同窓会
新山口駅前のホテルで同窓会。山口県在住者だけの分会であり、参加人数も10名ちょっとと極く小規模なもの。去年今年と私が幹事なので会場の予約、案内状の発送、会計、来賓の接遇など惚け老人には荷が重い。 会のはじめに校歌を、最後に応援歌を斉唱するのが慣例だが、去年はホテルから借りたカセットデッキの操作に不慣れのため選曲を間違ってしまって顰蹙を買った。今年は名誉挽回を期してパソコンとiTuneで再生することにした。これなら絶対に間違うはずが無い。 パソコンはネットPCを持ち込むことにする。ただ、内臓スピーカでは音量不足が問題だ。ホテルのPAシステムは延長コードなどセッティングに時間がかかる。ぎりぎりの低料金で計画しているので、あまりややこしい注文を付けても嫌がられるだろうから、ヘレン愛用のCDポータブルプレーヤを借りていくことにした。Line入力端子があり、試してみたが上手くいきそうだ。 会の始まる1時間前にホテルに着いた。既に4人ほど参加予定のメンバーが来ていて雑談中だった。余程暇をもてあましているのだろう。会場係に挨拶し早速準備開始。会場は既にセットアップできていて、準備と言っても持参したPC,CDプレーヤをセットし、受付を設定。席次を決めて配布資料をテーブルに準備した。 三々五々参加者が集まってきた。挨拶を交わして名前を確認し、会費を徴収して領収書と名札を渡し、席についてもらう。来賓の先生も登場。会費代わりにご芳志を戴いた。ほぼ定刻に全員集合。 ミニ同窓会のこと、挨拶も忽ちおわってしまい、早速本来の趣旨の定時総会。いつもはシャンシャンの出来レースなのに今年は会計報告が紛糾して進行停滞。質問者は、会計報告が細かすぎるという。それよりも余剰金の範囲で役員が行事等に参加する際に手当てとして資金援助をしてほしいという提案。 提案者は同窓会の古参会員で、会を立ち上げ運営してきたいわば鳩山前首相のような人。本部との繋がりも深く、本部のある大阪へも頻繁に行っている。役員としての公式行事には参加経費の全部又は7割くらいが支給されているそうだが、任意参加のイベントには当然ながら支給されない。それでもやはり本会の役員である立場上できるだけ参加したいという。それを全額自分持ちというのはいかがなものかという論法だ。 私は参加が義務的なものは手当が支給されており、そうでないものは任意参加なのであるから基本的には個人の負担で参加すべきだと思っている。大体、年間収入が15千円前後しかない極小団体で年間4万円超の支出をしろというのは無謀だ支出を増やすなら会費を値上げするなりして収入を増やすべきだと回答したが納得してもらえない。「会の会計に残高があるじゃろ。会の趣旨から残高を残す必要は無いじゃろ。お金がある範囲で援助してもええじゃないの。」と主張。 そういう考えもあるかもしれないが、それでは本会の役員になっている当支部会員2人が本部の任意行事に参加したら1度に残高は無くなってしまう。1回限りの民主党的ばら撒きに終わるだけだろう。反論したが、鳩山会員は納得しない。結局は時間切れでうやむやのうちにばら撒き容認にされてしまった。 その後、役員改選。こちらは事前の根回しのおかげでシャンシャン。私は任期満了でお役御免。後をHさんにお願いすることになって目出度し目出度し。 以後は懇親会。多少のアルコールも手伝って和やかな雰囲気になった。 私の幹事としての責任はこれで終わり。後始末が多少残っているが、これで放免だ。やれやれ。