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2009.10.10
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カテゴリ:株式投資

NASDAQ 2,139.28 +15.35 +0.72% 10/09
NYダウ 9,864.94 +78.07 +0.80% 10/09
SP500 1,071.49 +6.01 +0.56% 10/09


NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/
海外株概況
米国株、
ダウ平均78ドル高 1年ぶり高値 決算期待、IBM高い
【NQNニューヨーク=川勝充郎】9日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は続伸。前日比78ドル07セント高の9864ドル94セントで終え、2008年10月以来1年ぶりの高値を更新した。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸で、終値は15.35ポイント高の2139.28。アナリストが目標株価を引き上げたIBMなど主力ハイテク株が買われ、相場を押し上げた。来週から発表が本格化する米主要企業の決算に対する期待も買いを誘った。

 企業のIT(情報技術)投資が回復に向かうとの見方を背景に、バークレイズ・キャピタルのアナリストがIBMの業績見通しと目標株価を引き上げた。バークレイズのアナリストがIT機器セクター全体の判断を上げたこともあり、ハイテク株は総じて堅調だった。米商務省が発表した8月の米貿易赤字が減少し、輸出が4カ月連続でプラスになった。輸出増は世界の景気回復の現れと受け止められ、相場の支援材料になった。

 ダウ平均は週間では377ドル上げ、3週ぶりの上昇だった。S&P500種株価指数は6.01ポイント高の1071.49で終えた。業種別S&P指数(全10業種)では「IT」や「ヘルスケア」、「金融」など9業種が上昇。「通信サービス」のみ下落した。フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は3%高で終えている。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約9億9000万株(速報値)、ナスダック市場は約18億9000万株(同)。

 IBMは3%上げ、上昇率がダウ平均の構成銘柄では最大だった。景気回復が広告事業の追い風になるとして、クレディ・スイスのアナリストが業績見通しと目標株価を引き上げたグーグルが小じっかり。ダウ銘柄ではパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)や半導体大手インテルの上昇も目立つ。前日夕に7~9月期の利益が4~6月期を上回ったようだと発表した石油大手のシェブロンが堅調だった。

 一方、外国為替市場でドルが主要通貨に対して堅調に推移したため、ドルの代替投資先と位置づけられる金先物相場が下落。非鉄大手アルコアや金鉱大手ニューモント・マイニングが下げた。商品取引子会社を売却することが明らかになった米銀大手シティグループが小安い。
(10/10 6:35)


Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp
■ブルームバーグ
米国株10月9日:
 続伸、投資判断引き上げで-ダウ1年ぶり高値(Update1)

 米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は1年ぶりの高値で終えた。アナリストがハイテク株やヘルスケア株の投資判断を引き上げたことが買いを誘った。

 バークレイズがコンピューター・ハードウエア企業の投資判断を引き上げたため、IBMが上昇、ダウ平均のけん引役となった。サーバーやストレージ(外部記憶装置)の需要が高まっていることが判断引き上げの理由。グーグルも高い。クレディ・スイス・グループは検索事業が広告需要回復の恩恵を受けるとの見方から、グーグルの目標株価を引き上げた。ウェルポイントとヒューマナは大幅高となった。アナリストが医療保険株の割安感を指摘したことが買いを誘った。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツ(フロリダ州)の首席投資ストラテジスト、ジェフリー・ソー氏は「さらに上値を追うだろう。テクノロジーの買い替え時期にある。企業業績は前年同期との比較ではかなり良くなるだろう。株式市場には新規資金が流入している。S&P500種株価指数は年末までに1200を超えるだろう」と述べた。

 S&P500種株価指数は前日比0.6%高の1071.49で終了。ダウ工業株30種平均は78.07ドル(0.8%)上げて9864.94ドルで終えた。これは終値としては2008年10月6日以来の高水準。ナスダック総合指数は0.7%高の2139.28。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は2対1。出来高概算は9億9000万株と、今年の平均を31%下回り、今年6番目の薄商いとなった。

          週間では7月以来の大幅高

 S&P500種は週間で4.5%高と、7月以来で最大の上昇率。米供給管理協会(ISM)非製造業景況感指数が1年ぶりにサービス業活動の拡大を示し、新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことが買いを誘った。アルコアの7―9月(第3四半期)決算で損益が予想外の黒字となったことも買い材料。

 ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によると、S&P500種構成企業の決算は7―9月(第3四半期)まで9四半期連続の減益が予想されている。実際にそうなれば、大恐慌以来で最長。今年10-12月(第4四半期)には増益に戻るとみられている。

 リセッション(景気後退)の最悪期は終わったとの見方を背景にS&P500種は3月に付けた12年ぶりの安値から58%戻している。この戻りを反映し、株価収益率(PER、営業利益ベース)は9月に20倍を超え、2004年以来の高水準となった。

 S&P500種とダウ平均はちょうど2年前に終値ベースでの過去最高値を更新した。現在の水準は最高値を30%余り下回っている。

 米資産運用会社ブラックロックのグローバル最高投資責任者(CIO)、ロバート・ドール氏はブルームバーグラジオに対し、「短期間にかなり上昇してきた。幾分、消化する必要がある。多くが7―9月(第3四半期)決算にかかっている。決算がコスト削減以外の要因からも予想を上回れば、株価を一段と押し上げることができよう」と述べた。

             ハイテク株堅調

 IBMは3%高。バークレイズは目標株価を18%引き上げ、140ドルに設定した。ハードウエア業界全体の投資判断も「中立」から「ポジティブ」に引き上げた。ヒューレット・パッカード(HP)は2%高。

 S&P500種の半導体株指数は2.6%高。産業グループ別24種の中で上昇率首位となった。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は3.3%上昇。

 ドイツ銀行のアナリスト、ロス・セイモア氏は7―9月(第3四半期)の半導体企業の決算が予想を上回るとして、投資判断を引き上げた。

 グーグルは0.4%高。クレディは目標株価を475ドルから600ドルに引き上げた。

 フィデュシャリー・トラストのファンドマネジャー、マイケル・マレーニー氏は「当社は景気と株式相場の両方に対して強気だ。経済成長は今後2四半期にわたり予想外に上振れするだろう。それは企業業績の好転につながり、株価も上昇するはずだ」と述べた。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba schiba4@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae記事に関する記者への問い合わせ先:Rita Nazareth in New York at rnazareth@bloomberg.net
更新日時: 2009/10/10 06:46







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最終更新日  2009.10.10 21:54:08


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