番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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  頭突きで英単語。

  「きょうの１曲」いやぁ、ヒマつぶしには最適だわぁ「 YouTube 」。ヒマじゃないときにかぎってどんどこ見たくなるのが難点だけど。やっぱり「懐かしの・・・」という感じでどうしても検索してしまうなぁ。で、見つけた、「懐かしの」一曲。Johnny Winter　『 Johnny B. Goode 』この曲を聞くと頭突きで英単語を覚えたという学生時代の友人を思い出す。大学１年のとき、同じクラスになった彼は大のハード・ロック好きで東京体育館（今はもうないのかな？）でのレインボーのコンサートに一緒に行ってリッチーお約束のギターぶっ壊しに熱狂した。その友人宅へ遊びに行ったときのこと。彼の自宅は横浜の瀟洒な住宅街にあった。広い庭の片隅に建てられた四畳半くらいの離れが彼の部屋。受験勉強用に作ってもらったそうな。都会の受験生は違う。その部屋でロックを大音量で聞きながらノリノリで受験勉強をしたそうな。やっぱ、都会の受験生は違う。で、その部屋で音楽を聞いてるとジョニー・ウィンターのこの曲が流れ出した。彼は突然、しみじみと「この曲のおかげでオレは英単語を覚えたんだよな・・・」と、言った。「はぁ？」意味不明なぼくに彼は部屋の真ん中あたりに立っている柱をなでながら「このアルバムをブッかけてこの柱に頭突きをしながらやると英単語が覚えられんだよ」と、のたまった。確かに、彼がなでているあたりは柱がなにかがぶつかったようにへこんでいる。柱の一部が → 「凹」 ← こうなってる。彼の弁では、ジョニー・ウィンターを聞きながら「murder、殺人っ！ murder、殺人っ！」などと唱えながら柱に頭突きをくらわすともう、バッチリ。死んでも忘れないほどに覚えるんだそうな。その証拠に、オレの額は厚いし、キズがある。そう言って、彼はずいとおでこを突き出した。確かにカタい。でもなぁ。「ほんとかぁぁぁ？？」いぶかるぼくにお茶を持ってきたお母さんがとどめを刺した。「この子はバカなんですよわざと柱に頭ぶつけて。なんの役にたったんだか。ねぇ」ねぇ・・・つったって・・・・。ほんに、都会の受験生は違う。親も違うわ。で、英単語を覚えるとき頭突きの友となったアルバム。『 Johnny Winter And [Live] 』今もよく聞く、大名作。Ｂｕｔ・・・・・聞くたびに上の出来事を思い出す。故に、個人的には大迷作。

  2006.11.13

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  夢に見れるさ－再び。

  「きょうの１曲」え～っ、なんでもあるんだなぁ！驚いた。「 YouTube 」。仕事に飽きて飽きて。でも、席を離れる度胸はなくて。「 YouTube 」の“ Search for ”にアーチストの名前を何気なく打ち込んだ。そうしたら、出た出た。ずっと、見たい、聞きたい見せたい、聞かせたいそう思っていた曲が映像付きで！版権を侵していることも法律に反していることも知ってるけれどやっぱ嬉しいわ、こりゃ。で、この曲。Dan Hartman　『 I Can Dream About You 』「 YouTube 」の映像＆歌は、こちら。→ 『 I Can Dream About You 』 ←No more timingEach tear that falls from my eyesI'm not hidingThe remedy to cure this old heart of mineI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightMoving sidewalkI don't see under my feetClimbing up fromDown here belowWhere the streets see me lonely for youI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightI can dream about youI'm gonna press my lips against youAnd hold you tight to meI can dream about youYou know you got me spellboundWhat else can it beMoving sidewalksI don't see under my feetClimbing up from the pain in my heart'Cause it's you that I needI don't understand itI can't keep my mind off loving youNot even for a minuteOooh, now baby,I'm caught up in the magic I see in youThere's one thing to doI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightI can dream about youIf I can't hold you tonightOooh, I can dream about youOooh, I can dream.....日記に登場は３度目のこの曲。１度目は、こちら。→ 2006.04.25 「 夢に見れるさ。」映画の挿入歌。映画については、こちら。→ 2005.03.22 「 Streets Of Fire 」いや～、イントロから、間奏のギターソロからなにからなにまで好きですわ、この歌。映画の挿入歌だから、歌っている皆さんがホントのグループかどうかはわからないけれどこの雰囲気、大好き。「 YouTube 」には他のバージョンもあったけれど映画の中に出てくるステージそして、映画のシーンをインサートしたこいつが最高かな。歌詞をテキトーに訳そうかと思ったけど日本語にしきれないフレーズ、多し・・・・・。I can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just right意味はなんとなくわかるから、いっか。しかし、いい曲だわぁ。もう一回、聞こ。

  2006.11.10

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  ばぁさん、お気に入り。

  「きょうの１曲」風邪ひきオババ（お袋だけど）を医者に連れて行く。車ではロックがガンガン。耳を汚しては気の毒だから音量をしぼる。と、お袋が「あら、いい音楽ね」と、のたまった。そっか、そうか、お前にもわかるか、この良さが。と思って、あぁそうだっけ、思い出した。お袋は妙な耳の持ち主なのだった。音楽を聞くという趣味はまったく持ち合わせていないのだけど。四半世紀以上前の学生時代。休みで帰省したぼくがレコードを聞いていると「あら、面白い音楽ね」と、お袋が言った。ぼくの部屋で流れていたのはピンク・フロイド 『 The Dark Side of the Moon／狂気 』。この手の音楽は耳になじむらしいなと思ったぼくは帰省するごとにピンク・フロイドのＬＰを買って帰った。お袋は『 The Dark Side of the Moon／狂気 』↓『 The Wall／ザ・ウォール 』↓『 Wish You Were Here／炎 あなたがここにいてほしい 』↓『 Atom Heart Mother／原子心母 』↓『 Animals／アニマルズ 』の順にお気に入りのようだった。趣味が似てるね。やっぱ、親子だからかな。お袋の音楽趣味の話をしようと思ったんではなかった。来年、８０をむかえる風邪ひき老女が「いい音楽ね」と言ったのは、この曲。John Lennon 『 Stand By Me 』When the night has comeAnd the land is darkAnd the moon is the only light we'll seeNo I won't be afraidNo I won't be afraidJust as long as you standStand by meAnd darlin', darlin'Stand by meOh now now stand by meStand by me, stand by meIf the sky that we look uponShould tumble and fallAnd the mountains should crumble to the seaI won't cry, I won't cryNo I won't shed a tearJust as long as you standStand by meAnd darlin', darlin'Stand by meOh stand by meStand by me, stand by meStand by me-e, yeahWhenever you're in trouble won't youStand by meOh now now stand by meOh stand by me, stand by meStand by meDarlin', darlin', stand by me, stand by meOh stand by me, stand by meStand by meジョン・レノン　『 スタンド・バイ・ミー 』そっか、ばぁさんの耳にもいい音楽に聞こえるか。イントロのギターのカッティングからして最高だろ？だろ、うん、いい曲だよな。ばぁさんお気に入り、『 Stand By Me 』ジョン・レノンのバージョンへリンクしたいところだけど見つからず。これは、同曲の作者 ベン・Ｅ・キング のバージョン。→ 『 Stand By Me 』 ←最近、一曲すべてを聞かせるURLを検索してもほとんどヒットしなくなった。著作権を気にしてのことなのかなぁ。著作権者の承諾無しにネットへ載っけるのは違法行為だしそこにリンクすることもよろしくはないことだけどいい曲を丸々聞いて欲しいなぁという思いもなくはない。でも、時代の趨勢、仕方ないか。文句を言える筋合いじゃないしなぁ・・・・。と、著作権話をするつもりではなかった。When the night has comeAnd the land is darkAnd the moon is the only light we'll see夜のとばりが降り、あたりが暗くなって、ぼくらに見える明かりが月だけになっても、No I won't be afraid, no I won't be afraidJust as long as you standStand by meぼくは恐くなんかない、恐がったりしないよ。君がそばにいてくれる限りはね。If the sky that we look uponShould tumble and fallAnd the mountains should crumble to the seaもし、見上げてる空が崩れ落ちてきたって、山が海に飲み込まれてしまったってさ、I won't cry, I won't cryNo I won't shed a tearJust as long as you standStand by meぼくは泣かない、泣いたりしない。涙の一滴だって流しはしないさ。君がそばにいてくれる限りはね。今、ジョン・レノンのバージョンを聞きながら書いてる。あぁ、やっぱり、ほんとにいい曲だなぁ。。。思わずリピート、リピート、リピート・・・・。最近、２、３のＣＭでこの曲が使われている。曲も、歌詞も、優しくて、あたたかい。いつ聞いてもいい曲ってのはあるけれどその中でもほんとにトップクラスの曲じゃないかしらん。And darlin', darlin', stand by meOh now now stand by meStand by me, stand by meだから、だからさ、ぼくのそばにいて。そばに、ぼくのそばにね。この曲のこと、日記に書くのは三回目。名曲だね。※ nonkeyさんが「YouTube」で見つけてくれました。John Lennon の「 Stand by Me 」。この日記を書くときにぼくが聞いていたアルバム『 ロックン・ロール 』とは違うバージョンだけどこちらも激良！nonkeyさん、ありがとうございます。※※「 YouTube 」の「 Stand by Me 」。『 ロックン・ロール 』と同じバージョンにも聞こえる・・・・。真相や、いかに？？？なんにせよ、いい曲ですわぁ。

  2006.11.05

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• 「ペニーレインで…」

  扁桃腺を腫らし、フトンにゴロゴロしながら、３１年ぶりの「つま恋」、録画をちらほら見た。まずは、総集編の最初の２時間分のうちの、拓郎さんのパートだけ。オープニングは『旧友再会フォーエバーヤング』。拓郎さんとかぐや姫の三人、同時に紹介しなけりゃいけないし、オープニングはやっぱりこれなのかなぁ。山田パンダさんが走りながら歌っていたけど、ぼくが拓郎さんに馴染み薄くなっていたころの曲なので、全部聞かずにすっ飛ばしてしまった。ＨＤ録画はこういうのがラク。拓郎さんはじめステージの皆さん＆スタッフの皆さん、すみませ～ん。おっと、『ペニーレインでバーボン』のイントロが始まった。「あら、まぁ！」　と、びっくり。あの歌詞がテレビでそのまま歌われるはずがなかろうに！と、思ったら、やっぱり、きっちり、差し替えられていた。「つんぼ桟敷」　→　「蚊帳の外で」歌われないとは予測したけど、やっぱりスカタン肩透かし、ってな感じ。「つんぼ桟敷」と「蚊帳の外」じゃ、意味がちゃうじゃん。意味の違いは、幻泉館主人さんのブログで。　　→ 幻泉館主人さん 2006.10.31「ペニーレインでバーボン #2」やっぱし書いたね、幻ちゃん。昔々、「エド・サリバンショー」では、ストーンズが出るときに歌詞が下品だから変えろと言ったり、プレスリーの腰の動きは品がないから映すなと言ったり、表現者の創作意志・意欲を無視してあれやこれやと手を入れたんだってねぇ…。そんなことが、ふと頭に浮かんだ。テレビって、今も昔も、妙なところに繊細だ。でもなぁ、現場でも「放送コード」ってよく聞くけど、ほんとに決まりとして存在するんだろうか？　先日もナレーション収録の現場で、「この言葉、流していいの？」ってなことになり、ディレクター氏が調べたっけ。調べたと言っても、アナウンサー嬢に尋ねただけだけど。オンエア言葉については一番詳しいってことかな？そのときも、「出さない方が無難」てなこととなり、ナレーションを書きかえた。まぁ、「つま恋」はあくまで「同窓会」。開かれることに意義がある、って、オリンピックみたいなもの。“テレビ”がからむこと、それもかのＮＨＫだってことは、選曲したのが誰であれ、事前に承知のことだし。幻泉館主人さんが言うように、歌詞の変更は「大人の選択」ってとこかな。拓郎さんが自分のツアーでも『ペニーレインでバーボン』の歌詞を歌い換えてるかどうかは知らない。もし歌い換えているとしたら、こちらの気持ちはまた別のものとなるけれど。今回の「つま恋」、ほんとに誰が選曲したんだろう？　『ペニーレインでバーボン』を歌うと必ずこんなふうに、あ～だこ～だと言われることはわかっているはず。ぼくらオヤジが「あ～だこ～だ」と言うことを見通して拓郎さんが選んだとしたら、それはそれでおもろいな。原宿の「ペニーレイン」、馬場から歩いて見に行ったっけ。ついでに東京タワーまで足を延ばしたところが田舎者を証明してる。楽しかった、でも、疲れたっけね。オープニングを『春だったね』。そして、『ペニーレインでバーボン』と続けてくれると、オヤジとしては激喜びだったんだけどなぁ。

