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カテゴリ:制作現場
南の島、二日目も10時に終了。こんなに順調でエエんかしらん? 何度もどんでん返しを体験してるので、目の前にある幸せにすがりつけない因果な性格と化してしまった。 ある時は、予定より1日半以上も前倒しと大順調だった編集が、最後のコンピュータ→オンエアテープという書き出しに手間取るだけ手間取って、局のオンエアセクションにテープを持って駆け込んだのはオンエア4分前。心臓がノドから飛び出し、ぶらんぶらんとぶらさがっていた。 ある時は、二日間貫徹でオンエア日の明け方には編集があがったものの、ナレーションが出来ず。オンエアは午後1時。ナレーションの収録が始まったのは午前10時。3時間もあるじゃんと言うなかれ。普通、1時間番組のナレ録り&仕上げには短くとも5時間はかかるものなのだ。 ある時には、夜中、番組が完成したその時に、取材対象者が「オンエアさせん!オンエアしたら訴える!」とねじ込んできた。ディレクターと取材対象者との意思の疎通が取れてなかったのが原因だったけど、あまりのことに驚き桃の木山椒の木。 もう、そんな思いはしたくない。用心、用心、大用心。石橋叩いて、壊して、川は船で渡ろうね。 明日中にナレーションを書かねばなぁ、と思いつつホテルに戻ると、「お部屋のエアコンが壊れましたので、申しわけありませんがお部屋の変更をお願いできますでしょうか?」フロントマン。いいですよ、と代わった部屋の番号は911。ちょっと不吉? パソコンをON。仕事の準備完了。が、しかし、気持ちが集中出来ず、なんだかんだとゴロゴロするうちに、泡盛も飲まず時計はAM2時をまわる。 旅に出ると気分が高揚して、いつもの時間には眠れんなぁ。それもまた楽し、なんだけど。 テレビでも見よ、とONしたとたん、体操の鉄棒で富田君が鉄棒から落下。他人の無責任な期待という重圧を背負ってプレーするってどんな気持ちなんだろう? 想像すらできないや。 しかし、最近の体操って見ていてコワい。もはや軽業師の世界だし、女子選手は角兵衛獅子も真っ青な機械仕掛けの早回し子供。選手は必死なのだろうけど、見てて楽しくないもんなぁ。あぁ、チャフラフスカの美しさはいずこ…。 鉄棒で落下した富田選手がインタビューに答えてる。こんな時、どうして「申しわけありません」という言葉が出てくるのかな? 自分のためにやってることをぼくらは垣間見させてもらってるだけなのに。 あらら、3時だ。あしたは早起き。寝ようかな。あした出来ることは、きょうやっちゃダメだよね。ゆっくり、ゆっくり。 寝よ寝よ眠ろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.13 10:15:20
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