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カテゴリ:栄養雑学
鉄Fe
鉄が不足すると貧血になりやすいというのは、血液中のヘモグロミンが、肺から酸素を血液を通って供給しているときの、成分として鉄が必要だからです。貧血は全身を酸素不足にし活性(毒性〕酸素の発生の条件をつくったり、ガンの勢力を強めるなど、諸悪の根源です。 他には筋肉中のエネルギー生産に関係しているミオグロミンの成分、細胞中のチトクロームの成分としてエネルギー生産に関わっています。 鉄は出血や発汗で失われやすいのに吸取が難しいミネラルてす。必要量の少ない鉄分ですが、人間の場合鉄の腸での吸収率は10%ですから、必要量の10倍を検討しなければなりません。 特にカルシウム、リンが多いと、鉄の吸取は妨害されます。ビタミンCは鉄の吸収を助けます。 鉄分はビタミンB群の適切な代謝のために必要ですが、硫酸鉄(硫化第一鉄)としての摂取はビタミンEを壊す為に動物に与える場合には控えたほうがいいです。人間の場合のサプリメントにも多く含まれていますが、最低8時間は空けるようにアドバイスがされている成分です。そのため、どの動物にも成分表に記載されていない事を確認する必要があります。 欠乏症 疲れっぽく、息切れ、めまい、顔色不臭、ダルイ、朝起きにくいといった症状に悩まされます。 イライラしやすく、怒りつ目くなります鼻何らかの事惜で胃を手術でとってしまった人は、金はじめミネラルの吸収が悪くなっているので、毛髪分析を定期的に受けることをおすすめします。鉄分不足の調理器具の何かつを、ほおっておくとさびる鉄のも 亜鉛Zn 体内の200以上もの酵素の生成に関与 インスリンの構成物質 ビタミンCと共にコラーゲンの生成に関与 SODの活性化に関与 不妊症の解消 成長促進 欠乏症 前立腺肥大 食品中に含まれる亜鉛はほとんど加工の過程でそこなわれる。 亜鉛は他のどのミネラルより多種類の酵素の活性化に幅広く関与しており、生命の維持にどうしても必要なミネラルです。 免疫 また亜鉛は、体に不断に侵人してくるウィルスや細菌と闘う免疫システムの活性化に必要なミネラルです。亜鉛が不足すると、白血球を細胞性免疫で働くようT型化する胸腺が萎縮してしまい、白血球T型化がうまくいかなくなります。亜鉛をサプリメントで充分とっていると、いったん萎縮した胸腺も再びふっくらしてくることが動物実験ではわかっています。 亜鉛不足の人の免疫力が弱くなってカゼからガンまで病気にかかりやすいのは、免疫力が弱くなるためです。免投力が弱いということは、生命力、自然治療能カが弱いということです。亜鉛をサブリメントで捕いましょうというと、「鉛」という字があるので何か鉛と関係があるのかと心配する人がいますが、全く関係ありまぜん。 生理作用 よく風邪は万病のもとといわれますが、カゼのウィルスさえ撃退できないほどの弱い免疫カだと、他の病気にも感染されやすいということです。 病気のウィルスなどは鼻の一番奥・鼻咽喉(ノドチンコの裏上側)にたいていの人がおこしている炎症部分から侵入します。ネブローゼなどもそうです。 銅は鉄と共にヘモグロビン合成に機能します。 ヨウ素 その多くが甲状腺の中で機能していることを知られているミネラルです。甲状腺ホルモンのチロキシン・トリヨードチロニンの構成要素になっています。肝臓内でカロテンがビタミンAに変換するのに関わっています。三大栄養素の代謝に働いています。 ヨウ素は海藻類に多く含まれています。 欠乏症 ホルモンの合成が停滞するため、代謝機能が弱まります。だるさや低血圧もあり、人間の場合ヨウ素不足は鉄分、ビタミンAと共に世界の三大栄養素欠乏症の一つです。しかし、海産物に多く含まれていますから、幸いにも日本では欠乏する事のない栄養素です。 過剰症は甲状腺異常を引き起こします。 マンガン タンパク質の代謝にかかわり、SODの構成成分です。