  2006.10.31

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  アタマを休めて。

  「きょうの１曲」人に会うのが苦手。できれば、自宅にこもりたい。ぼくはそんなタイプ。そうは見えないらしいけど。自宅にこもりたいと言っても“引きこもり”じゃない。他人と会うのが面倒なだけ。仕事の打合せや編集立ち会い。体よりもアタマがバテる。そんなとき車では大音量のロックで疾走。お～、カイカンじゃわ。でも、部屋に戻って聞くのは静かな曲。そのメリハリでアタマを休ませてるのかなぁ？マジメな打合せ　↓番組制作スタッフ懇親会　↓プロデューサーとスナックで深夜３時まで。なんて感じのスケジュールの日はその翌日もアタマがダウン。バテたアタマには優しい曲がいいよね。こんな曲。Leo Sayer　『 When I Need You 』When I need youI just close my eyes and I'm with youAnd all that I so want to give youIt's only a heartbeat awayWhen I need loveI hold out my hands and I touch loveI never knew there was so much loveKeeping me warm night and dayMiles and miles of empty space in between usThe telephone cant take the place of your smileBut you know I won't be travelin' foreverIt's cold out, but hold out, and do I like I doWhen I need youI just close my eyes and I'm with youAnd all that I so wanna give you babeIt's only a heartbeat awayIt's not easy when the road is your driverHoney that's a heavy load that we bearBut you know I won't be traveling a lifetimeIt's cold out but hold out and do like I doOh, I need youWhen I need loveI hold out my hands and I touch loveI never knew there was so much loveKeeping me warm night and dayWhen I need youI just close my eyesAnd you're right here by my sideKeeping me warm night and dayI just hold out my handsI just hold out my handsAnd Im with you darlin'Yes, Im with you darlin'All I wanna give youIts only a heartbeat awayレオ・セイヤー　『 はるかなる想い 』→ 『 When I Need You 』 ←1977年、全米１位。穏やかな曲は『カリフォルニアの青い空』『落ち葉のコンチェルト』などのアルバート・ハモンド。レオ・セイヤーは自分でもいい曲を書くけど他の人の作品をとりあげるのもじょうずだなぁ。以前、ここに書いた『 More Than I Can Say 』もカバー曲だ。2006.6.2 「 言葉足らず・・・・再び。」『 はるかなる想い 』はロッド・スチュアートも歌ってたっけ。When I need youI just close my eyes and I'm with youAnd all that I so want to give youIt's only a heartbeat away君が必要なとき、ぼくは目を閉じる。すると、君がそばにいる。君にあげたいものすべてもそこにある。心臓の鼓動が聞こえるくらい近くにね。Miles and miles of empty space in between usThe telephone can't take the place of your smileぼくらの間には何マイルものうつろな空間が広がってる。電話じゃ君の笑顔の代わりにはならないさ。But you know I won't be travelin' foreverIt's cold out, but hold out, and do I like I doでもね、ずっと旅を続けるわけじゃないから。外は寒いけど、がんばって待ってて。ぼくが待ってるようにさ。こんな感じの意味かしらん？優しい詞はキャロル・ベイヤー・セイガー。バート・バカラックの元奥さま。たくさんの名曲をお作りに。確か、映画「ミスター・アーサー」の主題歌『 ニューヨーク・シティ・セレナーゼ/Arthur's Theme 』もそうだったような・・・・。この 『 はるかなる想い 』。運転中に聴くと眠くなってアブナイけど部屋でアタマを休めるには最適。あぁぁ部屋で聴いても眠くなる。ZZZZZZZZ・・・・・・・・・。

  2006.09.04

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  秋風恋しや。

  「きょうの１曲」言いたくないけど、暑い・・・・・。と、この夏いったい何度、言っただろうか。だいたい、沖縄よりも北部九州の方が気温が高いなんておかしくない？それも、窒息しそうに蒸し暑い。爽やかな風ってなに？　どこに吹くの？そう言いたくなる。ぼくは春と秋がダメ季節。体温の調節がヘタクソ体質なのでしかと暑いか、めちゃ寒いかどっちかでないとアタマがぼける。でも、もう暑さはいいや。秋風が恋しいぞぉ。秋の公園をぼんやり散策したい。気分は秋となるために今夜はこれを聞きまする。England Dan & John Ford Coley　『 I'd Really Love To See You Tonight 』Hello, yeah, it's been a while.Not much, how about you ?I'm not sure why I called,I guess I really just wanted to talk to you.And I was thinking maybe later on,We could get together for a while.It's been such a long time,And I really do miss your smile.I'm not talking about moving in,And I don't want to change your life.But there's a warm wind blowing,The stars are out,And I'd really love to see you tonight.We could go walking through a windy park,Or take a drive along the beach.Or stay at home and watch t.v.You see, it really doesn't matter much to me.I'm not talking about moving in,And I don't want to change your life.But there's a warm wind blowing,The stars are out, And I'd really love to see you tonight.I won't ask for promises,So you won't have to lie.We've both played that game before,Say I love you, then say goodbye.I'm not talking about moving in,And I don't want to change your life.But there's a warm wind blowing,The stars are out, And I'd really love to see you tonight.イングランド・ダン＆ジョン・フォード・コーリー　『 秋風の恋 』→ 『 I'd Really Love To See You Tonight 』 ←１９７６年にヒット。なんと、もう３０年前！時の流れにびびってしまいますぅ。Hello, yeah, it's been a while.　Not much, how about you ?I'm not sure why I called,I guess I really just wanted to talk to you.やぁ、しばらくだね。変わりないよ。君はどう？なんで電話なんかかけたんだろうね。たぶん、君と話がしたかっただけだと思うよ。And I was thinking maybe later on,We could get together for a while.It's been such a long time,And I really do miss your smile.どうかなぁ、あとでさちょっとだけ、会えないかな。ずいぶん長い間、会ってないよね。君の笑顔が見れなくてほんとに寂しいよ。デュオのうち、イングランド・ダンは「シールズ＆クロフツ」の片割れであるジム・シールズの弟。のちにカントリー・シンガーに転身。それを知らずに「ダン・シールズ」という名のミュージシャンのＣＤを購入。「ジャケットのお兄さん、どこかで見た顔だなぁ」ずっとそう思ってた。よかったですね、成功して。We could go walking through a windy park,Or take a drive along the beach.Or stay at home and watch TV.You see, it really doesn't matter much to me.風が吹く公園を散歩するってのはどう？浜辺をドライブってのもいいね。部屋にいて、テレビを見てもいい。なんだって、どうだっていいんだ、僕にはね。But there's a warm wind blowing,The stars are out, でもさ、あたたかい風が吹いてきて、空には星がまたたいてるよ。And I'd really love to see you tonight.本当に会いたいんだ、君に、今夜ね。あんまり“秋”には関係ない歌詞かな？でも、あぁ爽やかな秋風が恋しいよぉ。あつ・・・・・。

  2006.08.21

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  天井叩いて。

  「きょうの１曲」局の編集室は寒い。特に某局の空調は床から冷気が吹き出す設計になっているので上着を羽織っても足元から寒い。「いったい、どこのどいつがこんな図面を引いたんだ？！」土足のフロアだ。床から空気を吹き出させれば砂やホコリが舞うことぐらい子どもでもわかる。その砂やホコリを機械が吸い込む。この社屋が建った当初は編集器機が社員の健康より大切な（と、ときには思わざるを得ない）局の担当者には、ごくごく不評だった。「設計変更だ！」という声もあがっていたけど、結局そのまま。人間も機械も耐えている。なんか、ヘンでない？なんてことを考えつつひえびえしながらテープを起こしていたら思い出した。床から聞こえてくるのが冷気の吹き出す音なんかじゃなくて「ノックの音」っていう歌があったっけ。それが、これ。Tony Orlando & Dawn　『 Knock Three Times 』Hey girl, what you doin' down thereDancin' alone every nightWhile I live right above youI can hear your music playin'I can feel your body swayin'One floor below me you don't even know meI love youOh, my darling, knock three timesOn the ceiling if you want me Twice on the pipe if the answer is noOh, my sweetnessMeans you'll meet me in the hallwayMmm, twice on the pipe means you ain't gonna showIf you look out your window tonightPull in the string with the noteThat's attached to my heartRead how many times I saw youHow in my silence I adored youAnd only in my dreams did that wall between usCome apartI can hear your music playin'I can feel your body swayin'One floor below me you don't even know meI love youOh, my darling, knock three timesOn the ceiling if you want me Twice on the pipe if the answer is noOh, my sweetnessMeans you'll meet me in the hallwayMmm, twice on the pipe means you ain't gonna showトニー・オーランド＆ドーン　『 ノックは３回 』→ 『 Knock Three Times 』 ←この曲がはやったのは確か中学のころ。シングル盤を持っていたっけ。Hey girl, what you doin' down thereDancin' alone every night while I live right above youねぇ、下でなにやってんの？毎晩、ひとりで踊ってるね。真上にいるからわかるんだ。I can hear your music playin'I can feel your body swayin'One floor below me you don't even know me I love you音楽が聞こえるよ。君の体が揺れているのがわかるんだ。君のこと大好きだって知らないよね。１階下にいるだけなのに。あのころ、集めたシングル盤。学生時代、ありったけを車に乗せて炎天下に駐車していたらあらら・・・・ぐんにゃり曲がっちゃった。すべて、再起不能。ショックだったなぁ・・・・・・。Oh, my darling, knock three timesOn the ceiling if you want me Twice on the pipe if the answer is noねぇ、君。ノックは３回。ぼくに会いたいんだったら天井を叩いてよ。イヤだったらパイプを２回ね。Oh, my sweetness (bang bang bang)Means you'll meet me in the hallwayMmm, twice on the pipe means you ain't gonna showね、愛しの君。ドン、ドン、ドンだったら廊下で会うっていう合図だね。パイプを２回だったら、君は来ないってことだけどさ。う～む、なんともたわいもなくも愛らしい歌詞だこと。このたわいのなさが７０年代初頭かなぁ？

  2006.08.10

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  懺悔。

  「きょうの１曲」今年は２年に１度の中学の同窓会がある年だ。おととし。ぼくは急に仕事が入ってドタキャンした。今年はどうかなぁ・・・・。周囲の様子を見計らい出欠のハガキを出したのは締め切りギリギリ。「出席」に○をつけて投函した。今年は出席できそうだ。と、思いきや、お仕事、到来！今年も、再び、ドタキャンだ。ついでに数年ぶりに集合するヤツらとも会えず仕舞い。来た仕事は、必ず受ける。それがぼくの主義。「主義」と言うほど、大したことじゃないけれど１８年間、フリーでやってこれたのはほいほい、腰が軽いから。それこそ必要な要素だというのは現場にいると、よくわかる。カラダもアタマもフットワークが軽くないと現場では使ってもらえないし実際、使いものにはなりはしない。でもなぁ同じことを繰り返してると友だち、なくすよな…。いいんだ、オレは友だちよりも仕事に生きる！そう思えるようなタイプじゃない。でも、自由業なんて声がかかるうちが花だから。その声は、いつかは確実に消える。それがあすなのかそれともずっと先なのかはわからない。その事実は、時に猛烈、コワいのだ。コワいけど雇用主の太鼓持ちになるのはまっぴらだし言うべきことは言わなきゃ仕事をもらった意味も、する意義もない。それがまたコワいんだなぁ。そんな自分の心の中でのせめぎ合いと友人たちへの懺悔の思いを込めてきょうは、この歌を。Stevie Wonder　『 I Just Called To Say I Love You 』No New Year's Day to celebrateNo chocolate covered candy hearts to give awayNo first of spring. No song to singIn fact here's just another ordinary dayNo April rain. No flowers bloomNo wedding Saturday within the month of JuneBut what it is, is something trueMade up of these three words that I must say to youI just called to say I love youI just called to say how much I careI just called to say I love youAnd I mean it from the bottom of my heartNo summer's high. No warm JulyNo harvest moon to light one tender August nightNo autumn breeze. No falling leavesNot even time for birds to fly to southern skiesNo Libra sun. No HalloweenNo giving thanks to all the Christmas joy you bringBut what it is, though old so newTo fill your heart like no three words could ever doI just called to say I love youI just called to say how much I care, I doI just called to say I love youAnd I mean it from the bottom of my heartI just called to say I love youI just called to say how much I care, I doI just called to say I love youAnd I mean it from the bottom of my heartI just called to say I love youI just called to say how much I care, I doI just called to say I love youAnd I mean it from the bottom of my heartスティービー・ワンダー　『 心の愛 』。映画 『 ウーマン・イン・レッド 』の主題曲。映画は未見。あ、「主題曲」かどうかは定かではない。でも、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の音楽部門を受賞。全米No.１のヒット曲でもある。→ 『 I Just Called To Say I Love You 』 ←ぼくはスティービー・ワンダーのねちっこい歌唱があまり好きではないけれど『サンシャイン』 とか 『可愛いアイシャ』『愛するデューク』そして、この歌なんかは大好きだ。No April rain. No flowers bloomNo wedding Saturday within the month of JuneBut what it is, is something trueMade up of these three words that I must say to you４月の雨じゃない。　満開の花でもないよ。６月の土曜日にやる結婚式でもないさ。じゃ、いったい何がぴったりなんだろう。君へ贈らなきゃならない三つの単語を飾るのにはね。I just called to say I love youI just called to say how much I careI just called to say I love youAnd I mean it from the bottom of my heart電話したのは、大好きだよって言いたかっただけさ。どんなに大切かを伝えたかっただけ。電話したのは、大好きだよって言いたかっただけ。心の底からだよって伝えたかっただけなのさ。スティービー・ワンダーの曲には「愛」がぎっしり。いつもは聞き流してるけど歌詞をきちんと読むと赤面ものだなぁ。あぁ、恥ずかしか。みんな、ごめんよぉ。

