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いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

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2018.09.04
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カテゴリ:栄養雑学
気が付いたことがあります。


 私のお話していることはかなり先進的な情報を発信しているってことが。



  フェレットだから遅れているのかな?と思っていたことも、
いや、犬猫の分野としても私はかなり知っている。段階なんだってことが。



 というのも、犬猫の栄養学を書いた本が増えてきています。
そして獣医師が書いている本もあります。

 でも、私の方が情報の一歩先を知っていることがいくつもあるからです。


 というのも、世の中に存在している日本語の本は
国会図書館で目にできますでしょ。
国会図書館でパソコンで検索をすれば
本の中に書かれているキーワードで本を選び出せもします。
そしてたくさんの本を出して読んできました。


 獣医師向けの栄養学の本もいくつもあります。
ただこれは人間の栄養学の本に似た書き方で書かれていて、
そこに動物ごとの特性が書き加えられているようなイメージの本が
多いと思います。


 一般向けに栄養学を説明する本も、
栄養学の知識を書き入れた本も
増えてきています。

 そこでもその知識は学問的に古いよなーと
言うのが最近の発行の本でも多々あります。

 そういうところに細かく気が付いて
他の本ではその意見を否定されいることがあるよ。
という知識が頭に浮かぶので、その著者よりも
ある部分では私の方が情報を持っているんだなと
認識するようになりました。まあ、20年間、男が一生懸命やっていれば
それなりにはなってもいいと思います。


 前に、フェレットのカラーで、フェレットを知らない人にとっては
一般色のセーブルさえ珍しいと感じますし、
マニア向けと言われるようなカラーと模様のレア差は
普通の人では気が付かないこともあるでしょう。


  栄養学の知識もそんなレア差があるんだろうなーと感じたわけです。


 ただ、そんな感想ですが。



 手作り食の本を読んでいると
「肉食動物はタンパク質から糖を作るので糖質は必要ない」

と、いくつも書かれてありました。



 同じ糖新生(糖を作る作用)なのですが、見方を変えると
「タンパク質の節約」の働きが糖質にあります。


 そのことについて書いてないし、
同じ仕組みの中の理解の仕方なので
著者はわかっているのか、わかっていないのかわかりかねますが、
「タンパク質の節約」について
以前、猫の腎臓病についての記事で投稿しています。


 このタンパク質の節約については
大学で受けた講義で出てきた話で
文献を持って説明を受けた記憶がある他
本で読んだことがない知識であります。


 日常のことなので特別意識をする必要がないのかもしれません。
が、そこは大学での授業・・・動物実験のデーターを元に
講義が続きました。探せばすぐに資料は出てきそうですが。

 <資料を広げていたら魅入ってしまった時間経過してしまいまして、
作文の勢いがなくなるかもしれませんが、続けます>



 講義で2年間かな?タンパク質アミノ酸について中心的に受講していました。
もちろん他の授業では違うことを聴いていましたが。


 そこで、タンパク質とアミノ酸について学べたことはとても大きい
違いがあったと感じています。先生もいい先生でしたし、
専門分野の先生でしたから、突っ込んだ質問にもお答えいただいたので
そのことが皆さんにも情報として反映されています。<よかったですね>



 そこで、「糖質がタンパク質を節約する。」これはタンパク質からの目線で
そういう表現になっているので、このタンパク質がわからの目線がないと
現象は理解していても、思いつかないのかもしれません。



 糖質が足らないからタンパク質から糖を作り出す。


 だから、糖があれば無駄なタンパク質の消費が抑制できるという考え。



 タンパク質は食べて、分解されて、筋肉などに作られて
一定期間を過ぎるとアミノ酸として分解されて血液に放出されます。

 この血液中にある状態をアミノ酸プールといい、


 血液にあるアミノ酸を材料に再度合成をします。

 つまり、体の中ではタンパク質を分解と再合成の繰り返しが起こっているんですね。


 ということは、常にタンパク質を補給して消費されているのではなくて、
血液に入れば一定期間は使っては分解され、また使いを繰り返す成分であるってことです。


 一回使ったら終わりという成分ではないってことが重要なんです。


 この認識をペットの本で読んだ記憶は、、、ウスイです。




 体の中でアミノ酸のリサイクルの割合が高ければ
再度補給する量が少なくていいということなんですね。



 一方エネルギーとしての糖質が少ない場合は
エネルギーに消費するためにタンパク質を使うと、
その分、タンパク質を補給しなければならなくなるってことなんですね。



 だから、肉食動物だから肉だけ食わしておけばいい、
「糖質なんていらないんだと」いうより、

 肉食動物だけと、適度な糖質を与えていれば
肉を補給する量が少なくて済むってことがあります。


 

