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2006年06月30日
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カテゴリ:ちょっとブレイク
  さて、メディスン・ホイール・シリーズを紹介し終えて、現在「第十の予言」を読み終えようとし
 ています。この本を読んでいて私が感じたことは、また私にとって大切なものを失いそうにな
 ったとき、すっかり忘れていたことを、思い出させてくれたように思います。
 そのひとつは、バース・ヴィジョン(私たちの一人ひとりがどんな目的をもってこの☆に生まれ
 てきたかということ)を思い出すことの重要性です。
 そしてもうひとつは、心理学者のカール・ユングが提唱している「シンクロニシティ(共時性)」
 という、意味のある偶然に気づくことの大切さです。
 私たちが、意識的にそのことに気づいているとき、物事は信じられない速さで、より良く変化
 していきます。
 私自身は、とても短期記憶の人なので「第十の予言」の内容、そしてその他の予言について
 の知識をすっかり忘れていました。
 この物語が終わりに近づいていき、「メディスン・ホイール」と同じような内容が出てきたので
 この洞察もちょっとご紹介したいと思います。

 「動物が持っている力って何のことですか?」
 「野生の動物が現れるときは、最高の偶然の一致だということを知らないのかね?」
 私は、この谷間に来てすぐに出会ったウサギのこと、カラスの群れと、タカのこと、そしてその
 あとに現れた山猫とワシと若い狼のことを話した。
 「何か意味のあることが起こっているという気はしました」と私は言った。
 「でも、彼らの跡を付けること以外は、よくわかりませんでした。こうした動物たちはみな、僕
 に何らかのメッセージを持っていたと言うのですか?」
 「まさにその通りだ」
 「メッセージが何か、どうすればわかるのですか?」
 「簡単なんだよ。というのは、君はいつも特別な種類の動物たちを引きよせていたからね。
  われわれの道を横切る動物は、その種類によって、われわれが今いる状況や、その状況
  をうまく切りぬけるためには、自分のどの能力を呼びさませばいいのか、われわれに知ら
  せているのだ」
 「こんなにも色々なことが起こったというのに、そこまでは信じられないですね。生物学者だっ
  たら、動物は単に本能で動いているだけだって言うでしょうね」と私は言った。
 「動物は、われわれ自身の意識や期待のレベルを反映しているにすぎない。われわれのバ
  イブレーションのレベルが低いと、動物はただふつうの生態学的な機能を果たし、そこにい
  るだけのことになる。生物学者が動物には心がなく、本能だけだと決めつけると、自分自身
  が動物に押しつけた限界しか見えなくなる。しかし、われわれのバイブレーションが上がる
  と、われわれの近くにやってくる動物の行動は、とても神秘的で示唆的なものになるのだ」
  
 「君が見たウサギは、君に肉体と感情の両方の方向性を示唆しているのだ。町で君と話をし
  た時、君は元気がなく、とても怖がっていた。まるで聖なる智恵に対する信念を失ってしま
  っているようだった。野生のウサギを長い間見ていると、自分の恐怖にどう立ち向かったら
  いいか、ウサギがモデルとなって、教えてくれる。そのあと、われわれは恐怖を乗り越えて
  創造性と豊かさに移ることができる。ウサギは、自分を獲物として食べて生きている動物の
  すぐ近くで生きているが、その恐怖を上手に扱って、そのままそこにとどまり、それでもまだ
  非常に多産で、陽気に生きている。ウサギがわれわれの人生に現れるときは、ウサギと同
  じ態度を自分の中に発見するというしるしなのだよ。これが君へのメッセージなのだ。
  それが起こったということは、君がウサギの魔法を思い出し、自分の恐怖をシッカリと見
  て、先へ進むチャンスを手にしている、ということなのだ。そして、それが旅が始まったとき
  に起きているということは、これが、君の冒険全体の色合いを決めたということだ。君の旅
  は怖くもあった。しかし、とても豊かなものだったろう?」
 
  以上、「第十の予言*ジェームズ・レッドフィールド著*角川書店」より抜粋、一部省略。
 
 私が今この文章を書いているのも、自分自身の臆病さと向きあう時期に来ているのかもしれ
 ませんね。そして、ひょっとしたら、私のブログを見に来てくださっている「あなた」にも、何か
 を伝えているのかもしれません。

 一緒に、自分の中にある恐れと向きあい、現実をより良く変えていけるといいですね。
 それでは、また・・・





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最終更新日  2006年06月30日 11時57分22秒
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