  2006.08.06

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  ドライブ＆清志郎。

  きょうの一曲おととい（かな？）。あまりの暑さにアタマに来てドライブに出た。エアコン入れて、音楽鳴らしぶいぶい飛ばす。うひょ～、快適だわぁ！波静かな夏の玄界灘。平日なので、海水浴客はちらり、ほらり。よく見えないけど、防波堤ではお兄さんが日光浴。車の右側には白いランニングシャツが干してある。数年前まで息も絶え絶え、場末だった港。ヨットハーバーに大変身していたのにはびっくし。あぁ、気ままに走る“迷子のドライブ”はいいな。が、しかし、心のどこかで良心の呵責が。うぅ・・・・地球温暖化に寄与してしまふ・・・・・。心の中で懺悔しつつやっぱり、ぶいぶい飛ばす。風を切りつつ走る車の中で流れていたのはＲＣサクセション、『ＥＰＬＰ』喉頭がんと診断され７月１２日に入院した清志郎さん。もう、二十日間がたつ。元気だろうか？王さんは無事に退院した。胃を全部摘出したというのに「もう？！」そんな感じもする。清志郎さんは部位が部位だけに仕事が仕事だけに全摘とはいかないだろう。清志郎さんは自分のＨＰにこんなメッセージを載せている。→ 清志郎さんのメッセージホント、ゆっくり治療に専念してまたあの唯一無二のボーカルを聞かせて欲しいな。ご本人が歌う歌をご本人に捧げるのもなんだけど改めて聞いて改めていい曲だと思ったＲＣのこの曲を「きょうの一曲」に。ＲＣサクセション　『君が僕を知っている』今までしてきた悪い事だけで僕が明日　有名になってもどうって事ないぜ　まるで気にしない君が僕を知ってる誰かが僕の邪魔をしてもきっと君はいい事思いつく何でもない事で僕を笑わせる君が僕を知ってる何から何まで君がわかっていてくれる僕のこと全て　わかっていてくれる離れ離れになんかなれないさコーヒーを僕に入れておくれよ２人のこの部屋の中で僕等はここに居る　灯りを暗くして君が僕を知ってる何から何まで君がわかっていてくれる僕のこと全て　わかっていてくれる上から下まで全部　わかっていてくれる僕のこと全て　Baby　わかっていてくれるわかっていてくれる・・・がんばれ！

  2006.08.03

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  迷子になりたい。

  「きょうの１曲」雨が音を立てて降り出した。九州南部では、降り始めからの雨量が1200ミリを超えたところもあるとか。1200ミリ。１メートル20センチ。どんな雨？白く、糸を引くような雨を見ながらぼんやりしていたら「あ～、どっか行きたい」頭の中でこだました。仕事で出かけてもホテルと仕事先を往復するだけ。脇道にそれて入り込んだら行き止まり。迷子になれる。そんな自由な時間が持てることはほとんどない。時間を自由に使える。それって、えらく贅沢なことだって気づくころにはがんじがらめ。あ～、どっか行きたい。迷子になりたい。Lobo　『 Me And You And A Dog Named Boo 』I remember to this dayThe bright red Georgia clayAnd how it stuck to the tiresAfter the summer rainWill power made that old car goA woman's mind told me that soOh how I wish we were back on the road againMe and you and a dog named booTravellin' and livin' off the landMe and you and a dog named booHow I love being a free manI can still recallThe wheat fields of St. PaulAnd the morning we got caughtRobbing from an old henOld McDonald he made us workBut then he paid us for what it was worthAnother tank of gas and back on the road againMe and you and a dog named booTravellin' and livin' off the landMe and you and a dog named booHow I love being a free manI'll never forget the dayWe motored stately into big L.A.The lights of the city put settlin'Down in my brainThough it's only been a month or soThat old car's buggin' us to goWe've gotta get away and get back onThe road againMe and you and a dog named booTravellin' and livin' off the landMe and you and a dog named booHow I love being a free manロボ　『 僕と君のブー 』洋楽（死語…）を聞き始めた中学のころ大好きだった放浪ソング。→ 『 Me And You And A Dog Named Boo 』 ←I'll never forget the dayWe motored stately into big L.A.The lights of the city put settlin' down in my brainあの日は忘れない。ロスに車で乗り込んだ日さ。街の灯りをしっかり頭に焼きつけた。Though it's only been a month or soThat old car's buggin' us to goWe've gotta get away and get back on the road againひと月かそこらしかたってないけどあのおんぼろ車がぼくらを困らせる。ねぇ、出かけよう、旅に戻ろうよ。アニメ 「 ムーミン 」 のスナフキンとこの歌を重ね合わせこんな人生を送りたいなと思ったっけ。送れるわけ、ないわな。寅さんにはなりきれん。Me and you and a dog named booTravellin' and livin' off the land僕と君と、犬のブー。田舎を旅しながら暮らす。Me and you and a dog named booHow I love being a free man僕と君と、犬のブー。自由なままでいたいんだ。

  2006.07.23

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  「死ぬのはつらい」

  「きょうの１曲」うちのカーナビはおしゃべり。１日のうち最初に乗ったとき、「きょうは○月×日。△△の日です」とおっしゃる。７月１０日は「きょうは納豆の日です」とおっしゃった。ナットーの日・・・・・・。車を運転する気合いが抜けた。７月４日には「アメリカ合衆国独立記念日です」と言うかと思ったら「きょうはナシの日です」。ナシ？　あ、梨、「７・４」ね。「バカにしとんのかぁ、お前～っ！」って言いたくなった。でも、黙らせ方がわからないのでいまだに、毎日、おっしゃる。６月２９日には「きょうはビートルズ記念日です」だと。なにかと思ったら来日した日ね。今年は来日４０周年とかでＢＳなんぞでも特集をやっていて録画したのをさっき見た。日本中の若者たちがビートル狂いだったように言う皆さんが多い中仲井戸“チャボ”麗市さんがそんなのウソッぱち。クラスにひとりかふたり、いるかいないかさ。とおっしゃっていた。そうだと思う。あんな小汚い長髪でえへらと口元ににやけた笑いを浮かべた頭のえらく悪そうなガキどもに我が良識ある日本の若人がなびくはずがない。大半のおとながそう思っていて大半のガキもそう感じていたってのがほんとじゃないのかな。やだね、長い物に巻かれて事実をきちんと伝えないマスコミや「私、根っからのファンです」顔の人たちって。異質な、邪悪なモノと思われてでも、それを素晴らしいと感じる数少ない人がいてそこから人気の導火線に火がついた。「我らが良識ある日本の若人」もあっさりなびき長髪族が街を闊歩する。おとなのイヤらしげな思惑ははずれた。ざまぁみろって感じだな。だいたいおとなが認める若者文化なんかあるのか？ぼくはもうおつりを返したいくらいにおとなだけど「最近の若者は」って思ったことはない。「最近の若者」は昔を知らないから「最近の中年は」って言えないだけでみんな、心の中ではそう思ってる。ぼくもそう思ってた。「最近の中年のだらしのないこと」ってね。で、中年になってみてあのころ思ってたことが正しかったことに気づくんだ。「最近の若者は」って言葉は遠く遠く、ギリシャ文明の遺跡にも彫られ、残されているそうな（って、ホントか？）なんて、テキトーに書いてたらなんだか腹が立ってきた。「最近の中年」は怒りっぽいかも。穏やかソングでリラックス。Terry Jacks　『 Season In The Sun 』Goodbye to you my trusted friendWe've known each other since we were nine or tenTogether we've climbed hills and treesLearned of love and abc'sSkinned our hearts and skinned our kneesGoodbye my friend it s hard to dieWhen all the birds are singing in the skyNow that spring is in the airPretty girls are everywhereThink of me and I'll be thereWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the hills that we climbed wereJust seasons out of timeGoodbye papa please pray for meI was the black sheep of the familyYou tried to teach me right from wrongToo much wine and too much songWonder how I got alongGoodbye papa it's hard to dieWhen all the birds are singing in the skyNow that the spring is in the airLittle children everywhereWhen you see them I'll be thereWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the wine and the songs likeThe seasons have all goneWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the wine and the song likeThe seasons have all goneGoodbye michelle my little oneYou gave me love and helped me find the sunAnd every time that I was downYou would always come aroundAnd get my feet back on the groundGoodbye michelle it's hard to dieWhen all the birds are singing in the skyNow that the spring is in the airWith the flowers everywhereI wish that we could both be thereWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the hills that we climbed wereJust seasons out of timeWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the wine and the song likeThe seasons have all goneWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the wine and the song likeThe seasons have all goneWe had joy we had fun we had seasons in the sunBut the wine and the song likeThe seasons have all goneテリー・ジャックス　『 そよ風のバラード 』→ 『 Season In The Sun 』 ←爽やかな曲だけど、歌詞はコワい。Goodbye papa please pray for meI was the black sheep of the familyさよなら、父さん。ぼくのために祈ってよ。ぼくは家族の中じゃ異端児だった。You tried to teach me right from wrongToo much wine and too much songWonder how I got along父さんは正しいことと間違ったことを教えようとしてくれた。ぼくはどれほどワインと音楽を楽しんだんだろうね。Goodbye papa it's hard to dieWhen all the birds are singing in the skyさよなら、父さん。死ぬのはつらい。鳥たちは空で歌っているというのにね。Now that the spring is in the airLittle children everywhereWhen you see them I'll be thereでも、ほら、春でいっぱいだし小さな子どもたちもたくさんいるよ。父さんがその光景を思い浮かべたらぼくはそこに行けるんだ。なんだろ～メロディに不似合いなこの歌詞はぁ。作者のひとりが「アルバート・ハモンド」。『カリフォルニアの青い空』のあの人かなぁ？「降ったらどしゃ降り」の歌詞といいかなりひねくれた人なのかも。We had joy we had funWe had seasons in the sun楽しかったね。愉快だったよ。季節を太陽の元で過ごしたね。But the wine and the song likeThe seasons have all goneでも、ワインも歌も、季節のようにみんな消えてしまったんだ。ひねくれてるけど、気持ちは近いかも。

  2006.07.11

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  健在！W.Axl.Rose.

