カテゴリ:株式投資
国内株式市場見通し: 決算が本格化、今後の方向性が次第に見えてくる時期 10月24日(土)13時19分配信 フィスコ 10/19-23は、こう着感の強い相場展開であった。日経平均は25日線レベル(10130円)がサポートとして意識される一方で、ボリンジャーバンドのプラス1σ(10360円)レベルが抵抗として機能している。値幅としては200円程度あるが、米国市場の動きにさや寄せしてのスタートが続き、寄り付き直後に織り込んだ後は、日中の値幅が50円程度の日が続いた。中国の経済指標などを手掛りにする場面もみられたが、トレンドを強める流れにはつながっていない。ウィンドウズ7、新エネルギー関連といったテーマ銘柄に加え、業績修正銘柄を個別に物色するにとどまっている。週末は一段とこう着感が強まり、業を煮やしてか新エネルギー関連など値幅妙味のある材料株への資金シフトを強まった。 アジアマネーなどの資金流入が聞かれるなど、海外勢による買いが観測されている。一方、国内機関投資家の売りが継続しているほか、郵政問題など改革の逆流によって郵貯資金流入への期待も後退。 公的支援が伝えられているJAL<9205>再建やモラトリアム法案の行方、増資懸念などから三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などメガバンクの不安定な動きが続いており、先高観を強め難い。 10/26-30は米国に次いで、国内でも決算発表が本格化する。決算を前に業績修正が相次いだが、概ね好調な内容となっている。海運大手3社を皮切りに、ホンダ<7267>、ヤフー<4689>、シャープ<6753>、新日鉄<5401>、ソフトバンク<9984>、三井不動産<8801>、パナソニック<6752>、ソニー<6758>、三菱商事<8058>など主力銘柄の決算が続くため、決算後の動向によって材料出尽くし・再評価といった今後の方向性が次第にみえてこよう。 また、米国では決算のほか、7-9月GDP、個人所得・支出、雇用コスト指数、シカゴ景気指数、ミシガン大消費者指数、消費者信頼感指数、S&P住宅指数、MBA住宅ローン申請などの指標発表も予定されている。NYダウは1万ドルを挟んで強弱感が対立しており、これらを受けた動きに注目が集まりそうだ。決算本格化で様子見ムードが強まるようだと、週末にみられた新エネルギー、タッチパネルなどのテーマ性のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの流れにとどまることになる。 なお、日経平均は13週線(10280円)レベルでの攻防であり、これを確実にサポートに変えられるようだと、先高観が強まりやすい。上値はボリンジャーバンドのプラス1σであるが、こちらもクリアすると一目均衡表の雲上限(10400円)の突破への期待も強まる。 株式会社フィスコプレイス Yahoo!ファイナンス http://quote.yahoo.co.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.25 22:34:15
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