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カテゴリ:戦い
巡業の旅から帰ると、沖縄の知人からこんなタイトルのメールが届いていた。 「大変なことになりました」 何ごとかなと思ってメールを開いたら、 「辺野古についに海上自衛隊まで投入されると日テレが伝えました」 文面はこれだけ。それだけに、緊迫感が伝わってくる。 → 『普天間移設 環境調査に海上自衛隊を動員へ』 日テレNEWS24 国が辺野古沖に建設しようとしていた普天間飛行場の代替基地は、地元住民を中心とした徹底した座り込みによって建設中止に追い込まれた。その代替案として浮上したのが日本の滑走路がV字型に並ぶ「辺野古崎案」。 建設に先立って防衛施設局は事前調査を予定している。それに対して予想される反対運動を阻止するために、自衛隊が出動した。 「ついに」と言うべきなのか「やはり」と言うべきか。 上記日テレの情報が5月9日の夜。その後、沖縄のメディアでは、実際に海上自衛隊の掃海母船が横須賀港から出港したことが伝えられている。 → 『自衛隊掃海母艦が沖縄近海へ』 5月11日 OTV沖縄テレビ → 『 「辺野古」で海自艦沖縄へ』 5月11日 沖縄タイムス 夕刊 → 『防衛相 調査参加を示唆』 5月12日 沖縄タイムス 朝刊 戦争に使うための基地、それを建設するための調査、その“妨害”を阻止するために出動する自衛隊。日本は戦争当事国への道を着実に歩み行く。 今、日本国民の5割以上が憲法改正を支持しているという。若い世代になるとその率7割。しかし、沖縄の地元紙が地元大学を対象に行った調査によると、改憲を必要とする学生は3割に満たなかった。 → 『「9条堅持」学生の82%』 5月3日 琉球新報 朝刊 昔も今も、闘いが身近にある沖縄。そこからの発信でしか知ることの出来ない国の動きがあるというのはコワい。 今、5月13日の午後3時半過ぎ。海上自衛隊の掃海母艦はどこを走っているのだろう? そして今ごろ、沖縄では、平和を願う人々が嘉手納基地を人間の輪で包囲しているはず。イスに座していて申し訳ないが、頭の中でその輪に参加だ。 見知らぬ誰かによってぼくらの平安は守られている。 忘れないように、忘れることのないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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