そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふは
中略
いづこの里のならひぞや。
さんまの詩より
それは静岡かな?
さて、さんまも脂がのっておいしい季節になりましたね。
我が家はガスがないのでフライパンで通常はさんまを処理していますが
やっぱり直火で焼くと一味違います。
さんまの詩は好きなので、この季節よく口に出しますし、
晩生のミカンや雑観類のみかんを採っては酸(ス)を絞っていただきます。
みかんの種類と時期で味が違うので多彩でおいしいです。
佐藤春夫 さんまのうた
さんま さんま にがいかしょっぱいか・・・
なんかイイ詩だなーと
とても好きです。
さて、ペットフードだけ食べていればいいんです。
野生ではいつも同じ食材を食べていたから
いつも同じでいいんです。
こんな意見があったのは2000年より前の時。
これぐらいから私はおかしいなーと感じました。
それで調べていくうえで栄養の変化に触れていったわけです。
結局、さんまでも含む栄養価は一年のなかで変化します
いつも同じネズミなり小鳥なり獲物を食べていても
その食材が栄養価の変化がある。
この変化が大切なんだなーと感じたわけです。
これを食べておけば大丈夫。
これだけでいいのよ。という強い意見があった当時。
私は疑問を感じていました。
その後4つの季節に4つの梅雨に必要になる栄養素の違い
年齢により変化する栄養素の要求量の変化を知っていくと
これを食べておけば大丈夫という定まった栄養価では
栄養素必要に満たせないときがあることを理解しました。
母乳も完全栄養食と言われていますが
それは限定期間のもので人間でいえば1歳くらいまでは
それだけでイイという栄養摂取源です。
しかし、その後はタンパク質をはじめとして
需要に合わなくなっていきます。
当初、アメリカの飼育書などを読んでいて
疑問に思ったことは、梅雨の要素。。。がないということ。
ああ、季節が違うんだという認識。
だから、季節の管理が事情が違うんだなと。納得
細かく栄養素の需要の変化
臓器や期間が必要な栄養素をリスト化して
具合が悪くなってきた時に必要になってくる栄養素
不足している栄養素を推測しようとしました。
で、結局栄養調整で健康を維持する現状を見ていると
フードだけでは必要を満たせないときがあることを納得しました。
もう一つ、カロリーやタンパク質の事情も
横越先生の一言で大きく納得するアドバイスがあり、
細かくアミノ酸分析をしていたりしましたが、
とどのつまり状況の受け止め方を知ったわけです。
それにより細かく考えて、雑に対応できる方法につながりました。
その前に、獲物の栄養価が変化する。
これを環境栄養といいます。
自然界では季節の植物がそれぞれ生育し、
それを食べる動物、さらにそれを食べる動物がいて
その地域の環境全体で栄養価が変わってきます。
春先には新芽に苦みを感じる植物が多く
それが毒だしに役立ったり、
冬は霜が降りる頃には植物が糖を含ませて
凍らないように耐える反応が
甘味を持ち、糖化が進みます。
これも細かく見ていると自然の摂理は面白く感じます。
ウグイスも梅の木に花咲く頃から寄りますが、
これは花を愛でているのではなくて、
梅の木に寄る虫を食べにやってきます。
そうするとホルモンに影響をして美しく鳴けるようになると聴いています。
環境栄養・・・その地域に住む動植物の変化を季節で追うと
その食性の変化の意味など興味深いことが見えてきます。
要点は変化する栄養需要です。
これを気が付いてから調べを進めていくことで思ったのは、
アメリカの食生活と日本の食生活の文化の違いです。
そのことは調査の方向性に大きな変化をもたらせたことでした。
たぶん、2000年コロのお話です。