この他コレステロール、性ホルモン、インスリン、チロキシンの生成、免疫などに働きかけています。 このため、マンガンが不足すると、骨軟骨組織の発育不全、インスリンの合成不足、甲状腺ホルモンの合成不良が起こります。エネルギー不足でつかれやすい、体重減少などの症状が出てきます。 クロム(クロニウム) 6価クロムは有害な汚染物質ですが、3価クロムは糖質、脂質を代謝することで有益な働きをしています。さらにインスリンの働きを助ける物質となります。 欠乏症 血糖値の上昇・体重減少・抹消神経炎など 糖尿病・動脈硬化なども言われていますから注意しましょう。 少量があれば良い栄養素ですが摂取しにくいと言う難点があります。 コバルト 放射性物資として知られているコバルト60と言う元素の同位体で、このコバルトにはビタミンB12の構成に重要な元素でが、基本的に体内で合成する事はできません。 モリブデン 硝酸や亜硫酸還元酵素、アルデヒド酸化酵素などを構成する物質として関わっている点で、鉄の造血作用や、ブドウ糖や脂肪の代謝に機能しています。 セレニウム 有害な過酸化脂質を破壊する強い抗酸化作用を持っている元素です。この性質は細胞膜の酸化を防ぎ、癌を予防し、エネルギー生産の元になるATPの生成に関わる重要な働きをします。さらにビタミンQの精製を助けます。 ケイ素 歯、骨、爪に多いミネラルで、コラーゲンを束ね結合組織の強化を していると考えられています。 そのため不足すると、爪が割れ、抜け毛の傾向などの症状が出てきます。 フッ素 フッ化カルシウムとして歯の表面に少量存在し、歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防し、さらに骨を丈夫にします。 バナジウム アミノ酸有害物質を制御します。脂質を代謝します。 興味ある実験仮定の報告では、インスリン依存型の糖尿病の際、インスリンと似た作用をし、血糖を正常にする働きの為、関係ある場合には獣医師と相談する事も良いかもしれません。 ニッケル 尿素を分解するときの酵素の構成物質になります。鉄の吸収を促進し、ホルモン分泌に関与します。 リチウム 生体のリズムを変化させ、血圧を下げ、白血球を増加させる。 ゲルマニウム 抗癌作用のあるインターフェロンを生成させる元素で、免疫を高める働きをします。 欠乏症 カルシウム 骨軟骨症、骨粗鬆症、歯の発育不全、小児発育不全、くる病、痙攣、動悸、不眠症、神経症、爪がもろくなる、 マグネシウム カルシウム吸収する力が衰え、カリウムの細胞内保持に影響。心臓の不整脈、腎不全、狭心症、筋衰弱、手足の震え、痙攣、便秘、さらにマグネシウム不足が高じて、血栓性、動脈硬化、てんかん、ブドウ糖不耐性を起こす。 亜鉛 血糖値が上昇し、糖尿病を引き起こす、体毛の成長の遅れ、抜け毛、皮膚がもろくなり、、湿疹、傷の回復の遅れ、 マンガン セレニウム 過酸化脂質が増大し、心筋梗塞を引き起こす。肝臓壊死、癌にもつながる。 銅 塩素 塩を摂る事で充分の量です。内陸地の動物などでは、塩分を摂取できない環境のため、塩の成分を消費しない体の仕組みになっている動物もいます。こういった動物には特に塩分は控えましょう。 摂取できる栄養素の紹介 銅 牡蠣(カキ)5個には2mg以上 ヨウ素 昆布1gで1MG以上 マンガン 玄米170gで3・3mg以上 ミネラルのまとめ これまでミネラルの各働きを見てきました。とても優秀な働きをしているという事を知っていただけたでしょう。果物にも、肉にもそれぞれのミネラルが含まれていますから、充分摂取できる用にしたいものです。 過剰症が怖い栄養素ですから、ミネラルのサプリメントを取るときには専門家の指導のもと、専門製品を利用しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.09 21:59:58
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