カテゴリ:株式投資
ここのところ、新規には動かず、静観で、正解でした。 明朝判明するオリンピック誘致の決定は、相場面からは注目です。 見込み薄と読んでの株価下落もあるのでしょうか。 逆転を期待したいところですが。 TOPIX 874.67 -21.45 -2.39% 10/0215:01 日経平均先物 9730 -250 -2.50% 10/0215:10 日経平均 9731.87 -246.77 -2.47% 10/0216:00 東証2部指数 2172.01 -34.84 -1.58% 10/0215:00 日経JASDAQ 1208.22 -16.26 -1.33% 10/0215:11 マザーズ指数 422.94 -15.51 -3.54% 10/0215:00 ヘラクレス総合 573.33 -12.00 -2.05% 10/0215:11 下記の概況はマネックス証券によります。 <日経平均株価終値> 9,731.87 ▼ 246.77 <今日の相場> 本日の東京株式市場は、前日のニューヨークダウが203ドルの大幅安となったことを受けて売り先行で始まり、今晩発表の米国雇用統計を見極めたいとの買い手控えムードもあって大幅に下落し、日経平均株価は前日比246円安の9,731円で取引を終えました。また、円/ドル相場が引き続き1ドル=89円台で高止まりしていることも輸出企業の業績不安材料となっています。前場に大きく下げた後、後場の日経平均株価は9,700円台前半の値幅34円以内で動かずという膠着相場になりました。 ここにきて米国の経済指標で事前予想に届かないものが出ていることが景気回復への自信を後退させ、米国株式市場のみならず東京株式市場の重しとなっているわけですが、このことをどのように考えるかが今の投資行動を決めると思います。私は、現在発表されている経済指標で予想に届かないものがあるのは前月の数字が良すぎた反動と考えていますので、足元の株式市場の下落は過剰反応と思っています。自動車買い替え支援制度の打ち切りで8月に駆け込み需要があった反動などです。 したがって、事前予想を上回る経済指標の発表が相次いだ8月分の反動は避けられないことであり、回復のトレンドが維持されているかに焦点を当てて考えるべきだと思います。いかなる景気回復局面でも、経済指標が1度も落ちることなく上昇し続けることはなく、その過程には凸凹があります。景気が悪化する局面でもそうですし、株価が上昇する時も同じです(株価の細かな上げ下げをすべて取ろうとすると、かえって後手に回ったりして、結果的に逆の投資行動となることが多いものです)。 本日は、米国で9月の雇用統計が発表されます。非農業部門雇用者数の事前予想の平均は18万人と前月(21万6000人)より改善する見込みですが、一部にはやや悪化するとの予想もあります。ちなみに、本日発表された日本の8月の完全失業率は5.5%と前月比で7カ月ぶりに改善し、悪化を続けてきた有効求人倍率も横ばいと15カ月ぶりに下げ止まりました。海外の経済統計の月次の数字ばかりに一喜一憂せずトレンドを冷静に確認し、国内経済指標の改善にも目を向けることが大切です。 (チーフ・ストラテジスト 羽賀 誠) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.02 22:24:12
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