カテゴリ:本
三年前の政権交代直後に出版された旬な一冊。
「全体、鳩山一族には文才の血が欠如している。 そういう目で鳩山一族を眺めると、四代続いて東大に入ったという学歴も、人間的陶冶には関係のない無駄な頭のよさだったようにも思えてくる。」 鳩山一郎が日ソ国交回復を急いだのは、近衛文麿の長男でゴルフ仲間の文隆がシベリアに抑留されていたから、 という話が紹介されててなかなか興味深いんですが、 だったらなして由紀夫の長男紀一郎はモスクワ大学なんぞにいるのかと小一時間問い詰めたい。 鳩山弟が政治に入るきっかけになったのは田中角栄の秘書になったからだが、 この面接の時、「私、一緒に行ってあげるわ」と言って母安子(←ブリジストン創業者石橋正二郎の長女)がついてきたんだそうな。 怖いわ。 素直に気持ち悪いわ。 「子供のころのお兄さん(由紀夫)のエピソードはありますか」と聞かれて 「まず、ズルいんですよ、兄貴は。」 だって。ウケる。 「兄弟喧嘩をしても、自分が悪くないよう、おふくろにうまーく言い逃れますから。」らしい。ふむ。 幸とのエピソードが詳しく載ってて予想以上にクズでびっくり。 スタンフォード大学の留学中、家族ぐるみで世話をしてもらった有名日本料理店オーナーの弟の嫁だったのが幸。 坊ちゃん育ちで何も出来ない由紀夫に弁当をさし入れたり、なにくれと世話を受けたオーナー夫婦になんの説明も謝罪も無く しれっと大学で結婚式を挙げてあとの始末は母親の安子任せだったという。 たいしたクズだ。 そういう意味では血筋らしく、鳩山家初代の和夫、その子一郎、さらに子の威一郎、その息子由紀夫と、どれもこれも愛人の話が残っている。 政商石橋正二郎が、何故こんな一族に自分の娘を嫁がせたか謎。 戦後の自民党本部は石橋の屋敷だったくらい、自民党に食い込んだ人だ。 そんなに一郎が気に入ったか? 何がそんなに良かったかね。 無駄に名門一族で、頭も切れる、金はうなるほどあるし、ブリジストンの票も確保されてる、 ああもう、立候補しない理由が見つかりませんわね。 こういうの見ると、身分制度の復活とか必要じゃないかと思っちゃうよ。 名誉欲・権力欲を満足させるためだけに国をめちゃくちゃにされちゃかなわん。 有り余る金で貴族の称号でも買って優雅にセレブ生活だけ送っててくれたらいーのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月04日 16時14分47秒
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