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カテゴリ:旅
きょうは、佐賀。 改札口に人だかり。複数のテレビカメラもウロウロ。何か事件でもあったのかな?と思ったら、甲子園の決勝だった。みんな、駅に設置されたテレビに見入っているのだった。 街頭テレビに一喜一憂。 ぼくが佐賀駅に降りてからほぼ30分後、佐賀北高校は頂点に立った。 夜、小料理屋での打合せは甲子園で持ちきり。周りの酒席から聞こえてくるのも「あの満塁ホームランはすごかった」「まさか優勝するっちゃな~、信じられん」「これが葉隠魂よ」という声ばかり。県民の皆さん、ホントに大喜びといった感じ。 何より、選手がみんな地元中学出身の公立高校というのがいい。ここ数年は県大会でも負け続け、昨年一昨年は県大会初戦敗退負。みんな小柄で、170センチ以上ある選手は2、3人しかいないとか。やっぱり「まさか」だ。 数年前、ぼくの住む県の代表が甲子園で優勝したことがある。その時、ベンチ入りした選手の大半は県外の出身だった。 ちっとも嬉しくなかったな。それは選手たちのせいじゃないけれど。 駅まで迎えに着てくれたディレクターは興奮覚めやらず。目的地に行く前に佐賀北高校へ寄ってくれた。 何のへんてつもない、地方の、普通の高校。それほど広くないグラウンドは他のクラブと共有。サッカー部の練習中は硬球を使うノックなども出来ない。その間は内野の守備練習に費やすとか。ナイター設備などはもちろんない。部の予算は5、60万くらいらしい。 それでも頂点に立てる。 高校野球と言うか、アマチュアスポーツのあり方を再認識させてくれた感じだね。 どちらかと言うと地味な印象のある佐賀県。自虐を売りにする芸人もいる。その彼に似たピッチャーも活躍しての見事頂点。 佐賀県ここにあり! いやいや、良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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