリアの、若い夫婦でも外食は週に1,2回、それも選択肢はピッツァか、パスタとメインか、のイタリア料理のみ、日曜日は実家で母親の手料理を食べる日、老年夫婦などは外食なんて年に数回の結婚式とかパーティくらい、なんて人々には想像もつかない生活! いきなりこの日曜のレストランの繁盛ぶりに、カルチャーショックで圧倒されたわ。 ------ ところでドイツのレストランは一皿が大きい。一皿で一食が済むようになっている。エスニックでもケバブでもドイツ料理でも同じ。私はよく食べるんだけど、夫が小食な上に大好きなビールばっかり飲んでらっしゃったので全然食べない!ちょっと食べて「おなかいっぱい」で、いつも私が残飯片付け役でした。大盛りの皿見るだけでおなかいっぱいになるのかな?だから毎回二人で一品って調子で、あまり多くのものは試せなかった。まあ間食、夜食はちょこちょこしてたけど。 イタリアと大変違うのが、多くのレストランが昼食から夕食の間も開いていて食事が出来ること。そして多くのレストランで飲み物だけの利用、つまりカフェとして利用ができるということ。日本と同じだ。 レストランは結構かたまって建っていて、飲食店街があちこちにある。それはたいていいろんな料理のレストランが混在したもの。外見からはなかなかわからなかったけど、多いのはカフェレストランスタイルの、無国籍料理だろうか。そしてアラブ料理、ベトナム料理、インド料理、イタリア料理は必ずあった。ベトナム、タイ、中国料理とさらに「スシ」はしばしば同じ店が兼ねている。純粋なドイツ料理は探そうと思って探すとなかなかないくせに、探してないときには出くわす。つまり多くはないってことだ。 唯一ドイツ料理店がかたまっているのが、ニコライ教会と川に挟まれたエリア。Google地図参照。 しかし観光客向けと言う感じは否めない。 ドイツ料理はやはり出くわす機会が少なかったせいもあるし、ボリュームの大きい肉が中心で、不健康に思ってしまうせいもあって、結局あまり食べなかった。 値段は量を考えると安い!ケバブサンド2.5ユーロ前後、ベトナムやきそば安くて3ユーロからで、私一人だったらおなかいっぱいになるくらい。 あ、3ユーロって円にするともう500円近いのかぁ・・・牛丼と同じか。全然安くないなあ。 ドイツ料理 ドイツ料理のメインディッシュはたいてい10ユーロ前後。メインは必ず主食のジャガイモともう一つ二つつけあわせが同じ皿に載ってて、(イタリアだったらpiatto unicoってやつ)つまり一皿で用が足りて他に何もいらない。 イタリアだったら肉料理頼んだら肉だけ皿にデン!と乗っかってくるから(魚も同じ)、つい野菜も別に頼んじゃうんだけど、そしたら安くても合計10ユーロにはなる。プラス席代が1~2ユーロ。それにイタリアでは主食は席代に含まれる食べ放題パンだけど、ジャガイモを頼んだとしたらまた2,3ユーロ+になるから、それを考えればベルリンはやっぱり安い。 典型的ドイツレストランのメイン料理の量は私一人だったら食べきれない量だった。上品そうな場所ほどひと皿の量が減るのは、イタリアも同じかな。 ベルリン料理というとアイスバイン。豚のすね肉を漬け込んでから、茹でるか、オーブンで焼くかしたもの。下調べしたサイトにもガイドブックにも「滞在中一度食べれば充分な代物」って感じの評価だったんだけど、私は別に何度食べてもいいじゃんと思った。結構おいしかったから、二人で分けたからかもしれないけど、それに私がお肉大好きだからかもしれないけど、全然嫌にはならなかった。って、やっぱりいろんなもの試したいので結局一度しか食べなかったけど。 私たちの食べたのは茹でたのだった。たいがいのドイツ料理レストランにはこの料理置いてあったけど、食べてる人盗み見する限りどれも茹でたのだった。 それに対して肉屋のデリコーナーとかでも売っているそれは、どれもこんがりしたオーブン焼き。オーブン焼きも一切れ試してみたいなと思いつつ、ついつい機会を逃してしまって、今になって悔しい。 eisbein アイスバイン と、ザウアークラウトに、茹でジャガイモ、豆のピューレの付け合せ。10ユーロくらいだった。 生みたいに見えるけど火は完全に通っている。 名物料理は他にも豚肉の燻製がある。これも試してみる価値はある。 Kasseler Rippen 豚肉の燻製 ちょうど行ったときPfifferlingeというきのこが旬で、どのレストランも店の前の黒板にこのきのこ料理のメニューを書いていた。 一度食べてみた。味も匂いも特に変わったものではないが、きのこらしいよい香りで、すばらしいのがこりこりした歯ざわりである。スーパーではKgあたり6~7ユーロ。きのこにしてはちょっとした高級品。 (すんません生のPfifferlingeの写真取るの忘れた。) 夫によると北イタリアにもよく似たきのこがあるそうで、gallinaciという名前。 このPfifferlingeの発音だが、まあ見たとおりにプフィフェルリンゲと読むようで、言いにくいのなんのって。がんばって店員さん相手に言って見たが、相方は後で「つば飛んでたぞ」とげらげら笑ってた。確かにぽんぽんつばが飛びそうな発音だけど・・・。 後で地元の人に聞いたら、P はほんとに軽く軽くでよくて、息を吐かない音で、ほとんど聞こえないので、難しかったら「フィファリンゲ」といっても充分通じるというアドバイスをもらった。・・・先に聞いときゃよかった・・・。 レストランにて、Pfifferlingeソースで食べる、パンの団子。ソースは良かったけど、団子はちょっと・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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