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カテゴリ:音楽
どうにも心が抗しがたい。 そんな曲がある。 「 Stand By Me 」 「 Heart Of Gold 」 「 I Can Dream About You 」 「 Jessica 」 「 Your song 」 「 Me And You And A Dog Named Boo 」 「 Every Woman 」 「 Ol' 55 」 「 コートにすみれを 」 「 トランジスタラジオ 」 「 その気になってるわ 」 「 チェイン・ギャング 」 「 さよならが言えない 」 ……… あげていくと結構きりがないくらい あるけれど。 南の島のビジネスホテルで。夜。 仕事を終え、パソコンに入れた曲を ランダムで鳴らしていたら 流れ出したのがこの曲。 「More Than I Can Say」Leo Sayer (YouTube) ここにこの曲のことを書くのは三回目。 抗しがたいんだなぁ、この曲は。 この曲がラジオから流れていたころ、 ぼくは大学を卒業し、会社員として働いていた。 毎日毎日、残業続き。 ひと月で200時間を超えた。 でも、仕事は面白く、同僚は楽しい。 毎晩毎晩、呑みながら 「いい会社に就職したな」 そう思っていた。 呑んで帰る道すがら。 「これでいいのかなぁ…」 そうも思っていた。 当時、ぼくは学生時代の四畳半に そのまま住んでいた。 狭い空間というのは妙なもので 温かくもあり、寂しくもあり、辛くもあり。 自分の心の中を覗かざるを得ない。 そんな力がある。 そんな空間にひとり座り込むと 心静かに落ち着きそうなものなのに 頭は混乱するばかり。 言いたいことは山のようにあるはずなのに 口を開けても、何も出てこない。 もどかしさで 呑んだ胃がますます重くなる。 「なんか、違うな…」 そんな思いにとぐろを巻いていた 電気もつけない四畳半。 そこで、毎晩毎晩 繰り返し聞いていたのがこの曲。 あぁ、暗い…。 で、1年と半年後。 気に入っていた会社を辞めたのだった。 何を思ったんだかなぁ。 ビジネスホテルの一室は 狭さをいえば四畳半に近いけど 温かくもなく、冷たいばかり。 でも、この曲が流れてきたら あの部屋の空気が湧き出した。 「なんか、違うな…」 今も同じことを思ってる。 ヒトって成長するのかなぁ。 そう感じて、思わず落涙 ……は、しないけど ちょっと落ち込んだ。 抗しがたいや。 『 More Than I Can Say 』 Wow,wow,yeah,yeah I love you more than I can say I'll love you twice as much tomorrow Love you more than I can say Wow,wow,yeah,yeah I'll miss you every single day Why must my life be filled with sorrow Love you more than I can say Don't you know I need you so Oh tell me please I gotta know Do you mean to make me cry Am I just another guy ? Wow,wow,yeah,yeah I'll miss you more than I can say Why must my life be filled with sorrow Love you more than Ican say Don't you know I need you so Oh tell me please I gotta know Do you mean to make me cry Am I just another guy ? Wow,wow,yeah,yeah I love you more than I can say I'll love you twice as much tomorrow Love you more than I can say I love you more than I can say I love you more than I can say あのころは 歌詞は全然気にしてなかった。 I love you more than I can say I'll love you twice as much tomorrow うまく言えないけど、大好きなんだ。 明日になったら、2倍好きになってるよ。 I'll miss you every single day Why must my life be filled with sorrow Love you more than I can say 君がいないと毎日がつらい。 ぼくの人生、どうして悲しみだらけなんだろう? 言葉に出来ないくらい、大好きなんだ。 う~ん。 とぐろを巻いていたあのころの思いとは 全然違うなぁ。 でも、抗しがたいんだ。 今でもね。 も一度、聴こ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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