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カテゴリ:country life
光輝 「はい、到着。ここが金井小中学校。その奥に金井高校があるよ」
誠 「ほぁ~。木造なんだやっぱり」 村の子供らは光輝を先頭に村の案内をしていた。源寺は畑の都合で帰ったらしい 誠 「いや~まさか村の子供がこれだけとはね。とんだサプライズだ」 舞 「やっぱ東京は生徒とか多いの?」 誠 「俺の行ってた高校は6クラスで180人ちょいだったかな」 誠以外の5人はとても驚いた様子で話を聞いていた。 誠が通う事になる金井高校学校は一階建てで木造。先生は3人。1学年に1人というわけだ。 金井小中学校にいたっては2人。3学年に1人というハードさだが今は丁度の人数となっている。 快 「あ!せんせーい!!」 不意に快が大声でこう叫んだ。どうやら先生が学校にいたらしい。 升 「おぉ~君が誠君かぁ。源さんから聞いてるよ。俺は升 秀夫(ます ひでお)。森住君の担任だよ。」 誠 「よろしくお願いします升先生」 藤原 「そんな硬くならないでいいよ。僕は藤原基央(ふじわら もとお)。なんと君の担任だよ」 藤原先生は身が細く目も細いが髪は黒く長い。若さを感じる先生だ。 升先生は藤原先生とは対照的に少しガッチリとした体で性格が明るかった。顔は親父くさいが舞によると同い年らしい。 藤原 「僕らのほかにもあと3人いるんだけど今家にいるんだよね。」 休日とはいえ先生が家にいるのは生徒の人数が極端に少ないからだろう。 光輝 「でも今日の歓迎会には村に住んでる人皆来るからね。」 光輝の言葉に理解できない単語が混ざっていた。 誠 「え?歓迎会なんてやるの?ってか今日!?」 光輝 「え?舞に聞いてなかった??」 皆が舞の方を見るのと舞が「しまった」という顔をするのは同時だった 確かにあの広場で話してた時間は十分歓迎会の話をできる長さだった。 快 「おいおーい!頼むよ舞姉ぇ~!」 舞 「しーましぇーん!!!!」 反省はしてないようだ。 【夜】 源寺 「かんぱーい!!!」 全員 「かんぱーい!!」 源寺の乾杯の音頭から歓迎会は始まった。 そして自己紹介と升先生の一発芸の後、歓迎会は飲み会へと化した 母は奥様の会話をしている。 とりあえず誠は先生の所へ行った。 午前中に会った藤原先生と升先生以外に増川弘明(ますかわ ひろあき)先生、直井由文(なおい よしふみ)先生、高橋ひろあき先生がいた。 増川先生は藤原先生よりもっと細く、ちゃんとご飯を食べているのか心配になった。酒によって升先生と一緒に踊っている。舞の担任なので賑やかそうだ。 直井先生はオシャレ目で少し童顔だ。快の担任で、さっきから快と一緒に服を脱ごうとする升をおさえている。 高橋先生はさっきから写真ばっかり撮っている。他の4人より年上な感じでおじ様だ。 升 「うおぉ~俺は脱ぐぞー!!」 舞 「きゃー!!先生かっこいー!!」 増川 「俺もだぁ~!!」 直井 「やめろホセ!お前いらんわっ!エロホセッ!」 高橋 「カシャ、カシャ」 升が脱ぎだした事から歓迎会・・・もとい飲み会はさらにヒートアップした。 誠はうるさい大人たちから抜け出し、部屋の隅にいる奈菜葉のところへ行った。 誠 「ったくいい年した大人が・・・いつもこんななの??」 奈菜葉 「ん、まぁ増川先生は酔った時だけああなるけどね・・・」 奈菜葉は相変わらずそっけない感じに応えた 誠 「せっかくなんだからもっと楽しまない??」 奈菜葉 「そうだねぇー・・・」 質問した後に誠は気付いた。奈菜葉は眠いらしくさっきからうとうとしている。 あそこで裸踊りをしている所に戻るのも嫌なので奈菜葉の隣でオレンジジュースを飲んでいる事にした。 誠 「眠い?」 奈菜葉 「んぇ・・・そんな事・・ないけど」 そう応えるがやっぱり眠そうだ。 その後は沈黙が続いた。裸で踊るよりマシだが。 突然。誠の肩に奈菜葉の頭がのった。 誠 「っ!!!」 どうやら完全に寝てしまったようだ。予想外の出来事に誠の顔は真っ赤になり、思想回路は消失した。 誠 「(コレはまずいだろ確実にっ!でも起すのも悪いし)」 ふと目が奈菜葉の顔に移る。 誠 「(い、意外とかわいい顔してんな・・・)」 予想外の出来事に早まった鼓動は、30分もすればすっかり落ち着いていた。 そして誠にも睡魔が・・・ 起きると部屋はすっかり片付いていて、外は朝。体には布団がかかっていた。 そして奈菜葉の頭はまだ誠の肩の上にあった。 しかも布団は2人で1枚。 誠 「(し・・・しまったー!!!!!!)」 誠の思想回路再び消失 ふぅ。また、長くなっちまったぜぃ 先生の名前についてはあえて触れません。 あと途中で不適切な言葉を書いた事を深くお詫び申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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