  21世紀に入って初めて、いにしえの愛読誌を購入。『 ＢURRN！』８月号。購入の理由は、懐かしい人が表紙だったから。ガンズ、３年半ぶりのライブ活動再開。ようやく動き始めたのね、アクセル君！　おいちゃんは嬉しいよ。同誌では、５月、ニューヨークで４回に渡って行われた「ウォームアップ・ギグ」をリポートしている。勝手にこんな写真を載っけたら叱られるだろうけど、ま、いっか。『 BURRN！ 』 ２００６年８月号長髪をドレッドヘアにしてるアクセルさん。意外ないでたちに驚いた。が、写真で見る限り、かなり体重を絞ってるかな？　数年前、何かの表彰式みたいなステージでゲストとして出て歌ったときには太っていて、ちょっと声を出し、ステージをちょろと走っただけで息があがっていた。それを見たとき、「アクセルは、もう復活でけんな」と思ったっけ。新生ガンズ、と思ったけど、ほぼ同じメンバーで２００２年に来日したらしい。まったく知らなんだ。どんなステージだったのかな？　ガンズのステージと言えば、ＮＨＫホール（だったかな？）で、なにが気に入らなかったのか、アクセルが数曲歌ったあとに突然マイクをステージに投げつけ（このあたりは伝聞）、職場放棄。ライブはそのまま終了という、あのステージが思い浮かぶ（って、見てないけど）。当時、すでに働いていたから、見に行けなかった。行っときゃよかったなぁ、と思ったけど、後の祭り。まぁ、尻切れトンボのライブを見たなんて、話のタネにしかならないけど。ニューヨークで行われた４回のギグ、知っているメンバーは、ディジー・リードしかいない。元の鞘にはおさまれないんだろうな、やっぱし。４公演ともに元スキッド・ロウ、あのセバスチャン・バックがゲストで登場。『 My Michelle 』をアクセルと一緒に歌ったそうな。セバスチャン、まだやってたのね～。この手の雑誌を読まなくなって久しいから、動向がさっぱりわかりませんでしたよ。最終日には、旧ガンズの盟友（というより、高校時代からのアクセルのお友だち）・イジーも登場。『 Think About You 』と『 Patience 』、『 Nightrain 』の３曲をやっている。『 Nightrain 』ではキッド・ロックも参加。どんなステージなんだろう？セットリストは、長いので記入回避。興味のある方は同誌を購入 or 立ち読みしましょう。４公演ともオープニングからの３曲とアンコールのラスト曲は同じ。　　Start →『 Welcome To The Jungle 』　　　　　　　『 It's So Easy 』　　　　　　　『 Mr. Brownstone 』　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　↓　　End → 『 Paradise City 』「やっぱりねぇ」のオープニング曲に、「大乗り大会だろうねぇ」のラスト曲。いい曲を持っているグループというか、歌い手は強いな、やっぱり。セットリストを見ただけで、ライブに行きたくなるもんなぁ。アクセルも４４歳になったとか。♪ 時は巡り～、また夏が来て～ ♪ 　『青葉城恋歌』歳はどんどんとっちゃうんだから、さっさと新譜を出しなさいっ！しかし、２１世紀になって初めて目を通す『BURRN！』誌。その変化したであろう登場バンドに浦島太郎状態になるかと思ったら、目次を見てびっくり。大半が２０世紀に読んでいたころと同じバンド＆ロッカーばっかじゃないの！『 BURRN！ 』 ２００６年８月号 CONTENTSSLAYER ／MEGADETH／FAIR WARNING／KISS／WHITESNAKEDEEP PURPLE／JOE LYNN TURNER／TRIBE OF GYPSIES・・・・・。なんと、ULI JON ROTH　の名前まで見える。涙型のギターを今もお弾きだ。「ヘビィ・メタルのこれまでとこれから」という特集、遠い昔に読んだよぉ。なんなの、この変わらなさ？　ロックを聞くにも手順を踏めということか。おまけのポスターが、リッチー・ブラックモアだもん。ちょっと唖然・・・・・。ぺらぺらとページをめくると、『 RIOT 』が新譜発売！との宣伝が！　マーク・リアリ、健在なのね～、びっくし。「ウォリアー」、五十嵐夕紀のカバー、聞きたいな。う～ん、たまにはこんな雑誌も読んでみるもんだなぁ。「温故知新」の真逆である。これ、とっておいて、５年後くらいの同誌と比べてみようかな。今夜は熟読だ。あ～、こんなことをして遊んでるって、南の島の仕事先のお姉さまに知れたらどうしようぉ。。。叱られるぅ。。。。きょうだけ、お目こぼしを！　お願い！！あ、きのうも遊んでたっけ？

  2006.07.06

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  「だって、だってさ」

  「きょうの１曲」「やっかまし～っ！」怒鳴りたくなるくらい、雨の音。今年の梅雨はかなり変。梅雨の晴れ間は輝くばかりに太陽さんさん。まだ、真夏やないっちゅうねん。降れば降ったで部屋で音楽が聞けないほどに屋根を、窓を叩き続ける。きょうの午前中などは雨雲が強力なカミナリを連れてきた。ピカッ！すだれの影が机に映るくらいに光ったと思ったらドッドドドッ～ンッッッ！！！家が、揺れた。びびった。隣の家に落ちたかと思った。あのね、雨の神さん、え～かげんにせいよ。そろそろ中庸を知ってちょうだい。夜になっても雨足は衰え知らず。困ったね。お、ちょっと小降りになってきた。今のうちに、静かな曲を。Dave Clark Five　『 Because 』It's right that I should care about youAnd try to make you happy when you're blueIt's right, it's right to feel the way I doBecause, because, I love youIt's wrong to say I don't think of you'cause when you say these thingsyou know it makes me blueGive me one kiss and I'll be happyJust, just to be with youGive me, give me a chance to be near youBecause, because, I love youGive me one kiss and I'll be happyJust, just to be with youGive me, give me a chance to be near youBecause, because, I love youBecause, because, I love youデイブ・クラーク・ファイブ　『 ビコーズ 』ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」に同名異曲があるけれど、イントロのチープなオルガンの音といい、優しいメロディといい、さらには歌詞の軟弱さといい、ぼくはこっちの方がずっと好きかな。→ 『 Because 』 ←It's right that I should care about you,and try to make you happy when you're blue.いいだろ、ぼくが君のことを気にしたってさ。君がしょげてるとき、ハッピーな気分にしようとしたっていいだろ。It's right, it's right to feel the way I do.Because, because, I love you.だろ、いいだろ、そんな風に感じたってさ。だって、だってさ、大好きなんだから。だぁ～、もう、はっきりせんかい！以前、書いた １０ｃｃ の『 I'm not in love 』に通じるもどかしさを感じるなぁ。→ 2006.04.26 「 ひねくれ者 」 ←「ビコーズ、ビコーズって、言いわけする男にろくなヤツはいないよ」そう断言してた女の子がいたっけ。そうかもしれん。でも、「だって、だってさぁ」ってみんな心の中じゃ思ってる。口に出す勇気がないだけさ。関係ないけどＢ面の『カッコいい二人』ってどんな曲かなぁ？

  2006.07.04

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  雨の定番。

  「きょうの１曲」ピカピカの快晴続き。「梅雨はどこへ行ったんだ？」そう思っていたら、一転連日大どしゃ降り。その雨音のうるさいこと。きょうの明け方は雨が降りそそぐ音で目が覚めた。篠突く雨。それにカミナリが加わった。どしゃどしゃ、ごろごろ。かぁ～、もう、やかましかっ！梅雨の雨は、もの思わせる如くしとしと降れよ！窓に叩きつける雨音の中、雨の定番でも聞こ。The Cascades　『 Rhythm Of The Rain 』Listen to the rhythm of the falling rainTelling me just what a fool I've beenI wish that it would go and let me cry in vainAnd let me be alone againThe only girl I care about has gone awayLooking for a brand new startBut little does she knowThat when she left that dayAlong with her she took my heartRain please tell me now does that seem fairFor her to steal my heart away when she don't careI can't love another when my hearts somewhere far awayThe only girl I care about has gone awayLooking for a brand new startBut little does she know that when she left that dayAlong with her she took my heartRain won't you tell her that I love her soPlease ask the sun to set her heart aglowRain in her heart and let the love we knew start to growListen to the rhythm of the falling rainTelling me just what a fool I've beenI wish that it would go and let me cry in vainAnd let me be alone againOh, listen to the falling rainPitter pater, pitter paterOh, oh, oh, listen to the falling rainPitter pater, pitter paterカスケーズ　『悲しき雨音』1963年の大ヒット。でも、この時期になると毎年、かならず、どこかで流れてる。改めて聞いて、気がついた。カミナリの音で始まり、カミナリの音で終わってる。→ 「 Rhythm Of The Rain 」Listen to the rhythm of the falling rainTelling me just what a fool I've beenI wish that it would go and let me cry in vainAnd let me be alone again降り続く雨の音を聞く。雨は「お前はなんてバカなんだ」ってぼくに告げてる。雨なんかどっかに行っちまえ。ぼくを虚しく泣かせてくれよ。ひとりぼっちにしといてくれよ。ほんに。ここんところの無粋な大どしゃ降りじゃ虚しく泣くこともままならん。歌詞、曲共にカスケーズの自作。彼らは元海兵隊員だそうな。←メンバーの皆さん。戦場を駆ける屈強な男たちもこんなセンチメンタルな心持ちになるんだな。Rain won't you tell her that I love her soPlease ask the sun to set her heart aglowRain in her heart and let the love we knew start to growなぁ、雨さん、彼女に愛してるって伝えてくれよ。太陽に頼んでさ、彼女のハートを熱くしてもらってよ。あの子のハートに降り込んで、あの愛を育ててくれないか。神頼みならぬ雨頼み。戦場ではどんな雨音がするんだろう。

  2006.06.25

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  後塵を拝す。

  「きょうの１曲」他の人より、友人たちよりオレの歩みはずっとずっと遅れてる。そう感じ始めたのは大学に入ったころだったろうか。学生時代にその距離感は狭まることなくいや、反対にずんずんと開いて行った。大学も４年になると誰もが就職のための準備を始める。友人のひとりは「会社訪問ノート」を作ってて効率的に回るスケジュールを綿密に立てていた。彼の「会社訪問ノート」に記された企業は商社あり、銀行あり、メーカーあり、放送局あり。「お前、なにがしたいの？」そう訪ねたぼくに、彼の答えは「なんでもいいさ。いい会社だっらな」ぼくにはバラバラに見えた彼の「訪問ノート」。でも、彼の心の中では“一流”というキーワードで統一されてた。偉いなぁ。ぼくはそう思った。大したもんだなぁとも。皮肉じゃない、ほんとにそう感じた。これから先、自分自身の歩む道を２２、３歳の、この時点で絞ることができるなんて。なぜ、そんなことができるんだろう？そのぼくの思いは、羨望にも似ていた。ぼくと言えば、自分を見つめることで精いっぱい。将来設計？そんなこと、どうしてできるんだ？今の自分がなにを考えているかもわからないのに。オレはあいつらより遅れてる。そのころ、そう思った。その遅れはずんずんと延びていき今の仕事を始めるころはどう短く見積もっても１０年は遅れてる。そう思ってた。もう、そんな遅れなどどうしようもない年代になってはいるけれど。Jackson Browne　『 Running On Empty 』Looking out at the road rushing under my wheelsLooking back at the years Gone by like so many summer fieldsIn sixty-five I was seventeen and running up one-o-oneI don't know where I'm running nowI'm just running onRunning on - running on emptyRunning on - running blindRunning on - running into the sunBut I'm running behindGotta do what you can just to keep your love aliveTrying not to confuse itWith what you do to surviveIn sixty-nine I was twenty-oneAnd I called the road my ownI don't know when that road turned onto the road I'm onRunning on - running on emptyRunning on - running blindRunning on - running into the sunBut I'm running behindEveryone I know, everywhere I goPeople need some reason to believeI don't know about anyone but meIf it takes all night, that'll be all rightIf I can get you to smile before I leaveLooking out at the road rushing under my wheelsI don't know how to tell youAll just how crazy this life feelsI look around for the friendsThat I used to turn to pull me throughLooking into their eyes I see them running tooRunning on - running on emptyRunning on - running blindRunning on - running into the sunBut I'm running behindHoney you really tempt meYou know the way you look so kindI'd love to stick around but I'm running behindYou know I don't even know what I'm hoping to findRunning into the sun but I'm running behindジャクソン・ブラウン　『 孤独なランナー 』。→ 『 Running On Empty 』上掲のアルバムの冒頭を飾る。この曲がシングルでリリースされたかどうかは忘却の彼方。アルバムは1977年に発表された。In sixty-nine I was twenty-one and I called the road my ownI don't know when that road turned onto the road I'm on1969年、ぼくが21歳だったころこれがぼくの道だと思ってた。あの道は、いつ、今、ぼくが走ってる道にかわったんだろう。わからない。Looking out at the road rushing under my wheelsI don't know how to tell youAll just how crazy this life feelsタイヤの下を走り去る道を見ながら思う。この人生がどんなに奇妙なものなのか。それをどう君に話せばいいんだろう。わからない。I look around for the friendsThat I used to turn to pull me throughLooking into their eyes I see them running too友だちはどこへ行ったんだろう。苦しいとき、ぼくを助けてくれた友だちは。みんなの目をのぞくと、そうか、みんなも走っているんだ。ジャクソン・ブラウンは当時２９歳。３０代への戸惑いがうかがえる気がする。その戸惑いは実はいくつになってもついてまわるってこと。ようやくわかってきたかな。Running on - running on emptyRunning on - running blindRunning on - running into the sunBut I'm running behind走り続ける－虚しい思いで。走り続ける－なにもわからないまま。走り続けてる－太陽へと。でも、ぼくは遅れて走ってる。You know I don't even know what I'm hoping to findRunning into the sun but I'm running behindね、ぼくはいまだにわからないんだよ。自分がなにを見つけたいのか。それでも、太陽に向かって走ってる。遅れてはいるけどね。もう、遅れは取り戻せないだろうな。でも、ぼちぼちのスピードでしか走れない人間もいる。みんな、同じ速さで競わなくたっていいんだよ。

