|
カテゴリ:制作現場
全国ネット、30分のドキュメンタリー番組で、制作に参加した番組が受賞の対象になったそうで、ディレクターからメールで、プロデューサーからは電話で連絡があった。 嬉しいこと。 自分が関係した番組が賞をとったということもさることながら、受賞が決まってから即座に連絡をくれたことがより嬉しい。「あぁ、オレもスタッフの一員なんだな」という気がする。 ぼくはフリーなので、会社に常駐しているワケじゃない。打合せと編集のときくらいしかスタッフとは直接顔を合わせないし、仕事が終われば次にお呼びがかかるまではメールを交換することもほとんどない。 番組単位の契約社員みたいなもの。 だからなのかな。 制作に参加した番組を「番組コンテスト○○に出品しました」という連絡をもらうこともめったにない。選考の結果を別の知人からFAXしてもらったりしたときに初めて、「あぁ、出してたんだ」ということを知ったりすることも多い。 寂しいね。 そんなとき、雇われ仕事であることを実感する。 番組の再放送のときも。 番組の制作に関しては、フリーの構成係であるぼくにも著作権があるらしい。だから、再放送する際など、本来ならば事前に連絡をもらってしかるべきらしいのだ。 でも、「再放送をします」という連絡をもらうこともめったにない。 ま、より多くの人に見てもらえればいいから、連絡のあるなしなんてことはどうでもいい。でも、知らせてもらうと嬉しいよね、やっぱ。友人知人に宣伝することもできるし。 番組作りは個人商店みたいなものだから、関係者への連絡など、ほとんどの雑事をディレクターが個人でやることが多い。完成した番組をDVDに焼いて関係者に送ったり、借りていた資料を返したり。 結構大変な作業なんだな、これが。多いときはDVDを数十枚作り、礼状入りで送らねばならなかったり。 番組作成後のこうした作業は主にディレクター個人にお任せなので、ぼくのところにも一筆添えたDVDを送ってくる人や、DVDどころか何の音沙汰もない人などなど、その人の性格がよくわかっておもしろい。 一昨日、旅先から戻ったら、先月末にオンエアした番組のDVDが短い手書きの挨拶状入りで届いてた。ガラッパチなディレクターだけど、結構細やかな心配りをする人だ。「よし、また一緒にやれたら、がんばろっと」なんて思ってしまうから、こちらも単純と言えばそうなのだけど。 心遣いって、嬉しいね。 受賞した番組は、来週末に表彰式があるのだとか。ディレクターとカメラマン(編集も担当)、そしてプロデューサーが出席する。 おいしいお酒を飲んできてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[制作現場] カテゴリの最新記事
|
|