カテゴリ:株式投資
国内株式市場見通し:ボトム確認も上値は限定的、テーマ銘柄で幕間つなぎ 10月17日(土)13時22分配信 フィスコ 好調な米決算の発表が相次いだことや商品市況の上昇、さらに円相場の落ち着きなど外部要因を支援材料に、10/13-16の日経平均は25日線を突破、上方のマド(10151-10228円)を埋めた。しかし、日中はこう着感を強めており、依然として手掛けづらい相場環境が続いている。米金融株が上昇したものの、国内ではモラトリアム法案、JAL<9205>の再建問題、増資懸念などから金融株の鈍さが上値の重さにつながっている。国内政策問題などから海外勢の積極的なポジション取りは、想定し難い状況がみえてしまった格好である。週末には円相場が1ドル90円台後半で推移したものの、上昇基調が続いていたハイテク株などは利食い優勢の展開。中長期的な資金が入り難い環境である。 米決算については、予想を上回る内容が相次いでいる。決算後は利食いに押される動きも出てきているが、決算発表=材料出尽くしといった見方はされていない。来週もアップル、テキサス・インスツルメンツ、モルガンスタンレー、キャタピラーなど主力企業の決算が予定されており、好調な決算が支援材料になることが期待される。また、FRB議長講演や連銀総裁講演のほか、生産者物価指数(PPI)ベージュブック、住宅関連指標なども控えているため、引き続き外部要因の影響を受けることになりそうだ。 国内要因によっての上値追いは限られてきそうだ。日経平均は26週線レベルでボトムを確認し、25日線突破によってようやくリバウンドトレンドのスタートラインに立ったが、モラトリアム法案、郵政問題、JALの再建問題などが引き続き懸念される。リバウンド基調を持続したとしても、積極的な資金流入は考えづらい。そのため、物色としては値動きの良い銘柄の短期物色が中心になりやすいだろう。GSユアサ<6674>、明電舎<6508>の低迷によってテーマ銘柄の柱が不在であるものの、野村で太陽電池業界のセミナーが開催されるほか、ウィンドウズ7の発売、東京モーターショーなどを手掛りとした物色が予想される。 株式会社フィスコプレイス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.18 23:22:13
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