  2006.06.21

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  「大統領様 」

  「きょうの１曲」幻泉館主人さんの日記を読んで懐かしいＬＰを取り出した。　　→ 幻泉館主人さん　2006.06.19　「 おなじみの短い手紙 」ぼくが取り出したのは、これ。フォーク・クルセダーズ　 『 The Folk Crusaders In Concert 』裏ジャケのイラスト。「当世今様民謡大温習会」が時代を醸す。歌詞カードに描かれたイラスト内ジャケの写真。これはよく目にする。幻泉館主人さんが日記に書いているフォーク・クルセダーズの『 大統領様 』がこのアルバムで聞ける。あ、聞けん・・・プレイヤーがなか。欲しか～、プレイヤー。フォーク・クルセダーズ　　『 大統領様 』大統領様　おひまがあれば読んでほしい　この手紙をぼくは今　戦場へ行く徴兵カードを　もらったところぼくは逃げる　戦いたくないあわれな人を殺したくない大統領様　腹をたてないで聞いてほしい　ぼくは逃げる父は昔　戦争で死んで子供たちは　泣きじゃくった女手ひとつで　苦労をしていた母も今は　墓の中爆弾を　もてあそびぼくの心を　奪っていった旅に出よう　明日の朝にもぼくの住み慣れた　家をあとに世界中の　すべての兄弟僕はゆこう　云って歩こう人生を　大切にしなさいぼくらはみんな　兄弟だ血を流すなら　あなたの血を猫っかぶりの　偉いお方ぼくは逃げる　武器は持っていない憲兵たちよ　撃つがいい「作詞：北山修　作曲：加藤和彦」とクレジットされていることも多いこの曲。でも、それは間違い。幻泉館主人さんが書いているように「 Le Deserteur 」という曲に高石ともやさんが詞をのせた。フォークルの上記のアルバムにもちゃんと「 LE DESERTEUR 」という曲名と「高石友也訳詞」とのクレジットがある。「大統領殿」とか「大統領様」とかちょこちょこ歌詞の違いがあるけど上にあげた歌詞はアルバムの歌詞カードに準じてる。加藤和彦さんがソロで歌ってる。ぼくがこのアルバムを買ったかどうかは判然としない。ぼくが買ったんだとしたら小学６年のときということになる。あり得んかな。でも、『 大統領様 』を初めて聞いたとき「あぁ、オレもこうする。逃げる」そう思ったことは、はっきりと覚えてる。そう、ぼくはとっとと逃げるだろう。「愛国心」を憲法にうたう。そんなバカな議論がまかり通る今の時代。それに賛同する人たちは「国の成り立ち」を自分のアタマできちんと考えたことがないんだろう。国があるから、ぼくらがいるんじゃない。ぼくらがいるから、国があるんだ。国を愛するのは、「国家」だからじゃない。愛する人たちがいて、愛すべき時を過ごしその想い出があふれんばかりにつまっているから。だから、人は国を愛する。そして誇れるべき過去を持ち恥ずかしくない将来への展望をいだき生きとし生けるものすべてに可能な限りの安寧をもたらす。そんな「国家」であれば憲法に定められるまでもなくぼくの胸に「愛国心」はみなぎるだろう。今の「国家・日本」がたどろうとしている道はまっすぐに相手の目を見て語ることができるそんな道だとはとうてい思えない。今のぼくに「愛国心」は、ない。強制されるのも、まっぴらだ。

  2006.06.19

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  「 Yellow River 」

  「きょうの１曲」ぼくの「洋楽」の一番古い音楽の想い出は幼稚園時代。友人の家に遊びに行くとそこには四本の足のついたステレオが鎮座ましましていた。上ぶたをギィとあげるとターンテーブル。そこには常に同じドーナツ盤が乗っていた。それは『ローハイド』。「ローレン、ローレン、ローレン！」幼稚園児のぼくは、友人とドーナツ盤に合わせて意味のわからないかけ声を出してははしゃいでいた。しかしなぜいつも『ローハイド』？オヤジさんが好きだったんだろうか？聞いておけばよかった。今、「’７０ 」 と題したＭＤを車に乗せている。表題そのままに７０年代の曲を詰め込んだもの。あのころいつも聞いていた曲を今も聞いている。いい曲ばっかなんだな、これが。特に、イントロを聞くたびに「おぉ、懐かしかぁ！」となるのがこれ。Christie　『 Yellow River 』So long, boy you can take my placeI've got my papers, I've got my paySo pack my bags and I'll be on my wayTo Yellow RiverPut my gun down, the war is wonFill my glass high, the time has comeI'm going back to the place that I loveYellow RiverYellow RiverYellow RiverIs in my mind and in my eyesYellow RiverYellow RiverIs in my blood, it's the place I loveGot no time for explanationsGot no time to loseTomorrow night you'll find meSleeping underneath the moonAt Yellow RiverCannon fire lingers in my mindI'm so glad that I'm still aliveAnd I've been gone for such a long timeFrom Yellow RiverI remember the nights were coolI can still see the water poolAnd I remember the girl that I knewFrom Yellow RiverYellow RiverYellow RiverIs in my mind and in my eyesYellow RiverYellow RiverIs in my blood, it's the place I loveGot no time for explanationsGot no time to loseTomorrow night you'll find meSleeping underneath the moonAt Yellow RiverYellow RiverYellow RiverIs in my mind and in my eyesYellow RiverYellow RiverIs in my blood, it's the place I love「クリスティ」の『イエロー・リバー』。はやったのは1970年だからそれこそ７０年代の冒頭を飾る曲。アップテンポの楽しい曲で流れ出すと今でもついつい口ずさむ。→ 『 Yellow River 』あのころは歌詞なぞち～とも気にしなかった。でも、心がウキウキするこの曲もその歌詞にはベトナム戦争の影を反映しているとか。そんなこと３０過ぎるまで全然知らなかった。やっぱり、時代だな。So long, boy you can take my placeI've got my papers, I've got my paySo pack my bags and I'll be on my wayTo Yellow Riverあばよ、あとはまかせたぜ。除隊証明も、給料だって手に入れた。さぁ、荷物をまとめて、オレは帰るぞ。イエロー・リバーにな。Cannon fire lingers in my mindI'm so glad that I'm still aliveAnd I've been gone for such a long timeFrom Yellow River大砲の炎がオレの心にくすぶってる。命があってほんとに嬉しいぜ。こんなに長い間、離れているなんて。あのイエロー・リバーによ。殺し、殺される戦場に送り込まれるのは必ず若者たち。五体満足でいや、生きて戻れる保証などない。ふるさとに戻れる喜びを歌うことのない若者もいる。彼らがどこの国に所属するにしろ帰りたいだろうな想い出の地へ。

  2006.06.16

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  光と影？

  「きょうの１曲」番組のタイトルをつけるのは結構めんどうだ。大抵の場合はディレクターの思い入れがこもりまくったものになるけどなかなかいいタイトルが出てこないことも多い。そんなとき「光と影」をくっつけるとよさげなタイトルに感じるからあら不思議！世の中に「○○の光と影」ってタイトルの多いこと、多いこと。○○に何を入れてもＯＫだからね。タイトルに苦しんだのねってよくわかるけど誰もかれもが、なんもかんもがレンブラントやないっちゅうねん。「○○の光と影」っていう言い回しは昔っからあったんだろうけど印象に残ってるのは、やっぱりこれかな。Judy Collins　『 Both Sides, Now 』Rows and flows of angel hairAnd ice cream castles in the airAnd feather canyons everywhereI've looked at clouds that wayBut now they only block the sunThey rain and snow on everyoneSo many things I would have doneBut clouds got in my wayI've looked at clouds from both sides nowFrom up and down, and still somehowIt's cloud illusions I recallI really don't know clouds at allMoons and Junes and Ferris wheelsThe dizzy dancing way you feelAs ev'ry fairy tale comes realI've looked at love that wayBut now it's just another showYou leave 'em laughing when you goAnd if you care, don't let them knowDon't give yourself awayI've looked at love from both sides nowFrom give and take, and still somehowIt's love's illusions I recallI really don't know love at allTears and fears and feeling proudTo say "I love you" right out loudDreams and schemes and circus crowdsI've looked at life that wayBut now old friends are acting strangeThey shake their heads, they say I've changedWell something's lost, but something's gainedIn living every dayI've looked at life from both sides nowFrom win and lose and still somehowIt's life's illusions I recallI really don't know life at allI've looked at life from both sides nowFrom up and down, and still somehowIt's life's illusions I recallI really don't know life at all1969年公開のアメリカ映画『青春の光と影』の主題歌（らしい）。ぼくは映画を見ていないのでどんな内容だか知らない。そのタイトルから、たぶん若者の挫折を描いているんだろうと思うけど邦題は内容とまるっきり違うことがあるからなぁ。サントラ盤はジュディ・コリンズの唄で『青春の光と影』というタイトルでリリースされたけど作ったのはジョニ・ミッチェル。どちらを先に聞いたのかなぁ。→ ジュディ・コリンズ　『 青春の光と影 』→ ジョニ・ミッチェル　『 Both Sides, Now 』ジュディ・コリンズの方が速いテンポでアレンジも華麗。屈託なく歌ってる感じ。ジョニ・ミッチェルはギターの弾き語り。ゆったりとした歌い方はすでに風格を感じさせるな。Rows and flows of angel hairAnd ice cream castles in the airAnd feather canyons everywhereI've looked at clouds that wayくるりと巻いて流れる天使の髪。空に浮かぶアイスクリームのお城。柔らかな羽の谷間があちこちに。雲をそんな風に見てきたっけ。Tears and fears and feeling proudTo say "I love you" right out loudDreams and schemes and circus crowdsI've looked at life that way涙と不安、でも誇りを感じながら、「愛してる」って大声で叫ぶこと。たくさんの夢と計画、そしてサーカスの群衆。人生ってそんなものって思ってた。ふわふわした、夢のような人生だけしか見てなかったあのころ。でも、経験を重ねてきてなにもわかっていないことに気づく。そんな内容かな。でもなぁ・・・・・。「四〇にして惑わず」孔子さんはそう言ったけどそんな人って本当にいるんだろうか？歳を重ね結婚をして、子供ができて社会的にもそれなりの地位を築いて。ステレオタイプのごとき、まるでルーチンワークのような、その人生。それを「成長した」と勘違い。いや、「成長してる」、そう思い込みたい。それだけなんじゃないのかな。I've looked at life from both sides nowFrom win and lose and still somehowIt's life's illusions I recallI really don't know life at all今はふたつの面から人生を見てる。勝つとか負けるとか、そんな視点で。でも、まだぼんやり。頭に思い描いているのは人生の幻。人生のことなんて、まだなにもわかっていないんだ。「人生とはなんぞや？」そう考え始めた青くさいころとちっとも変わらない。なにが光で、なにが影やらさえもわからない。ときに、ものすごく情けない。「四〇にして惑わず」 「五〇にして天命を知る」そんな人生には死ぬまでなりそうにない。

  2006.06.14

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  言葉足らず・・・・再び。

  「きょうの１曲」イスに座ってパソコンに向かって。でも、どうにもこうにもなんにもしたくないことがある。それは、たまにではなくて実はよくあることなのだけど。あ～、仕事しとうない。そう思いながらネットで遊んでたらいい音源をみ～っけ！Leo Sayer　『 More Than I Can Say 』Wow,wow,yeah,yeahI love you more than I can sayI'll love you twice as much tomorrowLove you more than I can sayWow,wow,yeah,yeahI'll miss you every single dayWhy must my life be filled with sorrowLove you more than Ican sayDon't you know I need you soOh tell me please I gotta knowDo you mean to make me cryAm I just another guy ?Wow,wow,yeah,yeahI'll miss you more than I can sayWhy must my life be filled with sorrowLove you more than Ican sayDon't you know I need you soOh tell me please I gotta knowDo you mean to make me cryAm I just another guy ?Wow,wow,yeah,yeahI love you more than I can sayI'll love you twice as much tomorrowLove you more than I can sayI love you more than I can sayI love you more than I can say以前にもここに書いた曲。レオ・セイヤー『 星影のバラード 』。しかし、この邦題センス・・・・・。どうにかならんのかなぁ。上に掲げた1980年リリースの「Living In A Fantasy」に収録されている。その音源を見つけたので取り上げるのは２度目だけどま、いっか。→『 More Than I Can Say 』きのうのカーペンターズ同様ぼくはレオ・セイヤーのファンではなくてベスト・アルバムを持っているだけ。でも、この曲ばかりは、どうにも好きで聞き始めたらエンドレス。何度も何度も繰り返す。ギターに少し遅れて入るドラム間奏のギターソロそして、エンディングのフェイドアウトもちろん、その歌詞までみんなみんな、琴線に触れるんだなぁ。I love you more than I can say日本語にはしにくい言い回し。「ばっきゃやろぉ！　日本人は目で語るんだ！」寅さんなら、そう言うだろうな。

  2006.06.02

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  I’m alright.

