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田母神閣下の提言はいつも、とても実際的だから好きだ。
このままじゃだめだ、じゃあ、どうする?こうしよう、そのために必要な時間と予算はこれだけ、って言われると、とても納得するし、そこから議論も広がっていくよね。 副題は、「たったこれだけで日本は普通の国になる」 普通って何か? 自分の国を、自分で守るという事。 それが、本当の意味での、独立国ってもんだ。 実は日本の自衛隊の装備には今、攻めの武器がない。 PAC-3なんかは、あくまで守りの武器。 もうすぐ中国が空母を完成させる、 そうしたら、国家レベルでの恫喝準備が、整ってしまう。 その前に、日本にも空母を、原潜を。 真面目に計算して、その予算、年間1兆5000億円。 日本の技術力をもってすれば、アメリカ製の兵器よりもはるかに低コストで良いものが作れる。 今のままならアメリカから買い続けるしかないから、トータルで見れば安くあがる。 今の国防予算のほんの30パーセント増額。 子ども手当初年度予算の3分の2、 消費税なら、0.78パーセント。 たったそれだけで、日本は普通の国になれる。 日本が自分で自分の国を守れるようになれば、アメリカ軍基地で揉める必要もない。 沖縄県民も万々歳だ。 閣下のシミュレーションですが、中国の日本侵略方法が村上龍の『半島を出よ』と良く似ていて驚きました。 まず離島に少人数特殊部隊を上陸させ、 そこから様子を見つつ、大部隊を送り込む。 『半島を出よ』は小説(フィクション)ですが、舞台設定を限りなくリアルにする作家さんなので、独自に研究したんでしょうね。 こないだの国会でもどっかの野党議員が、 離島の住人は国防上とても大切な存在なのだから、もっと優先的に予算が割り振られるような“離島特別枠”的なものを作りましょうと提言してましたよね。 (地方自治体の予算の使い道に基本的に国は口出しできないため、住人が少ない離島には予算が使われにくい現状があるため) 全くもって賛成ですわ。 どうせなら気前良く国税の減税・免税措置とかとってやれよ。それこそ人数少ないんだから元々たいした実入りじゃあるまいに。 オバマ政権になってから、前のめりに親中密度を増しているアメリカ。 まぁ、共和党に戻ったところで大量のアメリカ国債を握られてる以上、あからさまに中国と敵対する事が出来るかどうか。 アメリカが、日本よりも中国と緊密な関係を望んだ時、日本は一人で闘わなければならない。 人生何が起こるかわからないのだから、常にリスクヘッジは考えておかねばならない。 国だって同じ事。 ソーテーガイとかあんまり言ってんじゃないっての。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月05日 18時27分20秒
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