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いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

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2020.11.15
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カテゴリ:栄養雑学
過去2回、アミノ酸のお話を書きました

 トリプトファンとリジン。


 これらはトリプトファンは体の中で一番少ないアミノ酸で、
リジンはフードにも使う小麦の制限アミノ酸です。


 アミノ酸のうち20種類がタンパク質を構成する部品であり
制限アミノ酸と言うのはバランスが悪い、足らないよーと言う意味です。

 アミノ酸はバランス。。。20種類でそれぞれの含有量のバランスが有り
20種類でセットを作り、そのセットから漏れたものは利用されない性質があります。


 イメージの話なのですが、

 赤青黄の飴玉があったとします。
これを袋に入れる時に、
赤を2こ、青を3個、黄色を1個の組み合わせで袋に入れるとします。

 この時に飴玉全部20個あったとしても
青が3つないと袋に入れられないので、6セットしかできません。
この時にあまりは、赤が8個、青が2個です。黄色が14個


 この時に青がセットを組めない問題なので、アミノ酸で言えば制限アミノ酸と言うような感じです。
アミノ酸はこの場合20種類あり、それでも20種類のなかで変換できるアミノ酸もあるので
もう少し少ないですが、ボーっとセットになる量が大切で、
アミノ酸スコアと言うのはこの時にセットになる量がどれだけあるかを示している感じです



 正確なところは各自調べてみてください。イメージで語っています。




 良くアミノ酸スコアーが80とか100とか言うのですが
これは必要なセットを作れているかどうかで
スコアーが低いと無駄なアミノ酸、排泄されるアミノ酸があるという意味で
スコアー100がいいとされていますが、私には疑問があります。
そしてその疑問の答えは探し出せていません。


 というのは上記飴玉で説明したときに、セットになった時に余る飴玉がありました。
余った飴玉、余ったアミノ酸は排泄されるので、スコアー80でも100であっても
余る量はまた別の話ではないかなーと思っています。


 このセットに余る量を考えているのですが、
なかなか私の欲しい答えに出会えません。




 さて、フェレットにタンパク質の栄養管理を日常しています。
原材料のレシピを公開しているので
伝票やブログでもたまに記す「P30*2」がタンパク質の
原料を示しています。ほかにもタンパク質源は有りますが
代表なのがコレデス。


 この意味は「*2」というのは2種類の原料を
「30」この数値の分配合と言う意味です。
これは「P45*2」とか真ん中の数値はイロイロ有ります。


 2種類あるので、この配合バランスを変える場合は
「p①45 P②10」と1と2に分けて量の設定をしています

 
 よくあるのは1か月の分で「P30*2]と言うもので
原材料として60cc 重さで36gほどです。
これを1か月なので1日、「1g」ちょっとなのですね


 タンパク質の比率が40%ですから、500mg程度のタンパク質量という事でしょうか?



 フードには30%の粗タンパク質だとして
1日50gのご飯を食べる時に、15g程度がタンパク質量という事でしょうか。



 私とすれば、30%40%とタンパク質の比率があれば
タンパク質を補給する必要はないのだろう
フードで補給できていると仮定して栄養管理を勧めようと
2000年には考えていました。



 タンパク質不足の場合は毛等の状態が悪くなりますし、
血液データーでも低値を示します。


 大学で学ばせていただいた機会を持った時には
アミノ酸を中心に教わっていたので
マウスの実験ですがどういう変化があるのか細かく学びました。

 そういう知識から「p30*2」と言うタンパク質補給をした時に
変化する血液データーをみていると
1日に500mgしか補給していないのに
こんなに数値が動くの?と正直驚いています。

 「P」で使っている原料は総合栄養で
最初に紹介した「リジン」や「トリプトファン」と言った
単一アミノ酸ではなく、「アミノ酸スコアー100」と言う素材です




 1日50gのご飯、15g補給していて
毛艶が悪くなり、血液データーも悪くなっている子が
良くなっていくのですね。500mgの変化でない反応が見られます。



 なんでだろうと思っていて仮説を立ててみました。


 おそらくアミノ酸スコアー100ではありますが
飴玉で紹介したように余っているアミノ酸が
フードで補給する制限アミノ酸に補給して
追加で与えた500mgはフードのタンパク質の利用効率を高めたのではないか?と言うものです。



 大学で教わっている当時、研究費を私的に結構な額を
お支払いしてフードのアミノ酸分析をしたことが在ります。
これは「ペットの栄養学2」で紹介していますが
遊離(自由になっていて、タンパク質を分解して得るわけではない)アミノ酸
の量に大きなバラつきがあることを見つけました。

 世界中でフェレットフードのアミノ酸分析を多数やったのは
私だけかと思います。それは日本のメーカーが含まれているからですが



 思ったのは制限アミノ酸になっている部分が有るという事。


 


 細かいことまでは考えずに「p30*2」の追加をしていますが
少量で大きな変化に、繰り返しますが驚いています。


 簡単に言うとお客様も毛艶が良くなって喜んでいるのですが
私は、再度繰り返しますが、こんなに少量でこんなに変化するのだと
思っています。


 何かありそうなので引き続き研究して行きますが
なんかありそうです。





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最終更新日  2020.11.15 00:54:31
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