  「きょうの１曲」「アタマ」じゃなくて「脳みそ」が過労。そんな感じになるときがたまにある。きのうは脳みそのシワがなくなってツルツルのビリヤードのボールのようになってく気がしたけどきょうは脳みそが渋皮付きの栗になった気分。なんか、バテた。体と同じように脳みそに休養を与えなきゃね。Carpenters　『 I Need To Be In Love 』The hardest thing I’ve ever doneIs keep believingThere’s someone in this crazy world for meThe way that people come and goThru temporary livesMy chance could come and I might never knowI used to say "no promises,Let’s keep it simple"But freedom only helps you say good-byeIt took a while for me to learnThat nothin’ comes for freeThe price I’ve paid is high enough for meI know I need to be in loveI know I’ve wasted too much timeI know I ask perfection ofA quite imperfect worldAnd fool enough to think that’sWhat I’ll findSo here I am with pockets fullOf good intentionsBut none of them will comfort me tonightI’m wide awake at four a.m.Without a friend in sightHanging on a hope but I’m alrightI know I need to be in loveI know I’ve wasted too much timeI know I ask perfection ofA quite imperfect worldAnd fool enough to think that’sWhat I’ll findぼくは特にカーペンターズのファンじゃなく持っているアルバムもベスト盤一枚だけ。でも、脳みそが疲れたときによく聞く。きっと、カレンのきれいなアルトが心地よく響くからなんだろう。この『 I Need To Be In Love 』も心と体にジンと浸みていく、とてもいい曲。→ Carpenters 『 I Need To Be In Love 』邦題や、シングル盤のジャケットは「クソくらえ」って感じで大嫌いなんだけど。ジョン・ベッツが書いた詞は邦題から与えられる明るいものじゃなく人生のつらく、哀しい部分をうたっている。そんな気がする。確かに「 I know I need to be in love／恋に落ちなきゃね」って歌ってるから恋愛の歌なんだろうけど。So here I am with pockets fullOf good intentionsBut none of them will comfort me tonight今、ぼくにはやりたいことがたっくさんあるんだ。でも、今夜はそのどのひとつも、ぼくを慰めてはくれない。I’m wide awake at four a.m.Without a friend in sightHanging on a hope but I’m alright朝の４時だというのに目がさえてしまってる。どこにも友だちはいないし、希望だけにすがりつく。でも、だいじょうぶさ。旅先。ホテルの部屋にひとりでいるとよくこんなことを思う。いや、「昔、こう思ったっけ」と思うんだ。「でも、だいじょうぶ、だいじょうぶ」そう思って、自分を励まして。今でも同じことを思うんだな。I’m alright. 　You’re alright.だいじょうぶさ。

  2006.06.01

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  風に舞う塵。

  「きょうの１曲」もうどうでもいいのさつまらぬことは考えないでそこからの道を急ぐのさそれが最もかんじんさ斎藤哲夫 「されど私の人生」なんて思うこと、ちょくちょくあるなぁ。うまく行くことの方がはるかに少ないし。でも、急いでも仕方ないとも思うし。どっちを向いて進んでいるのか。もしかしたら後戻り？でも、前に進めばいいってもんでもないし。前ってなに？前進っていいこと？そう思うことの方が多いし。遠い遠い昔から「答えは風に舞ってる」んだろうけど。朝からブルーにこんがらがってるのはこの曲のせいかしらん。Kansas　『 Dust In The Wind 』I close my eyes,Only for a moment and the moment's goneAll my dreams,Pass before my eyes, curiosityDust in the wind, All they are is dust in the windSame old song,Just a drop of water in an endless seaAll we do,Crumbles to the ground, though we refuse to seeDust in the wind, All they are is dust in the windDon't hang on, Nothing last forever but the earth and skyIt slips away, And all your money won't another minute buyDust in the wind, All they are is dust in the windDust in the wind, All they are is dust in the windカンサスの『すべては風の中に』。「どんなことでも風に舞う塵に過ぎない」あたり前に思えるけどアメリカ人には東洋的虚無感がエキゾチックに感じるのかな。ジョージ・ハリソンの「 All Things Must Pass 」も同じ。今さら言わなくたっていいじゃん。そんな感じなんだけどすごい真実を見いだした！って、感動したんだろうな、きっと。Don't hang on, Nothing last forever but the earth and skyIt slips away, And all your money won't another minute buyしがみついたってダメさ。永遠に続くものなんかないんだから。大地と空以外にはね。時間は気づかないうちに過ぎ去って、全財産をはたいても１分だって買えやしない。Dust in the wind, All they are is dust in the wind風に舞う塵なんだよ。どんなことだって全部、風の中の塵なんだ。「風に舞う塵」ぼくはこの表現に諦念というよりもほのかな希望を感じるのだけど。風に舞う塵だからどうにか、こうにか、なんとかがんばれる。もし、自分のやることが山のように巨大なものだとしたら？とっとと逃げ出しちゃう。だから、いいんだ、「風に舞う塵」で。変かなぁ。

  2006.05.25

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  In My Life.

  「きょうの１曲」旅先でなかなか眠れずベッドでゴロゴロしているといろんなことが頭に思い浮かぶ。別に「人生」というほど大仰なものじゃない。あんなことがあったなぁ。あぁ、こんなこともあったっけ。自分の身の回りで起こったことがあれやこれやと脳裏に浮かんでは消える。思わず、にやにやしたりぐずぐず鼻をならしたりしながら思い出の走馬燈にひたる。Beatles　『 In My Life 』There are places I'll rememberAll my life, though some have changedSome forever, not for betterSome have gone and some remainAll this places have their momentsWith lovers and friends I still can recallSome are dead and some are livingIn my life, I've loved them allBut of all these friends and loversThere is no one compares with youAnd these memories lose their meaningWhen I think of love as something newThough I know I'll never lose affectionFor people and things that went beforeI know I'll often stop and think about themIn my life, I love you moreThough I know I'll never lose affectionFor people and things that went beforeI know I'll often stop and think about themIn my life, I love you moreIn my life, I love you moreThere are places I'll rememberAll my life, though some have changedSome forever, not for betterSome have gone and some remain忘れられない場所がある。変わってしまったもの、変わらないもの。ちっとも良くはならないものやなくなってしまったもの今も残っているものもある。ぼくの人生の中でね。All this places have their momentsWith lovers and friends I still can recallSome are dead and some are livingIn my life, I've loved them allみんな意味があるんだ。愛した人や友だちと一緒にね。ぼくは今でも思い出せるよ。何人かは逝ってしまったし、生きているヤツもいる。みんなみんな大好きだったんだ。ぼくの人生の中でね。めちゃめちゃだけど、こんな意味かな。こういうことって、誰もが考えることだろう。ジョンがこの曲を書いたのは２５歳のころ。後ろを振り向いた青年の気持ちが自然にあふれてる。うん、こんなこと、思ったっけね。ちょっと意味合いは変わるけどバルセロナのオリンピックで金メダルをとった岩崎恭子さんが「今まで生きてきた中で一番幸せです」そう言った。素直な、とてもいい言葉だなぁと思ったけど「ガキのくせに」とか「人生の意味も知らないくせに」といった否定的＆批判的な反応が多かったのにはびっくりした。その言葉はやっかみ９９％。彼女のような言葉を思わず口にすることができる。そんな、きらめく体験を得てないだけ。ガキだろうが、オヤジだろうが、ジジババだろうが山のような出来事を経験し捨て切れない想い出をかかえてる。それは量の問題じゃない。まして、生きてきた長さの問題じゃないんだ。ぼくがこれまで生きてきた中で他人さまにいばれることはなにもない。でも、ぼくの脳裏に浮かんでは消えるできごとは世界でただひとりぼくだけが体験したこと。きらめくんだな、自分の中では。Though I know I'll never lose affectionFor people and things that went beforeI know I'll often stop and think about themIn my life, I love you more通り過ぎていった人たちや出来事への愛情は決してなくなることはないんだ。しょっちゅう立ち止まっては、思い出してるしね。でもね、ぼくは君の方が大好きなんだよ。ぼくの人生の中ではね。

  2006.05.23

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  自主性皆無曲。

  「きょうの１曲」ＡＮＡの機内音楽サービス。お気に入りの「歌謡曲」は昭和４７年のヒット曲だった。昭和４７年。「恥ずかしながら」と横井さんが帰国。札幌オリンピックで“日の丸飛行隊”が表彰台を独占。連合赤軍が浅間山荘に人質を手に立てこもり民放がＣＭ抜きでぶっつづけにその様子を放映。５月１５日。沖縄が本土に復帰。ノーベル文学賞作家川端康成ガス管をくわえ自殺。大阪・千日デパートビル火災118人死亡。田中角栄通産相「日本列島改造論」を発表。中国からパンダがやってきた。サラリーマンの平均年収がようやく１００万円を突破した。そんな年。そんな荒れた年にはやった軟派な曲がこれ。浅丘めぐみ　『 芽ばえ 』もしもあの日 あなたに 逢わなければこの私はどんな女の子に　なっていたでしょう足に豆をこさえて 街から街行くあてもないのに　泪で歩いていたでしょう悪い遊び憶えて いけない子と人に呼ばれて泣いたでしょう今も思い出すたび胸が痛むもうあなたのそばを離れないわ　離れないわもしもあの日 あなたに 逢わなければこの私はどんな女の子に　なっていたでしょう白い薔薇の匂いも 鳥の声もまだ気付く事なく　ひっそり暮らしていたでしょう誰かに心を盗みとられ神の裁きをうけたでしょう今も思い出すたび恐くなるわもうあなたのそばを離れないわ　離れないわもしもあの日 あなたに 逢わなければこの私はどんな女の子に　なっていたでしょう足に豆をこさえて 街から街行くあてもないのに　泪で歩いていたでしょう悪い遊び憶えて いけない子と人に呼ばれて泣いたでしょうあ～もうっ！オメーには自主性ってもんがないんかい！！デリカシーに欠けるおじさんは聞いていてイライラ。この“恋する女の子の揺れ動く微妙な心”を代弁しているのは千家和也さん。職業詩人ってすごいわ。意外だったのは、歌がじょうず。「アイドルでデビューしましたぁ！」などと臆面もなくのたまうガキどもの歌のヒドさとは違うね。今も思い出すたび恐くなるわもうあなたのそばを離れないわそれがいいね。

  2006.05.19

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  あしたまで。

  「きょうの１曲」もういい、もういいよ、もうヨカばい。これ以上はあきまへん。やめたい、やめよう、思い切ろう。そんな思いが頭をよぎる。「人生」なんて大げさなことじゃなくて「いかに生きるか」なんてそんなに重々しいことでもなくて。でも、頭をよぎるときがある。そんなとき、ちらりと思う。あしたまで、ひとまずやってみっか。あしたまで。あしたまでやったらもうやめる。あしたまでだ、あしたまで・・・・・・。Badfinger　『 Carry On Till Tomorrow 』In younger days, I told myselfMy life would be my ownAnd I'd leave the placeWhere sunshine never shoneFor my life's too short for waitingWhen I see the rising sunThen I know again that I must carry onCarry on till tomorowThere's no reason to look backCarry on, carry on, carry onBeyond the shadows of the cloudsAnd onward to the skyCarry on till I find the rainbow's endFor my life's too short for waitingWhen I see the rising sunThen I know again that I must carry onCarry on till tomorowThere's no reason to look backCarry on, carry on, carry onDrifting on the wings of freedomLeave this stormy dayAnd we'll ride to tomorrow's golden fieldsFor my life's too short for waitingWhen I see the rising sunThen I know again that I must carry onCarry on, carry on, carry onAnd when the heavy journey's doneI'll rest my weary headFor the world and it's colours will be mineFor my life's too short for waitingWhen I see the setting sunThen I know again that I must carry onCarry on till tomorowThere's no reason to look backCarry on, carry on, carry onアイビーズからバッドフィンガーに改名後のファースト・アルバム「マジック・クリスチャン・ミュージック」に収録。邦題は『 明日の風 』。この邦題は許せるかな。歌詞の内容からそんなに離れてないし。暗く沈んだメロディとコーラス。聞いてるとつらくなるかも。→『 Carry On Till Tomorrow 』でも、歌っている内容はぎりぎりの希望。そんな気がする。In younger days, I told myselfMy life would be my ownAnd I'd leave the placeWhere sunshine never shoneずっと若い頃、ぼくは自分に言い聞かせてた。人生は自分で切り拓くって。太陽が光り輝かないこの場所を出るっていうことも。For my life's too short for waitingWhen I see the rising sunThen I know again that I must carry on人生は短すぎるよ。陽が昇るのを見るまで待ってはいられない。それに、立ち止まれないってことも知ってるさ。Carry on till tomorowThere's no reason to look backCarry on, carry on, carry onあしたまで続けようよ。振りかえる理由なんかないんだから。続けようよ。続けていこう。「あしたまで。あしたまで」必ず乗り切れる。

  2006.05.14

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  Average Yellow.

