カテゴリ:株式投資
NQN◇米国株、続落で始まる ダウ113ドル安 スペイン問題など不安視 05/09 22:58 ◇米国株、続落で始まる ダウ113ドル安 スペイン問題など不安視 【NQNニューヨーク=横内理恵】9日の米株式相場は売り優勢で始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は6日続落し、前日比113ドル68セント安の1万2818ドル41セントで推移。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、同31.92ポイント安の2914.35で推移している。ギリシャ政局やスペインの債務・金融システム問題などを手がかりに欧州株が下落し、米株式相場の重荷となっている。 ギリシャは総選挙後の政党間の連立交渉が進まず、引き続き政局が混迷している。スペインでは政府が、金融機関に不良債権処理のため引当金積み増しを課すことを検討していると報じられた。スペインの株式相場は大幅安となり、スペイン10年国債利回りも6%台に上昇(国債価格は下落)している。 個別株では、サンタンデール銀行などスペインの銀行の米預託証券(ADR)が大幅安。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やJPモルガン・チェースなど米銀株も安い。ダウ平均構成銘柄では機械・航空機のユナイテッド・テクノロジーズや建設機械のキャタピラー、ゼネラル・エレクトリック(GE)など、世界景気に業績動向が左右されやすい銘柄の下げが目立つ。朝方発表した四半期決算が市場予想を上回ったものの、百貨店のメーシーズも大幅安。 一方、前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回った映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーが上昇。朝方発表の決算が予想を上回ったインターネット大手AOLも高い。トヨタのADRにも買いが入っている。東京市場の大引け後に2012年3月期の決算と併せて発表した13年3月期の増収増益見通しを好感した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.09 23:57:22
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