カテゴリ:経済
NQN◇外為17時 円、反落し101円台後半 ロシア巡る報道で一段安に 03/04 17:25
◇外為17時 円、反落し101円台後半 ロシア巡る報道で一段安に 4日の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落。17時時点では1ドル=101円79~81銭近辺と、前日の同時点と比べ44銭の円安・ドル高で推移している。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に続いていた低リスクの円を買う動きが一服した。日経平均株価が上昇に転じるのと連鎖する形で、円売り・ドル買いの勢いが強まった。 朝方から円売り・ドル買いが先行した。海外市場で1カ月ぶりの高値となる101円20銭を付けた後に伸び悩んだ流れを引き継いだ。国内の輸入企業によるドル資金の手当ても上値を抑えた。竹中平蔵慶大教授が都内で講演し、「日銀による追加の金融緩和を連想させる発言が伝わったことが円売り・ドル買いを誘った」(FX会社)との指摘もあった。 15時すぎに海外メディアなどが「ロシアのプーチン大統領が軍事演習中の部隊に撤収を命じた」と伝えると、ウクライナ情勢を巡る警戒感が後退した。円売り・ドル買いが膨らみ、一時101円95銭近辺まで一段安となった。 9~17時の円の高値は101円43銭近辺で、値幅は52銭程度だった。 円は対ユーロで続落。17時時点では1ユーロ=139円97銭~140円ちょうど近辺と、同42銭の円安・ユーロ高で推移している。朝方に139円台前半で推移する場面があったが、円買い・ユーロ売りの勢いは続かなかった。午後にロシアを巡る報道をきっかけに円安・ドル高が進むと、対ユーロでも円が売られ、一時140円35銭近辺まで下げた。 ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落。17時時点では1ユーロ=1.3752~55ドル近辺と、同0.0017ドルのユーロ安・ドル高で推移している。ウクライナ情勢の先行き不透明感からユーロ売り・ドル買いが先行したが、次第に下げ渋った。 円はオーストラリア(豪)ドルで下落。17時時点では1豪ドル=91円04~07銭近辺と、前日の同時点と比べ53銭の円安・豪ドル高で推移している。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が定例理事会で、政策金利の据え置きを決めると、円売り・豪ドル買いが増えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.04 17:56:43
[経済] カテゴリの最新記事
|
|