|
カテゴリ:栄養雑学
前回は状態を一定に保つ・・・恒常性についてお話をしました。
体重を一定に保つ目的で生きてはないのですが、 命の仕組みが一定に保つようにできているというイメージを持っていてください。 多く食べ過ぎたら、次の食事までの時間が長くなる・・・ そんな話を前回してますね。 肉食動物はそもそもいつも食べられる環境にはないので、 獲物を求めてうろちょろしています。 ペットのフェレットはいつもご飯が食べられるようにとしていますので 状況は違います。また、食べていないと心配になり おいしい物を用意して食べさせたり、 強制給餌をすることもありますね。 それも体に指令を与える要素なのですが、 今回はちょっと違うエネルギー消費が変化することをお話します ※インスリノーマも副腎疾患もエネルギー消費に影響を与える病気です。 ※インスリンホルモンがブドウ糖の消費を促し、血糖値が下がると糖新生や 脂肪をエネルギーに利用しようとします。また、逆の面でインスリンホルモンは 脂肪の合成をする作用があります。ということはエネルギーが余れば太る?そんな作用 ※性ホルモン。。。特に女性ホルモンはインスリンホルモンを刺激して 体温上昇させますのでエネルギー消費が増えます。 ※女性が25歳くらいで痩身になっていくのは女性ホルモンがそのころピークになり、 年齢を重ねると痩せにくくなるのは基礎代謝としての 女性ホルモンの影響が下がることでもあります。ざっくりと。 ※男性はどうか。。。男性ホルモンの影響で筋肉が付く。。。でも 筋肉に負荷をかけなければ付きませんしね。どうなんでしょう。 ※年齢が進み中年以降性ホルモンの放出量が減ると太りやすくなります。 ※季節では寒くなると食欲が増し、脂肪を蓄えます。 ※自然下では冬には寒いけど、食料が無いので 秋に蓄えた脂肪を燃焼させて過ごし、痩せていきます。 ※一方で飼育下では秋口に寒くなる刺激でしました食欲、 寒いので食欲を感じても食べ物があるので冬にも痩せていきません。 脂肪を蓄えたまま春を迎えます。 ※暑くなるので初夏に向けて食欲が減ることで痩せていきますが、 5月の突然の暑さに人間も耐えられずに熱中症になりやすいのですが フェレットにもその傾向があるでしょう。 いくつか体重の変化に関わる事項を書きだしてきましたが 個別のことを理解する必要はなくてポイントは ホルモンノ影響もあるので年齢を重ねると太りやすいという傾向も いうことはできないのでその子その子の太りやすい、痩せ易い傾向があるかを 理解しないといけないということです。 同じように食べていても、太ることもあれば痩せることもあります。 それは上記で触れた事象の影響が出てくるのかもしれません。 大切なのは理由はともかく、適正体重から増えてくれば 対応を始める必要があるということです。 そのまま放置して20%30%適正体重から増加させてしまうには それだけの期間を要するのでやはり飼い主さんの対応の怠慢と言う事となるかと思います。 いろんな要素はありますが、ともかく飼い主さんが このくらいの体重で居てほしいとする数値にはまるように管理をしてください。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.07 23:15:34
コメント(0) | コメントを書く |