カテゴリ:株式投資
NASDAQ 2,112.44 +7.12 +0.34% 11/06 NYダウ 10,023.42 +17.46 +0.17% 11/06 SP500 1,069.30 +2.67 +0.25% 11/06 11月6日(ブルームバーグ): 米株式相場は上昇。10月の米失業率が1983年以降で初めて10%を上回ったものの、アナリストらによる複合大手ゼネラル・エレクトリック(GE)や百貨店メーシーズの投資判断引き上げが材料視され、買い優勢となった。 GEはダウ工業株30種平均銘柄の中で最大の値上がり。アナリストは金融部門のリスクが縮小したと指摘した。JPモルガン・チェースが百貨店メーシーズの8-10月期利益はアナリスト予想を上回るとの見方を示したことが好感され、メーシーズも値上がりした。 米労働省が発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比で19万人減少。これが嫌気されS&P500種株価指数は一時0.7%下落したが、その後反発し前日比プラスで取引を終えた。 S&P500種株価指数は前日比0.3%上昇の1069.30。週間ベースでは3.2%上昇した。ダウ工業株30種平均は17.46ドル(0.2%)高の10023.42ドル。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前日比2.8%安の1バレル=77.43ドルで終了した。またCOMEX部門の金先物相場12月限は一時、オンス当たり1100ドルを突破し、史上最高値を更新した。 セキュリティー・グローバル・インベスターズ(ニューヨーク州アービングトン)の運用担当者、マーク・ブロンゾ氏は、「失業率が悪化しても株価が上昇するということは、失業率のピークは近いと市場参加者が予想していることを示唆する。確かに悪い内容だったが、これ以上悪化することはないだろうとの見方が広がっている」と語った。 米雇用統計 10月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数が前月比で19万人減少と、ブルームバーグ・ニュース集計のエコノミスト予想中央値(17万5000人減)を上回る純減幅だった。家計調査に基づく10月の失業率は10.2%と、26年ぶりの高水準に上昇した。これを嫌気し米国株は下げて開始したが、その後、市場参加者は雇用者数が8、9両月で9万1000人上方修正されたことや派遣労働者の増加などを材料視し、米株に買いを入れた。 S&P500種は今年3月の12年ぶり安値から58%値を戻している。 GEは6.2%高。サンフォード・C・バーンスティーンとオッペンハイマーのアナリストは投資判断と株価見通しを引き上げた。 メーシーズを中心に小売株が上昇。S&P500種小売株価指数は1.7%値上がりした。JPモルガン・チェースはメーシーズの投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。 ローズ、ホーム・デポ 住宅関連用品小売りのローズとホーム・デポはいずれも上昇。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は両社の株式投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げた。 保険のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)を中心に金融株が下落。AIGの7-9月期決算は損保・生保部門の収入が減少した。 ブルームバーグがまとめたデータによると、10月7日以降に発表されたS&P500種採用企業の四半期決算のうち、83%がアナリスト予想を上回る利益を計上した。 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 楽山 麻理子 Mariko Rakuyama 4903mrakuyama@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae記事に関する記者への問い合わせ先:Sapna Maheshwari in New York at smaheshwar11@bloomberg.net;Lynn Thomasson in New York at lthomasson@bloomberg.net. 更新日時: 2009/11/07 07:48 JST Bloomberg http://www.bloomberg.co.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.07 18:41:22
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