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イタリアいなかまち暮らし

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2009.03.27
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(続き)

他のワカモレソースとメキシカンサルサ、ヨーグルトソース(グリークソース)は、「これにはこれをつけて」っていう対象がなかったためか、あまり減らずじまい。ナチョスでも出しとけばよかった。うちらにしてみればなんにでもつけて!って感覚なんだけど、やっぱソース慣れしていないのか、言われなかったらつけないんだねみんな。ちょっと余計な労力だったかな。

さてここで、みんなに大人気で、唯一最後の1滴までなくなったソースを発表します。

スティックサラダに添えたフィラデルフィアとわさびのディップ
ややぶれてますが

2009-photo 175.jpg
左のディップはツナマヨ、右がフィラデルフィア
野菜はセロリ、にんじん、キュウリ、フェンネル(ウイキョウ)。(イチゴは余計。夫が勝手に「いろどりに」と添えた。)

レシピは、フィラデルフィアチーズにわさびと昆布茶を混ぜるという、これもネットで拾った簡単レシピ。滑らかにするために牛乳をひとさじ入れてから混ぜた。
ヨーグルトにわさびもおいしいって、このブログで教えてもらったこともあるんだけど、今回は安売りされていたフィラデルフィアが買いおきであったので。
添えた紙切れにはFORMAGGIO CON RAFANOって書いた。昆布茶は説明が面倒なのと、海草に抵抗感をもたれそうなので、なかったことに(笑) わさびはWASABIでわかる人いなさそうなのでRAFANO(西洋わさび)ってことで。国旗はなんにしようか迷ったけど、勝手に適当にイギリス。西洋わさびをよく使うらしいから。

いや、なんでしょう、フィラデルフィアのこってりだけど爽やか感と、わさびのツーンと、昆布茶(これほとんど化学調味料だよね)のうまみと、生野菜のフレッシュ感が、イタリア人に受けたんでしょうか。ツナマヨディップは残ってたのにこれは全部なくなってた。

そうだねイタリア人って、チーズみたいにもったりこってりしたものが好きなのに、酸味の爽やかさも求めるし、蕪の花というややツーンと鼻に来るものも喜んで食べてるので、好きじゃないかと思って作ったんだわ。

それよりスティックサラダ、一応PINZIMONIOと呼ばれてイタリア料理にもあるんだけど、あまりこの田舎で見たこともない。最初は候補に上がりながらちょっと疑念もあった。

まず、イタリア人は生セロリとか食べなさそう。キュウリも胃に悪いと言って夜は食べないらしい。
次に、イタリア人はタダメシのときは野菜は後回し。肉だけ荒らすように食べるんじゃないか。

まあ余裕があったら作ろうと思ってたものだったのだ。結局時間もあって、ディップも、このフィラデルフィアももう一つのツナマヨも簡単でぱぱっと作れたので出すことにした。だれも手をつけないんじゃないかと疑いながら。

そしたら、意外にも完売。食べつくされた。お肉は余ったのに。
やはり肉攻撃がすぎてお年寄りはうんざりしたのか、それともディップが相当気に入られたのか。私がイタリア人を疑いすぎか(てか失礼だなワシ(笑))
何より驚いたのが、好き嫌いが激しい私たちのたった一人の甥が、「生野菜は食べない」と言っていたにもかかわらず、このディップでぽりぽり食べていたことだ。

つ、作っといて良かった(T_T)

私の持論「イタリアの野菜の食べ方じゃ、子供も野菜嫌いになるわ」があたったかな。
塩とオリーブ油、酢(場合により)だけで食べる。野菜は野菜だけで食べ、肉と混ぜちゃわない。あくまで副菜、添え物。ってのが多くの野菜の食べ方だから。結構大人の味覚を持ってなきゃ、野菜のクセって楽しめないよね。私もおこちゃま味覚なので、イタリア式の野菜はあまり食べない。例外はありますよ、メランザーナパルミジャーナみたいにチーズやトマトでたっぷり味付けしたものは死ぬほどうまい。

話がそれたが、そんなこんなで、はっきり気に入られたと分かったのはこれ一品だったけど、変わった趣向もおおむね好評だったかな。目新しさが印象に残るだろうなとは思う。「俺は新しい世界に身を投げ出すぞ!」と大げさに言いながら食べる人も。

そうそう、最後のほう、しゃぶしゃぶ鍋の中の凝縮されどろどろ特濃スープになった液体は・・・うっかりしてて捨てられちゃった(T_T)
私、妹が鍋からはずすのを見てながら、それからどうするのか考えなかったから当然ですわ。「役目がすんだもの→捨てる」と考えるのはしょうがないかなと。

その後無事デザートへと突入。全部妹の手作りで、フルーツポンチ、クルミのケーキ、桃の形をしたプチケーキ、それに、義父の若いころの白黒写真に結構長めのメッセージが書かれたメインのケーキ登場。イタリアではこういう写真を使ったケーキも可能で、ケーキ屋さんに写真を持っていくと、食用インクでデンプンの紙?ミルクせんべいみたいなやつに印刷してくれるわけ。で、ケーキ屋さんでケーキを作ってもらってもいいし、妹の場合はそれだけ持って帰って自分でケーキ作ったんだけど。

いやー、すごいパーティになったね。よかったねお義父さん。
ていうかここまで用意してくれた妹夫婦、頭が上がりませんわ。部屋にはパーティ用の飾りつけもきれいにちゃんとしてあったし。私なんか人を呼ぶ前に自分の家(しかも妹の家の10分の1くらいしかない)かたずけるのが面倒でお茶にさえ呼ばなくて、店が応接間代わりですんませんって感じ。

相方は久しぶりにいとこに会って、喜んでしゃべって飲んでかつ焼き鳥もして・・・後から「おなかすいた」って、食ってなかったのか・・・。あ、私もしゃぶしゃぶ味見してなかったっけ。
みんなイタリア人らしく歌なんか歌って、そらで歌えるからイタリア人にカラオケセットはいらないとか思った。でもおとなしく11時には退散していってほっとした。この晩は実家に泊まった。次の日テルモリにでも寄って帰ろうと思ってたんだけど・・・その話はまた今度。

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Last updated  2009.03.28 00:29:06
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