カテゴリ:株式投資
発行済み株式数が大幅増加することで、1株当たりの価値が希薄化 <日経>◇USEN300億円増資、宇野社長が引き受け 07/24 20:24 USENは24日、筆頭株主の宇野康秀社長に2600万株強の新株を8月8日付けで発行し、301億円を調達すると発表した。USENは出資先の人材サービス企業、インテリジェンスの株式を宇野氏らから追加取得することを決めており、そのための資金に充当する。今回の第三者割当増資は発行済み株式数の35%に相当する。 宇野氏は自らが保有するインテリ株をUSENに売却するために、増資を引き受けて資金をUSENに提供するという、外部からはわかりにくい形式をとる。 宇野氏が持つインテリ株とUSENが発行する新株を直接交換すれば、多額の現金をやりとりする必要はない。ただ、株式交換による買収は全株取得が前提で部分的な株式交換はできない。「宇野氏個人にとって税制面で有利なのではないか」(市場関係者)との見方もある。 増資によりUSENに対する宇野氏の出資比率は38.4%から54.4%に高まる。USENは宇野氏らが保有するインテリ株を今月27日に追加取得し出資比率を17.4%から40%に高める。 発行済み株式数が大幅増加することで、1株当たりの価値が希薄化するのは避けられない。USEN関係者は「宇野氏は安定株主として保有するため公募増資のように市場に流通する株式は増えない。市場での需給には影響しない」としている。 宇野氏はインテリを創業した後に父親からUSENの経営を引き継ぎ、両社の経営をけん引してきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.26 09:09:33
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