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カテゴリ:制作現場
モノレールが走る反対側に目をやれば、青空を背景にここ数日間おじゃましているビルが。 太陽の光を反射しているガラス窓あたりでここしばしお仕事中。 深夜、あのガラス窓から通りを見下ろすと、ひとり歩く女性のシルエット。その伸びた背筋に、蒸し暑い空気を吹き飛ばす颯爽さを感じたっけ。 あれは何日前だったかなぁ…。 ホテル戻りが午前7時→5時→4時→4時と推移した時はどうなることかと思った。ぼくは朝型なので、例えば4時に戻って4時半に寝ても、必ず6時頃には目が覚める。 ま、単に年寄りと化してるだけだとも言えるが。 でも、午前4時までかかってひとまず書き、朝9時から手直しをしたナレーションもMONGOL800の清作さんが生命を吹き込んでくれたし、あとはスーパーを入れれば終了だ。 仕上げはディレクターに任せてぼくはサヨナラ。30歳と若いディレクターは本来カメラマン。彼が自費をもつぎ込んで撮り続けたテーマが面白いので、番組化とあいなった。 今回、彼はカメラ&演出&編集&選曲をひとりでやった。本来はカメラマンなので、職分に小ウルサイ連中の中には越権行為だのなんだのと言うヒトがいるかも。 もし、そう言う人がいるとしたら、チンケ&情けないことを言うなと言いたいなぁ。 視聴者にしてみれば、誰が番組を企画したか、誰が制作を主導したかなんて関係ない。虚ろでボンヤリしている心の関心を引いてくれ、感心させてくれ、感激感動させてくれればそれでいいのだ。 「面白い!」と感じる対象があるのなら主張するのがテレビ局員の義務。肩書きがディレクターだろうが、カメラマンだろうが、記者だろうが音声さんであろうが庶務のヒトだろうが関係ないし、身分が正社員であろうが、子会社からの出向だろうが、契約社員だろうが、フリーランスだろうが、そんなことはどうでもいいことだ。 チマチマと、ヤッカミもどきのムダ口を叩くヒマがあるのなら、街を歩いて「面白い!」と思える何か、「伝えたい!」と信じられる何かを見つけてくれば? 番組を作ることのみが放送局を放送局たらしめているのだから。 ま、なにはともあれ、足かけ3年の熱意がひとつの番組となって生まれようとしている。見知らぬ視聴者に何かを伝えたいならば、年月かけて追わなきゃね、やっぱり。テレビの前にごろ寝している人たちは、画面に映る番組の底の浅さを見通す眼力を持ってますもん。 …他人事じゃないな…自戒しよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.07 15:58:28
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