  唯一、毎月購読している音楽雑誌、『レコードコレクターズ』誌。５月号の第１特集は「７０’s AMERICAN HARD」。読まなくても中身が想像できるというか、タイトルそのままの特集で、この時代に耳と脳に洗礼を受けたぼくなぞにはこたえられない内容だ。『 レコードコレクターズ 』 2006年５月号その特集記事の中に「７０年代アメリカン・ハード アルバム１００選」と題し、評論家の皆さんが、あの時代を代表するアルバムを１００枚、あげている。ぼくはイギリスよりもアメリカのロックの方が好き。で、アメリカのハード・ロックを彩る１００枚を見てみると・・・・・・う～ん、学生時代、ほとんどＬＰで持っていた。今も、ざっと数えて４、５０枚はＣＤでこの部屋にあるだろう。アメリカン・ハードの「洗礼」じゃなくて、「洗脳」を受けたのかもしれないなぁ。この１００選を見て、すべてを聞き、半数は今も持っていることを知り、改めて思い出したことがある。ぼくは自分が持っているアルバムをパソコンで管理している。ま、管理というほどじゃなくて、ミュージシャン名とアルバムのタイトルを一覧にしているだけだけど、こうしとかないと同じアルバムを２枚、３枚と買ってしまうのだ。以前、このリストをひとまわり以上年下の女性に見せたことがある。そしたら、こう言われた。「どうして、こんなに普通なの？」この言葉には、二の句が継げなかったな～。ぼくは雑誌から入手した情報を元にアルバムを買うというタイプではなかった。例えば、雑誌の「ニュー・リリース」コーナーで評論家諸氏がつける得点を購入のきっかけにするということはめったになかった。と言うより、音楽雑誌自体を読んでなかった気がする。ぼくは、あるアルバムを聞くと、そのミュージシャンのお友だちやら影響を受けた人やらの情報を調べ、そこからイモヅル式に出てくるアルバムを片っ端から聞くという感じだった。それ以上に多かったのは、いわゆる「ジャケ買い」。今でも一番好きなアルバムのひとつであるオールマン・ブラザーズ・バンドの『ブラザーズ・アンド・シスターズ』は、表ジャケットに映る落ち葉の中の男の子と、裏ジャケットの女の子が愛らしかったから、試聴もせずに購入した。そのアルバムの音楽がとても気に入ったので、それから、『フィルモア・イースト・ライブ』へとさかのぼる。でも、そのときは『フィルモア～』が歴史的名盤と言われていることなど知らなかった。でも、のちに顧みると、ぼくの７０年代はその女性が言うごとく、ごく「フツー」な音楽に満ちていたことになる。不思議だなぁ。。。。。。やっぱり、ビジネスと化した音楽業界があの手この手で流す情報に毒されていたのかしらん？『 Average White Band 』というバンドがある。「 Cut the Cake 」とか「 Pick Up the Pieces 」といった、黒人以上に“黒い”ヒットを飛ばした。「平均的な白人バンド」というのはユーモアと自信を込めた名前なんだろう。のちにはＡＯＲ的になって行ったけれど。そのバンド名を７０年代の音楽に関するぼくにあてはめたとすると、ぼくは掛け値なしに「 Average Yellow 」、平均的な日本人だ。なんとなくつまんない気もするけど、それもまたヨシ、かな。

  2006.05.14

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  一日、もたないよ。

  「きょうの１曲」メロメロに疲れて、もう、ダウン寸前で「もう、アカン・・・・」そんなときって、誰しもある。そんなとき、ぼくの場合ハード・ロックでぶっ飛ばしたり一日中、寝倒したりすることで解消する。でも、ハードな音楽を耳と脳が受け付けないこともある。そんなときは、優しい音楽。たとえば、こんな。Carpenters　『 I Won't Last A Day Without You 』Day after day I must face a world of strangersWhere I don't belong, I'm not that strongIt's nice to know that there's someone I can turn toWho will always care, you're always thereWhen there's no getting over that rainbowWhen my smallest of dreams won't come trueI can take all the madness the world has to giveBut I won't last a day without youSo many times when the city seems To be without a friendly face a lonely placeIt's nice to know that you'll be there if I need youAnd you'll always smile, it's all worthwhileWhen there's no getting over that rainbowWhen my smallest of dreams won't come trueI can take all the madness the world has to giveBut I won't last a day without youTouch me and I end up singingTroubles seem to up and disappearYou touch me with the love you're bringingI can't really lose when you're nearIf all my friends have forgotten half their promisesThey're not unkind, just hard to findOne look at you and I know that I could learn to liveWithout the rest, I found the bestWhen there's no getting over that rainbowWhen my smallest of dreams won't come trueI can take all the madness the world has to giveBut I won't last a day without youWhen there's no getting over that rainbowWhen my smallest of dreams won't come trueI can take all the madness the world has to giveBut I won't last a day without you邦題は『 愛は夢の中に 』。『 I Won't Last A Day Without You 』↓『 愛は夢の中に 』なんで～？？あまりにメルヘンチックなジャケットと共に許容範囲ぎりぎりのタイトルだけど心もなごむ素敵な曲だ。ポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルスが共作した穏やかなメロディが印象的。何度も繰り返して聞く。いくつになろうともいつでも、どこでも、どんなときでも誰もが感じるであろう想いをカレンの落ち着いた声が代弁してくれる。疲れ、すさんだ気持ちが癒されていく。Day after day I must face a world of strangersWhere I don't belong, I'm not that strongぼくは、知らない人たちばかりでちっとも馴染みのない世界と顔を突き合わせなきゃならない。くる日も、くる日もね。ぼくって、そんなに強くはないよ。It's nice to know that there's someone I can turn toWho will always care, you're always thereでも、頼れる人がいるっていうのはいいね。君はいつも気遣ってくれる。いつもそこにいてくれるんだ。When there's no getting over that rainbowWhen my smallest of dreams won't come trueI can take all the madness the world has to giveBut I won't last a day without youぼくはね、あの虹を越えることができなくても、一番ちっちゃな夢がかなわなくたってもさ、この世のどんな酷いことにだって耐えていけるよ。でも、もし君がいなければ一日だって持ちこたえられないんだ。誰だって、ひとりじゃアカンってことだな。

  2006.05.13

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  ゆったりゆったり。

  「きょうの１曲」汗まみれの日がふつか続いてようやくひいてきた。体質改善に、ヨガでもしようかな。ち～とも仕事が進まん。今、沖縄の局で音楽関係の番組を作ってる。フトンの中でごろごろ考えてたらふとこの方のことを思い出した。カルメン・マキ　『 山羊にひかれて 』山羊にひかれてゆきたいの遙かな国までゆきたいのしあわせそれともふしあわせ山のむこうに何がある愛した人も別れた人も大草原に吹く風まかせ山羊にひかれてゆきたいの想い出だけをみちづれにしあわせそれともふしあわせそれをたずねて旅をゆく寺山修司さんのシンプルな詩。のちに「ロック・クィーン」となるマキさんのシンプルな歌。懐かしいな。このころ、マキさんは１８歳くらい？同じ寺山さんが書いたデビュー曲『 時には母のない子のように 』。この方が知られてるかも。でも、ぼくは『 山羊にひかれて』の方が好き。フトンの中で思い出したのは元ご主人のインタビューを聞いたからかな。しあわせそれともふしあわせ山のむこうに何がある「山の向こうには何があるのかなぁ？」そう想えてる。そのときが一番幸福だ。そう言ったのは誰だっけ？いきなり遠くへは行けないもんね。一日、一日、一歩、一歩。わかっちゃいるけどさぁ、たまに、めんどくさくなるんだよね。ヘリコプターで行きゃぁ、すぐじゃん！そう、思っちゃうんだ。でも、自分の足で歩いてないとコワいよね。山羊にひかれていくよなテンポでさ、ゆっくり、ゆっくり、がんばろ。

  2006.05.09

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  瓶に時間が詰められたなら。

  「きょうの１曲」先日、ＢＳ２でやっていた「 Lynyrd Skynyrd 」と「 Eagles 」のライブ。録画していたのをようやく見た。「 Eagles 」は、ぼくがライブを見た『 Hotel California 』リリース以降とは違いバーニー・リードンがバンドの中心という感じで爽やかなカントリー・ロックバンドという風情。『 Take It Easy 』が好きなぼくとしてはこのままのバンドでいて欲しかった。でも、『 Hotel California 』も好きだけど。ファンって、ワガママ。「 Lynyrd Skynyrd 」。これを「レーナード・スキナード」と読める日本人がどのくらいいるだろう？ぼくが彼らの存在を知ったときも読み方がわからなかった。「レーナード・スキナード」はぼくが最も好きなバンドのひとつ。ＢＳ２で放映されたのはイギリスＢＢＣでのライブ。バンドも観客もおとなしめ。『フリー・バード』でソロをとるアレン・コリンズの長髪、ガリガリ、ベルボトム姿に思わず学生時代の自分を見た。股下の長さは格段に違うけど。アレン・コリンズなんとなくこんなイメージ。もっとガリガリだった。ギターは弾けません。あばら骨が見えていた学生時代。身長１８０センチ弱。体重６０キロ弱。髪はアゴの下でちょうちょ結びができるくらいに長くベルボトムのジーンズを引きずりながら歩いていた。「昭和を振り返る」的映像に必ず出てきそうな、小汚い若者。あぁ、恥ずかしい・・・・・・。ま、そんな連中だらけだったけど。彼らがツアー中に飛行機事故に遭いリード・ボーカルと加入したばかりのギタリストそれにギタリストの妹でバックボーカルをやっていた女性の計３名が死亡したときは驚いた。それも墜落の原因が「燃料不足」というんだもの。いくら大ざっぱなアメリカとはいえそんなことってある？今も信じられない。上記のアレン・コリンズは助かった。しかし、のちに交通事故で半身不随に。1990年、病気で亡くなった。気の毒・・・・・。バディ・ホリーやオーティス・レディング、スティーヴィー・レイ・ヴォーンなど飛行機事故で命を落としたミュージシャンって結構多い。「飛行機事故つながり」というわけじゃないけれど今、聞いてるのはこれ。Jim Croce　『 Time In A Bottle 』If I could save time in a bottleThe first thing that I’d like to doIs to save every dayTill eternity passes awayJust to spend them with youIf I could make days last foreverIf words could make wishes come trueI’d save every day like a treasure and then,Again, I would spend them with youBut there never seems to be enough timeTo do the things you want to doOnce you find themI’ve looked around enough to knowThat you’re the one I want to goThrough time withIf I had a box just for wishesAnd dreams that had never come trueThe box would be emptyExcept for the memoryOf how they were answered by youBut there never seems to be enough timeTo do the things you want to doOnce you find themI’ve looked around enough to knowThat you’re the one I want to goThrough time withジム・クロウチ。1973年９月、ツアー中に飛行機事故に遭い、スタッフと共に他界。享年３０歳。大学を卒業してすぐデビューしたけどまったく売れずラジオ局に勤めたり、肉体労働をしながら２９歳の時にリリースした『リロイ・ブラウンは悪い奴』が全米トップに。ところが、苦労の上につかんだ栄光とも飛行機事故であっさりさよなら。事故死した直後、『 Time In A Bottle 』は２曲目のナンバーワンに。「悲劇」って言われたっけ。『 Time In A Bottle 』は２０代後半の彼が、来し方を振り返り歌っている。→ 『 Time In A Bottle 』But there never seems to be enough timeTo do the things you want to doOnce you find themでも、時間って充分だとは言えないね。ようやくやりたいことが見つかってもそれをやる時間ってそんなにないんだよ。１０代には１０代の、３０代には３０代の、そして５０代には５０代の、それぞれの振り返りがあるだろう。でも、その内容って、実はあんまり変わらないんじゃないのかな？I’ve looked around enough to knowThat you’re the one I want to goThrough time with振り返ってみて、ようやくわかったよ。ぼくが一緒に時を過ごしたいのは君だってことがね。

