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カテゴリ:制作現場
年末年始の一週間、起きてる間はテレビをつけっぱなし。歳だけは増えても、やっぱり「テレビっ子」は治らない。 でも、結局民放はほとんど見なかった。ついているのはBS1またはBS2。それでなけりゃ、ハードディスクに録画していた音楽番組またはドラマ。これもBS2でやったヤツ。 番組を騒々しく感じるようになったのはいつ頃からかなぁ。 年賀状にも「テレビはつまらん」と書いてよこす友人がいたりして。 反論できんのがちと悔しいね。 「テレビ」ひと言でまとめて欲しくないし、まとめられるような問題でもないのだけれど。 テレビはつまらなくなった。そうかもしれん。雑誌でもよく叩かれる。「高度成長期&バブル期に我が世の春と浮かれて良質な番組を作ってこなかったツケだ」と、先日立ち読みした雑誌で評論家や大学教授の皆さんが口をそろえていた。 おっしゃる通りでもある。 んじゃ、どうすればよかったのかな? 力道山 vs デストロイヤーや8時だよ全員集合、鉄腕アトムや巨人の星などを流さずに、NスペやプロジェクトXのような「子どもに見せたい番組」でラテ欄を埋めたらよかったの? そうじゃないだろう。 このままじゃマズイだろうというのは、現場の人間の多くもわかってる。だけど、対案のない野党みたいに「ダメだ、ダメだ」ばかりを繰り返しても先には進まない。 でも、マズイことは感じていながら、自らの足元を見つめない業界員は数多い。 テレビの凋落ぶりが話題にのぼるとき、その対象はキー局だ。キー局とローカル局は同じ業界に属していても、業態としてはまったく違う企業。それを把握している局員はどれくらいいるだろう。 社会における存在意義を反芻しながら、自分で食べる方法を探す。そんな、ちょっと相反するような生き方をローカル局は求められつつある。 どうすればいいのかなぁ。 難しいね。 20年間、金を稼がない番組ばかりにたずさわってきた。せめて存在意義の方だけでも考えないと、存在意味もなくなりそうだね。 キーボードを叩きながら見ているのは、きょうもBS2。 「黒人音楽の歴史 2 ゴスペル」。サム・クック、最高だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.05 21:38:51
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