 例えばタンパク質の量で毛艶の状態に直結するとしましょう。
 


 A:肉だけの子が100単位与えた時と

 B:肉を70単位与えて30単位を糖質与えたとしましょう。


 Aの子が活動エネルギーを肉から作りだすために、50単位使ったとしましょう。
Bの子は糖質30単位で十分で、糖新生が起こらなかったとすれば

 肉の量としてはBの子の方が純粋に体に使えるってことが起こります。
理論値なので、こんなこともあるなーと認識いただければ結構ですが、

 肉の量は多いのに、タンパク質で使える量が少ないので
毛艶が悪くなるかもしれません。肉食わしているのに毛艶が悪い・・・こんな理由があるかも。


 タンパク質の問題と思うのは、窒素の排泄です。
タンパク質(アミノ酸)は窒素を含んでいる成分で、
これを排泄しないといけないんですね。

 ですから、腎臓の対応できる量以上の窒素が来れば傷つき
問題を起こすことがあります。


 ですから、猫は肉食動物ではありますが
タンパク質の節約を狙って、適切な形と量の糖質の補給が
大切ではないかなーと思って書いたのが以前の記事。


 あまりに日常的なことなので意識して文章になっている物を
ペット関連で書籍として私は見たことはないですが、
肉を食っているのがタンパク質の状態を良くするってわけでは
必ずしもないってことの事例です。



 消化できることがいいことばかりでもないし、
消化できないことが悪いことばかりではないんですね。


 むかーし、勉強し始めた1998年ころ。
消化はできる方がいいもんだって思っていました。

 でも、実際は食事のなん%が吸収できるんでしょう。



 亜鉛なんかは7%から14%程度しか吸収できないというし、
生デンプンなんていうのは、基本ゼロです。
コラーゲンもゼロだし、何度もお話してきた情報です。



 肉ってアミノ酸スコアー100で良いタンパク質摂取源と聞いたことがありますか?


 これもまたお話した、全体のタンパク質のうち、30%がコラーゲンなんですね。
 肉食動物は生の状態で獲物を食べても、30%は利用できないってことです。



 毎度紹介する「アミノ酸バイブル」の一節。コラーゲンが
偏ったアミノ酸で構成されているってことが示されています。



 ここら辺わかんないのは、30%も獲物を肉食で吸収できないでしょ。
それを加熱して吸収できる状態にした場合、
コラーゲンがこんなにバランスが悪いアミノ酸を体に供給するわけで
加熱した肉のアミノ酸スコアーといいましょうか、吸収事情ってどんなもんかな?

 と思って資料を探しているのですが、この疑問を持って数年。
未だに答えは見つかりません。



 
 人間なんかは多様にイロイロ食べるので、単一食材がバランスが悪かったって
そんなに問題は起こさないのですが、ペットって単一食材(フードとか手作り食)ですから
蜀の影響は(日本)人間より強く出そうと考えています。


 どうなんでしょうね。コラーゲンを吸収できるようにして、
ゼリーは吸収できるコラーゲン(ゼラチン)で食べた時に
バランスの悪いタンパク質源を与えているってことです。

 問題にならない少量ならいいでしょうが、
どうなんでしょうね。




 コラーゲンと言えば女性が肌などの関係で
補給しようという意欲から、広告でコラーゲンが紹介されていますが
あれはコラーゲンではなくて、ゼラチンとかです。
コラーゲンを吸収できるような状態に加工したものだと思います。
   (イロイロ商品があるので、だと思いますとします)


でね、コラーゲンのサプリとかいうものがありますが、
上記のようにバランスの悪いアミノ酸なわけで、
摂取しすぎるとアミノ酸の排泄を促すんではないかな?と
思って、資料を探していますが、まだ出会えません。


 手作り食の本を読んでも、生コラーゲンが消化できない認識を持った
記載には出会えていません。加熱をした方がコラーゲンが吸収できる分
利用アミノ酸は多いですし、少し前に書いた耐性菌や汚染の問題もあるので
生肉で与えるのはよろしくないと私は思いますが、
生食で与えるような主張の本もありますし、
逆に加熱を推奨するものもあり、
意見はまとまっていないということがわかります。



 糖質でタンパク質の節約から、糖質に関してですが、
ドライフードには50%-60%など糖質が含まれています。
その原料としては穀類があるので、デンプンが含有していることでしょう。

 そのデンプンはこれまで紹介しているように生デンプンは消化できません。
十分加熱処理された、α化の状態だと消化吸収できます。
しかし、少し時間を置くと吸収ができない形状に戻ってしまいます。


 ドライフ-ドはデンプンがつくるパリッとした触感で
デンプンを使うとトータリーフードの開発者のウィラードさんに
講習会で聴いたので、デンプンは消化できない状態を利用していると
考えます。つまりドライフードのデンプンは吸収できない状態(がおおい)


 なかには意識してアルファ化でんぷんを原料にしているメーカーもあることを
承知しているんので、デンプンが利用できるフードと
そうでない製品が混在しているということです。
利用できる製品の方が少ないと思います。


 そういうドライフードのデンプンが吸収できないという情報を
ペット関連で読んだことがないので、調べています。
その点に意識をしていない著者の本もいくつもありました。

 ドライフードの糖質が云々・・・でもデンプンが吸収できない量があるので
計算される割合よりも糖質の量はグッと少ないんですね。





 吸収利用できる成分が必ずしもいいわけではなくて、
消化できない成分も、カサマシとして有益なんですね。



 そんなところで、私は結構ペットの栄養学の先端の知識を持っているかも
しれないなーと、調査をしていると思うわけです。





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最終更新日  2018.09.06 00:37:35
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