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カテゴリ:音楽
幻泉館主人さんのところで、拓郎さんの新しいベスト・アルバムが出たことを知った。 → 幻泉館主人さん 「TAKURO PREMIUM 1971-1975」 5枚組。すごいね。 幻泉館主人さんも触れているけど、「ペニーレインでバーボン」はやっぱり入っていない。歌詞の問題があるんだろうな。残念ね。 拓郎さんは2006年の「つま恋」でこの曲をやったとき、歌詞を変えていた。 → 2006 10 31日記 「ペニーレインで…」 確かに現在は使用を控える言葉ではあるけれど、書籍などは「問題のある箇所もあるが発表当時の表現ゆえご了承を」的な但し書き付きでそのまま再版されている。 当時の“もの言い”の表現でないと表せない時代の雰囲気があるはずだけどな。 ずっと聞きたいと思っているのだけど、今回の5枚組集大成でも入ってない曲がある。これはSONY時代の総まとめ集だからかなぁ。 「ペニーレインでバーボン」のような「放送禁止」的な意味とは違って、“総まとめ”や“ベスト”に入れるほどではないと目されているのかもしれない。 ちょっとさびしいね。 「 笑えさとりし人ヨ 」(YouTube) 思いのままにならないまでも 好きにやりたい 勝手にさせてよ 気ままに生きたい 俺の人生 笑え 今さらと 笑え 若いぜと 何が暮らしだ 2LDK それも倖せか 女房は一人か 子供は二人か それも倖せか いやだ このままで いやだよ 死ぬなんて 何のために生きているんだ この俺は 短いぜ 残った月日 生きてやる ヘソを曲げても仕方のないのが 世の中かい 人に言われて ただそれだけに まどわされ 何が天国だ どこだい おしえてよ 今さら言うのはよそうなんて 俺は思わない あきらめ気分でいたところで 傷つくばかり 涙は生きてると 感じてサ それからサ 苦しまぎれにはいた言葉が かっこ良くうつるネ さとっているのか 目をつむっている人々よ 笑え この俺を 笑えよ 愚か者と もつれあった糸をたぐりよせ 今一度 ほどこうか この手で生きてやる 思いのままにならないまでも 好きにやりたい 勝手にさせてよ 気ままに生きたい 俺の人生 笑え 今さらと 笑え 若いぜと -------------------- 20代の若造、その心の奥底でふつふつと焦げるまだ見ぬ人生への恐れが見える。恐れが溢れてしまいそうになって叫んでしまうことが確かにあった。 ぼくもこんな風に感じていたっけ。 友人に「賢いオトナにはなりたくない」と言っていた女の子がいた。彼女が言う「賢いオトナ」は、拓郎さんが歌う「さとりし人」のことなんだろう。 「わかったつもりにならないと人生は歩いていけない」。 まだ人生をほとんど歩いていないのに、そんな風に思っていた。「賢いオトナ」、「さとりし人」にはなりたくないと思っていた。20代だね。 でも、それを懐かしいとは思えない。今も時にこう思うもんな。 この曲が入っているアルバムはエレック時代の『人間なんて』しかないのかしら? レコード→CDと移行したとき、入手し直した拓郎さんのオリジナル・アルバムは『元気です』と『LIVE 73』の二枚だけ。 オリジナルの歌詞で歌う「ペニーレインでバーボン」が入った『今はまだ人生を語らず』は友人からもらったけど、『人間なんて』は買ってない。 ぼくの手元にはこの「笑えさとりし人ヨ」が入った2枚組のベスト・アルバムがあるのだけれど、LPなので聞けない…。 「笑えさとりし人ヨ」は確かに人気曲じゃないのかも。ぼくの手元にある2種類のベスト盤CDにも入っていないし。「春だったね」なんかは5つものバージョンがあるのに…。 「川の流れの如く 」とか「ある雨の日の情景 」なんかも聞きたいなぁ。「ある雨の日の情景」、ギターの練習、したっけな。 もう指が動かないや。 『人間なんて』、手に入れるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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