885206 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

いたち(医達)塾。ナルヘソサプリ 栄養管理で健康を保つ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

2020.12.10
XML
カテゴリ:【トカゲ】
​​​​​​​​ トカゲさんの栄養と言うか、生理的な質問があり私なりに回答をしてみようと思います。

Meat (Remember, always offer raw, tegus cannot digest cooked meats)
テグーは調理されたタンパク質を消化できない

 テグーと言うのは大きなトカゲさんで4kgくらいになるそうな。
大きいですよね。見てみたいもんです。



 さて、質問は加熱した肉を消化できないので
生肉を与えているという話から展開して。
上記の英文のHPからの転記をいただいた次第です。


 これは加熱したタンパク質の吸収が悪いようであれば
一切のドライフードも吸収できずに無意味という事です。


 どうでしょう。


 私は加熱したタンパク質も吸収できると思いますし、
一方で消化しにくかった事例もあったんだと認識します。


  そのことを解説してみます。正しいかはわかりませんけどね



 まず、消化と言うのは消化酵素の働きで行われます。
ですから消化酵素の有無が論点のポイントになります。

 テグーにはタンパク質分解酵素が無いのでしょうか?




 生のタンパクと加熱(調理)されたタンパクでは
消化の事情がちがうのでしょうか?

 そんなことは有りません。アミノ酸のつながりを切断する消化酵素は
変わりありません。



 タンパク質分解酵素はグループの名前なので
場所によって働く酵素もいろんな種類があり
得意としている分解の形も存在しています。


 調理(加熱)タンパク質は卵の白身が熱で固まる関係で
違いがあるとはありますが、消化酵素の違いは感じません。



 それを確かにするにはどういう方法があるのでしょうか?

 1:胃や腸にタンパク質分解酵素が存在しているかどうか確認です


 哺乳類と違うのかわかりませんけどどんな種類なんでしょうね。



 例えば胃のなかでペプシンは、
胃壁から放出されるのは前駆体のペプシノーゲンで
胃酸に当たることでタンパク質分解酵素の働きを持つことになります。

 これが胃壁からタンパク質分解酵素を放出すると
自分の身も溶かしてしまうので、胃酸に当たり働きが産まれるのは
擬人的にそのような進化があったという記述もありますが
本当なんでしょうかね。



 確認するには悲しいですが解剖と言う方法がありますね。
亡くなった子を解剖して確認することもできるでしょうが
便でもできるかもしれません。

 検査に使うものはゼリーでできますので
方法は記しませんが大枠として消化酵素の存在は便で確認できます

 片栗粉を使う方法もありますが、
行っている方はいらっしゃるでしょうか?



 2:この直接の消化酵素が有るかどうかの確認の他には
血液検査で判断もできるでしょう。<総蛋白などの計測>

 3:また便でのタンパク質の食べる量と、便で出て来る量を比較して
血液内に取り込まれているかの確認はできます。<窒素出納検査>


 私の推測では加熱しても消化吸収できると思っています。
ですから加熱肉を消化吸収できないというのなら、
確認をして明らかにされるといいと思います。

 その方法は3つ示しました。




 裏付けのない説は困るのではっきりできるといいと思います。



 さて、最初に記した
加熱(調理)した肉を吸収しにくいという現象は有ったという解説をしてみたいと思います。


 なんか矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、
もう少しお付き合いください。



 食べ物には消化酵素を含んでいる物があります。
特に肉食動物の場合は獲物から消化酵素を得ています。

 その消化酵素を自身の消化に利用することで
自分での消化酵素の利用を減らしていると考えると
加熱肉の消化の悪いという考えは理解ができます。



 つまり、消化酵素を補給すると消化が楽になるのです。





 焼肉でも焼いた肉だけよりも、生の野菜を口に少しでもしていた方が
消化には楽な面があります。こういう系統のお話です



 犬の実験で加熱した肉だけを与えていると
膵臓重量が3倍になったという報告があります。


 食べ物から得る消化酵素を有益に利用していたという
理解になっていきます。



 私の住む静岡県静岡市丸子は東海道の宿場町で
トロロ汁が郷土料理で、東海道を行き来する旅人の
スタミナ食になっていました。

 麦飯にとろろを掛けて食べることで
とろろの消化酵素(ジアスターゼ)が持続的にデンプンを分解して
持久力が増えるのです。このように消化酵素を
昔から上手に摂取して体は命を繋いできています。



 このようにテグーにも継続して加熱した肉を与えていて
消化不良が現れたことは有ったんだと思います。
それで冒頭の記述に繋がったのだと私は推測をします。




 ただ、問題は消化酵素の外部からの摂取ができなくなったことが要因で
加熱した肉を分解しにくいというわけではないのです。


 ですから現象と結論の結びつきには私は賛同できません。




 加熱した食べ物を与える時に一緒に消化酵素を与えておくと
問題なく消化吸収できるでしょう。






一方でトカゲに生の状態でトリの胸肉だけ与えている人も
いると聴いています。


 鶏肉の汚染率は40%程度で食中毒の大きな原因の
カンピロバクターが含まれています。

 厚生労働省のHPでも注意喚起されていますが
毎日食べていればこの問題に常にさらされているので
私は生の鶏肉はお勧めできません。

 死ぬだろうと思います。
 ここは検索をして調べてみることをお勧めします。



 今回は「テグーは調理された肉は消化できない」ということを
話し言葉で解説してみました。
 誤字脱字の確認も読み直しもしないブログで
読みにくい部分が有るかもしれませんが
書きなぐりの文章ですのでご了承ください。


 なおトカゲさんの栄養について書きだした冊子

「爬虫類の栄養学 2000円 A5サイズ8ページ」
も2019年6月ほどに書いていましたので
よろしければ参照ください。

 情報は命を助けますので一助になれば幸いです



 書き足しもしていますので、そちらもお勧めします




 爬虫類の栄養学については
イロイロ話を伺って思う感想は
「その考えは哺乳類ではありえない」
 そういうこともよく耳にします。


 そのことを一つ一つ考察してみれば
トカゲさんと長く一緒にいる術になるかと考えています


 またご質問を受ければ時間がるときに、気持ちがあれば
解説にチャレンジしてみたいと思います
​​​​​​​

 あと、質問者の赫茄子さんが受けた返答にも
私の意見を添えてみたいと思います。


「加熱されたタンパク質を摂る状況が野生下にないので、消化器が対応してないんじゃないですかねー?

 これはタンパク質が加熱しても生であっても働く消化酵素は同じなので
どうでしょう。


海外の方が海苔を食べないのでうまく消化できないのと同じような理由なんじゃないかな…と思っていました…


 これも消化酵素の有無と言う部分ですから
タンパク質分解こそがあれば消化吸収ができるということです。
確認すればすぐにはっきりすることなのですけどね。


 


 みんなでお話して、科学的な説明を加えながら考えてみるといいですね


 トカゲさんどうなんだろうなー
触ってみたいなー(^^♪


 個別健康相談は30分3000円+税で対応しています
 個人レッスンは30分5000円+税~対応しています






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.12.11 21:00:12
コメント(0) | コメントを書く
[【トカゲ】] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X