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カテゴリ:音楽
やかましいロックも好きだけど、こんな人の歌も好き。 越路吹雪さん。 パソコンに入れて持ち歩いて聞いたり、iPod mini をカーステレオ経由で聞いたり。 かっこいいよなぁ、この人。若くして亡くなって残念だ。今もご健在だったら、あの独特な歌を聴かせてくれてるだろうかしらん? 「イカロスの星」とか「ろくでなし」「愛の讃歌」などもいいけど、やっぱ「ラストダンスは私に」かなぁ。 「ラストダンスは私に」by 越路吹雪 ぼくは長い間この歌を「壁の花」と化している女性の心情を歌った歌だと思っていたけれど、実はそうじゃなかった。 この歌の作者は病気(小児麻痺だったかな?)で車椅子生活。ダンスパーティに行っても踊ることが難しい。どうしても壁のそばで見ていることになる。 一緒に行っていた奥さんも彼と同じように壁を背に踊る人たちを見ている。 その姿を見た彼は健気な奥さんをちょっぴり不憫に思い、 「踊ってきていいよ」 って作ったのがこの歌だそう。だから、 「行って、楽しんでおいで。歌って、笑って。 でも、誰かが『家まで送ろうか?』と言っても断るんだよ。 きみを家まで送り届けるのはぼくなんだから。 ラストダンスはとっておいてね」 って歌ってるんだなぁ。 なるほどぉ、「壁の花」じゃなくてパーティの花になった人を見つめている人の気持ちだったのね。 オリジナルは、ドリフターズ(いかりやさんが親分のアレ?じゃないですぅ)。「スタンド・バイ・ミー」のベン・E・キングがリード・ボーカルだった。 こちらもさすがに素晴らしい。 「Save the last dance for me」by The Drifters ソウルやR&Bのベスト盤には必ず選曲されるので、ぼくのパソコンには同じこの曲が9曲入ってる。 でも、やっぱりきょうは越路さんのバージョンを聞こ。岩谷時子さんの訳詞も、とてもいい。 歌:越路 吹雪 訳詞:岩谷 時子 貴方の好きな人と 踊ってらしていいわ やさしい微笑みも その方におあげなさい けれども私がここにいることだけ どうぞ忘れないで ダンスはお酒みたいに 心を酔わせるわ だけどお願いね ハートだけはとられないで そして私の為残して置いてね 最後の踊りだけは 貴方に夢中なの いつか二人で 誰も来ない処へ 旅に出るのよ どうぞ踊ってらっしゃい 私ここで待ってるわ だけど送って欲しいと 頼まれたら 断ってね いつでも私がここにいることだけ どうぞ忘れないで きっと私の為残して置いてね 最後の踊りだけは 胸に抱かれて踊る ラスト・ダンス忘れないで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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