カテゴリ:本
今まで『SAPIO』で描いていたのが“元祖”で『Will』に描く分は“本家”と冒頭で言い訳してますが、
『SAPIO』連載分の単行本には“元祖”とかつけてない以上、パッと見“本家”の方に正統性を感じてしまうのが人情というもので、 ずっと看板でやってきた自分よりも佐藤優を大事にする『SAPIO』への意趣返しなのがあからさま過ぎてやれやれです。 外国人参政権の回と、李登輝氏との対談がこの本の見るべき部分。 あとは、自書の宣伝と、小林よしのり批判派へのバッシングに終始していて見苦しい事この上なし。 「「外国人参政権」という売国法案を許すな!」の出来はさすがで、たった7ページにこの法案の持つ問題と危険性が完璧に語られている。 李登輝氏の熱気につられてさも自分が一番台湾を心配してるみたいな事言って金美齢さんが日本に帰化したことを批判したりしてますが、 自分なんか『台湾論』でブラックリスト入り・入国拒否されて以来、9年ぶりの入台、 万が一の保険代わりに政治家を同行させる用意周到さというかヘタレっぷりを誰も突っ込まなかったのか。 命を懸けて何十年も夫婦で独立活動してきて、自分たちが命を落とした時の子供たちの身の振り方まで考えてそれでも独立を諦めなかった金美齢さんを、どの口が批判出来るのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月22日 13時39分14秒
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