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カテゴリ:栄養雑学
私の大切に研究しているのはフェレットですが
人間の研究と、動物の研究では容易な部分と難解な部分が特徴だって存在します その違いをよく理解すべきところです。 酵素の存在の有無は人間でも個人、人種によっても違ってきます。 それが動物を見ているとその種族ごと酵素の種類が違ってくるのがまた 難解です。 これは聴いたことがないようでいて 皆さんも肌感覚としては存在を知っているでしょうし ご自身の身近な人との酵素の存在の有無にかかわってきます。 例えばお酒の強さ。 アルコールを分解する能力の有無は、 アルコールを分解する酵素の有無です、 身近な人でお酒をよく飲む人と、全く飲めない人はいませんか? これが酵素の有無です。 アルコールを分解する酵素はモンゴルで突然能力を得た人の遺伝が 世界に広まったと言われていますが本当なのでしょうかね? 男性と女性でも持っている酵素は違います。 例えば若年性の脱毛(男性の若ハゲ)は 5αリダクターゼの酵素の有無で起こります。 というか、男性にはありますが、女性にはない酵素なので 男性の様な若ハゲは女性に起こりません。 酵素の有無ですね。 前回のようにフェレットが、犬が、猫がその酵素を持っているか つまりその機能を持っているのかは誰かが研究して 確認しない限りわかりません。 確認していなければわかんないんです。 分からないから研究室に持ち込んで動物実験する気持ちはありません。 そもそも明らかにする必要があることと、 ないことがありますし、 興味半分で命を傷つけてはならないと思います そこで私は本読みをします。 動物実験のデーターやイロイロ。 見たくない物もありますが どこかにフェレットの研究データーがちょっと載っていればそれを 集めるようにしています。 フェレットは咳の薬の実験に使われていますので そういう資料を見ているとちょっと見えてきます。 ですから、人間では、犬では猫では効果があった方法が フェレットにそのまま有効かどうかは稀に適用できないこともあるんです。 これは難しいことです。 まあ、酵素の話を突っ込んでいくと深みにはまるのでほどほどにしますが、 いろんな反応、いろんな成分を作り、体の機能をする直接の存在が酵素で 薬の多くはこの酵素を触って体を管理しようとします。 東京の東日本橋にある「くすりミュージアム」には1年半ほど前に訪問したと思いますが そこに説明で酵素をターゲットにするお話が書いてありました 無料の素敵な施設ですので 機会があればぜひ訪れてください 山手線の神田駅からも歩けます。 酵素をターゲットにしている薬はたくさんあり 解熱鎮痛剤のアセチルサリチル酸(アスピリン、バファリン)はこれですね。 痛みの反応が産まれるのを、一つの酵素を止めることで起きなくする薬です。 逆に脚気はこの1つの酵素がは足らなくなって 産まれた病気で、問題解決のターゲットは一つです フェレットの男の子の脱毛と前立腺の問題は 一つの酵素の働きを止めればいいのです。 もっと効き目のいい薬がありそうですので探しています 体が正常に機能するには この作業員たる酵素の存在が不可欠で 病気の時にもこの酵素を活性、抑制することが 治癒のポイントにもなります。 難しいので各自自習を願います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.24 21:49:39
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