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2018.09.06
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カテゴリ:栄養雑学
手作り食の本を複数読んでいます。

以前から読んでいるのですが、
著者も複数になってきて活発なようで何よりと
感じています。犬猫ですけどね。



 これら複数の著者さんは「重合」についての認識ってどうなんだろうと
思わずにはいられません。

 簡単に言うと消化吸収の問題です。


 簡単に消化をしやすくさせるために煮たり焼いたり、
酵素がどうの、獲物のお腹の中の・・・とありますが


 私が記した「ペットの栄養学」を書いていた当時よりも
認識としては未熟な認識と感じています。


 今の私の結論としては野菜は口を楽しませるために
人と共通の食材を使うことで飼い主さんの心の幸せのために
活用すればいいと思い、栄養的価値は私は少ないと考えています。


 前回書いたように野菜の栄養素は少ないし、
犬猫が必要な量を供給できるのか大きな疑問があるからです。

 野菜をやってもいいですよ。でもそれは栄養供給は2番目以降の目的
なさるといいと思います。これは私の今の考えです。

 栄養素補給を第一に考えてしまうと
野菜があれやこれや増やしたり、
意識が多様になり大変なので、
飼い主さんの心を楽にする目的が
栄養素を補給を第一目的にしない大きな理由です。


 私は犬猫の先進的な業者さんに交じって(分子)栄養学を
学んできたので、そうした先輩などの意識や
知識は高かったものですから、
手作り食の本で獣医師が書いているといえど、
情報の緩さにちょっと驚いています。

 もちろん書いてあることが著者の知識のすべてではないのですが
わかってしまうんですよ。この著者このことを理解できていないなーって
部分が多く,,,



 重合については言葉が違えど認識はどなたもされていると思います。
簡単な表現にすると栄養素同士の結びつきです。

 栄養素は独立して野菜の中に含まれているわけではなくて
強い結びつきで存在しています。もちろん全部ではありません。

 そのことを私は長く課題にして研究をしてきたので
野菜からの栄養供給に懐疑的なのです。



 つまりね、消化できないから、野菜にいくらか入っていても
吸収できない、吸収確率が低いってことです



 いずれの著者もゆるくは意識しているとは感じましたが
野菜を煮て、レンジでチンして簡単な調理で
栄養素が吸収できるほど甘くはないと考えています。


 なので、植物由来の栄養素を吸収できるためには
重合の切断について強く理解して
提案しないと、思うほどは吸収できないと
ご理解ください。


 手作り食のブログではないので、
このくらいで。


 やっているつもりにならなければいいですね。


 伝えるべき情報を記さないで
安易にリスクのある手作り食に誘い込むのは
良くないと思います。

 一面的な良い結果を元に
広く誘い込んではいけないと思います。

 やれる人はきちんとやれるのでしょうが
安易にやる人も確率で必ず出てきて
そういう人に実害が出てきています。


 自己責任だと言っても仕方がないのでしょうが、
安易なリスクのある道に誘い込むのは
賛同しかねます。





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最終更新日  2018.09.06 11:05:17
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