  2006.05.07

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  おとなになってゆく？

  「きょうの１曲」きのうの「１曲」『 その気になってるわ 』。それとセットになっている曲がある。あくまで、ぼくの中でだけだけど。それがこの曲。みなみらんぼう　『 ウィスキーの小瓶 』ウィスキーの小瓶を口に運びながら涙と想い出を肴にして酔いつぶれてしまいたいなどと思っているこのぼくをあなたが見たら子どものようだときっとぼくを笑うでしょうねわかっていながら飲む男の気持ちなどあなたは知りもせず列車の窓にぼくの顔がうつるなんてみじめな姿なんだろう戯れだと思っていた恋に打ちのめされてしまうなんてこうして誰もがおとなになってゆくそんな話をどこかで聞いたっけ人間同士のつらい別れという劇をぼくが演じている『 その気になってるわ 』を初めて聞いたころ。ちょうど、はたちになるころ。ぼくはこの曲が大好きだった。四国の松山から高松へ向かう夜行列車の中ではたちの誕生日を迎えた瞬間もこの曲を口ずさんでいた。深夜だったから、心の中で。戯れだと思っていた恋に打ちのめされてしまうなんてなんて、らんぼうさんが歌うようなことがあったわけじゃない。こんなことをしてていいのかな？そんな焦りがあっただけ。そして、それは今もある。こうして誰もがおとなになってゆくそんな話をどこかで聞いたっけおとなになってく？ウソばっか。らんぼうさんの曲に『 コートにスミレを 』というのがあって。歌詞にこんな部分が。コートにスミレの花ひとつさりげなく差して君は小さな肩すぼめ　坂をおりてゆくこの「コート」をぼくはずっと「テニスコート」だと思っていた。学生時代、友人に指摘されようやく洋服の「コート」だと気づいた。「 court 」 じゃなく、「 coat 」 なのね。「花をひとつ差す」んだから確かに洋服の「コート」なんだろう。でも、初めてこの歌を聞いたときぼくの頭に浮かんだのはまだ肌寒い春先のテニスコート。誰もいないテニスコートの脇にスミレの花を一輪ポツンと置いて女性が去っていく。そんなイメージ。「あぁ、なんてもの悲しい光景なんだろう」勝手にそう思い込んでしまったもんだから今でもこの歌を聞くと「テニスコート」が目に浮かぶ。「テニスコート」じゃ詩的にもヘン。洋服の「コート」の方がずっと自然だ。でも、ぼくのイメージの方が寒々しいこの歌にぴったりのような気がするんだけど。おかしいかなぁ。あ、思い出した。ジョン・コルトレーンが演奏する『 コートにすみれを（Violet For My Furs） 』という曲を友人のかずやんの部屋で聞いたような記憶がかすかにあるんだけど。あれは幻かな。ふたつの『 コートにスミレを 』。聞いてみたくなったなぁ。

  2006.05.06

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  フーテンになりたか。

  大阪で開催中の「 春一番コンサート 」に行っている友人たちより、嬉し楽し飲み会風景の写メール来る。く～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っ、行きたかぁぁぁぁっ！ゴールデンウィークなのに、なんでこんなに忙しいねん！ついでにカゼまでひきこんでからに！！もぅ、とっとと隠居して、フーテン化したいわ、ほんま！！！「きょうの１曲」は、今ごろ（ＰＭ９：１０）ビールでどんちゃん騒ぎをしているであろう懐かしき皆さまに捧げます。「きょうの１曲」中山ラビ　『 その気になってるわ 』おぼえてる　あんた　海辺のあのこと日が落ちて　人がいなくなり桜貝も　緑にかわり買いたての水着　着てみた腕組みしながら思ったわあたし　あんたを離れないその気になってるわ　あたし　あんたを離れない覚えてるあんた　宿場町のあのこと歩き疲れ　麦わら帽子でさ富士の見える宿をとってゆかたの胸もふくらんでた襟をなおしてくれたわねあたし　あんたの　いい人その気になってるわ　あたし　あんたを離れない覚えてるあんた　友だちの結婚式白い花かかえ　頬紅塗って帰りに寄った喫茶店できれいだねって言ったこと紅茶はさんで思ったわあたし　あんたの　星の中その気になってるわ　あたし　あんたを離れないその気になってるわ　あたし　あんたを離れない覚えてるあんた　あり金分のキップ買いススキ野原をパンかじって越えてったわき水のところにカニが遊んでたあなたの胸はとても熱く汗拭きながら思ったわあたし　あんたと　ふたりきりその気になってるわ　あたし　あんたを離れないその気になってるわ　あたし　あんたを離れない1975年リリースの『ラビ 女です』に収録された逸品。なにも言うことはない。→ ここ で本人の歌が聞ける。

  2006.05.05

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  カゼに託して。

  「きょうの１曲」カゼ気味で昼間、ごろごろしていたらぼけぼけアタマにぼんやりと懐かしげなメロディが。あれ？　なんだっけ、これ？遠い昔に聞いたことがある。歌ったこともあるような。ぽろぽろ歌詞も思い出してきた。でも、かんじんの曲名が。う～ん。。。。。。。。悩むこと３時間とちょい。突然あ！思い出したっ！本田路津子　『 風がはこぶもの 』街を歩くときに　風に耳を澄ませてね風の中にきっと　わたしの声がする夜に眠るときも　窓をたたく風の音どうぞ聞いてほしい　ささやく声がするいつも私は　愛の想いを風の中に告げているのよわたしの愛 何も　気付かないの あの人はだからせめて風よ　愛を伝えて今日も私は　愛の言葉を通りすぎる風に　たくすの私の愛 何も　気付かないの あの人はだからせめて風よ　愛を伝えて愛を伝えてカゼ気味だからこの曲が浮かんだのかな？カゼつながり？結構単純なアタマをしてるな。この歌はぼくが初めてギターで弾いた曲のひとつ。他にも『 秋でもないのに 』とか『 ひとりの手 』とか本田路津子さんの曲はギター初心者がまずトライする曲だった。「路津子」を「るつこ」と読めない人の方がもう多いかもなぁ。結婚され、渡米した本田さん。なにをされているのやらと思っていたらゴズペル・シンガーとして歌手復帰。今も元気に活動を続けていらっしゃる。→ 本田路津子さんＨＰシングルレコードのジャケットに映るフォーク少女とはガラリと雰囲気がお変わりに。同県人だし、歌い続けて欲しいな。愛らしい歌詞は『 翼を下さい 』や『 学生街の喫茶店 』なども手がけた山上路夫さん。爽やかな曲は「ビリーバンバン」の菅原進さん。リリースは、1970年。遠いね。

  2006.05.04

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  音楽を無視するな。

  「きょうの１曲」昔。ロックが生まれとめどなく高揚し始めたころ。「音楽で世界が変えられる」今考えると、あまりに素朴で思慮不足にさえ思える、そんな夢のようなことが信じられていた時代があった。ぼくがロックを聞き出す少し前のこと。１９６０年代後半。歌の力に夢をのせることができた時代。歌い手が自らの力を信じ、自画自賛する。そんな曲も生まれた。Animals　『 Monterey 』The people came and listenedSome of them came and playedOthers gave flowers away, yes they didDown in MontereyDown in MontereyYoung Gods smiled upon the crowdTheir music being born of loveChildren danced night and dayReligion was being bornDown in MontereyThe birds and the airplane did flyOh, Ravi Shankars music made me cryThe Who exploded into fire and lightHugh Masakela's music was black as nightThe Grateful Dead blew everybodies mindJimi Hendrix baby,believe me, set the world on fire, yeahHis Majesty, Prince Jones, smiled as he moved among the crowdTen thousand electric guitars were grooving real loud, yeahYou want to find the truth in lifeDon't pass music byand you know I would not lie, no I would not lie,No, I would not lieDown in MontereyThree days of understanding of moving with one anotherEven the cops grooved with usDo you believe me, yeah?Down in MontereyI think that maybe I'm dreamingMontereyDown in montereyDid you hear what I said?1967年6月16～18日に行われた野外音楽フェスティバル「モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル」。ジミ・ヘンドリックスジャニス・ジョプリンキャンド・ヒートザ・フーバターフィールド・ブルースバンドバーズオーティス・レディングママス・アンド・パパスラヴィ・シャンカール・・・・・書ききれないほどに多くのアーティストが参加した歴史的イベント。アニマルズの『 モンタレー 』はそのステージに高揚したミュージシャンの心をそのまま歌った。The birds and the airplane did fly.Oh, Ravi Shankars music made me cry.ザ・バーズとジェファーソン・エアプレインはホントに空を飛んだし、ラヴィ・シャンカールの音楽はオレを泣かせた。他にも、ザ・フーやジミ・ヘンドリックスなどミュージシャンたちの素晴らしさを語り、そして、誇らしげにこう断言する。You want to find the truth in lifeDon't pass music by.and you know I would not lie, no I would not lie.人生の真実を見つけたいんだろ。だったら、音楽を無視すんじゃないぜ。オレはウソはつかない。ウソじゃないんだ。でも、結局、ウソになった。音楽はベトナム戦争を止めることはできなかったし、イラクへの侵略も防ぐことはできなかった。もう、音楽に夢はない。でも、まだ“希望”はある。

  2006.05.03

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  ぼくの世界そのもの。

  「きょうの１曲」きょうは穏やかな日より。半袖Ｔシャツ一枚で充分。窓から入る風も心地いい。昼食後、ゴロンと横になってたら２０分ほど、そのまま寝入ってしまった。昼寝をするなら長くとも３０分。それも、午後３時前。それ以降に睡眠をとると夜、眠りにつこうとする脳働きを阻害するそうな。人の体って繊細。しかし、机に向かっても眠いものは眠い。長めのまばたきをしただけで寝入ってしまいそうだぁ。春の昼下がり。いっそのこと、机につっぷして寝ちまえ。と、選んだのはこの曲。Percy Sledge　『 When A Man Loves A Woman 』When a man loves a womanCan't keep his mind on nothing elseHe'll trade the worldFor the good thing he's foundIf she's bad he can't see itShe can do no wrongTurn his back on his best friendIf he put her downWhen a man loves a womanSpend his very last dimeTryin' to hold on to what he needsHe'd give up all his comfortSleep out in the rainIf she said that's the way it ought to beWell, this man loves a womanI gave you everything I hadTryin' to hold on to your precious loveBaby, please don't treat me badWhen a man loves a womanDown deep in his soulShe can bring him such miseryIf she plays him for a foolHe's the last one to knowLovin' eyes can't ever seeWhen a man loves a womanHe can do no wrongHe can never own some other girlYes when a man loves a womanI know exactly how he feels'Cause baby, baby, baby, you're my worldパーシー・スレッジ、一世一代の大ヒット。タイトルはわかりやすいけどぼくの英語力では、歌詞は「う～ん？？」。この曲を初めて聞いたのは学生時代、友人・かずやんの下宿だった。かずやんはフォークも好きだがジャズも好き。彼の四畳半で聞いたウェス・モンゴメリーの『 A Day In The Life 』。その中にこの曲が収録されていた。Wes Montgomery　『 A Day in the Life 』ＬＰサイズのこのジャケットはかなりなインパクトがあったっけ。部屋にこんな雰囲気の灰皿を起きたいなと思った。ウェス・モンゴメリーのバージョンしか知らなかったからこの曲に歌詞があり歌っている人がいるということを知ったのはかなりあとになってから。ウェス・モンゴメリーの軽やかな演奏の印象が強いもんだから最初はパーシー・スレッジの力みがちな歌唱がどうも好きになれなかった。でも、いい曲だ。我が家にはウェス・モンゴメリーとパーシー・スレッジの他にもうひとつ、オールマン・ブラザーズ・バンドのボーカルグレッグ・オールマンが歌う『 When A Man Loves A Woman 』がある。歌詞入りだったらグレッグ・オールマンに軍配があがるかな。しかし、難しい単語はないのに意味がよくわからない。語り言葉って感じなのかなぁ。ウェス・モンゴメリーの演奏の印象で愛らしい歌詞を想像していたんだけれどかなり哀願調という感じみたい。Yes when a man loves a womanI know exactly how he feels'Cause baby, baby, baby, you're my worldそう、男が女を愛するとき、その気持ちはよくわかる。だってさ、君。君はぼくの世界そのものなんだからてな感じなのかなぁ。英語のせんせ～い、教えてくださ～い。

  2006.05.01

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  ひねくれ者。

  「きょうの１曲」ＨＤに取り込んだ曲をミュージシャンでソートする。トップに登場するのは「１０ｃｃ」だと思ってた。「数字 → アルファベット」の順だろうから。そしたら、筆頭は「 １０ｃｃ 」 じゃなく、「 38 Special 」。アメリカ南部出身の長髪にヒゲ、テンガロンハットと見るからにむさくるしい男どものこのバンド。こんな人たち → 38 Specialみかけによらず音楽はカラッと明るく、とても爽やか。ボーカルはドニー・ヴァン・ザント。今は亡き Lynyrd Skynyrd のボーカルロニー・ヴァン・ザントの弟だ。でも、「38」なのに、どうして「10」の前？よ～く見たら「38」ではなく「.38」。数字の前に「.」(ピリオド)がついてる。小さくて、よく見えんが。はぁ、初めて知ったぁ。でも、ＣＤのジャケット表記には「.」はついてない。ソートされたときにトップに来るようにしてあるのかなぁ。まさかね。んじゃ、これって「モーニング娘。」の「。」みたいなアクセントかしらん？まさかね。で。きょうは「.38 Special 」ではなく、登場順２番手に甘んじた「 １０cc 」。１０ｃｃ　『 I'm not in love 』I'm not in loveSo don't forget itIt's just a silly phase I'm going throughAnd just becauseI call you upDon't get me wrong, don't think you've got it madeI'm not in love, no no, it's because..I like to see youBut then againThat doesn't mean you mean that much to meSo if I call youDon't make a fussDon't tell your friends about the two of usI'm not in love, no no, it's because..I keep your pictureUpon the wallIt hides a nasty stain that's lying thereSo don't you ask meTo give it backI know you know it doesn't mean that much to meI'm not in love, no no, it's because..Ooh you'll wait a long time for meOoh you'll wait a long timeOoh you'll wait a long time for meOoh you'll wait a long timeI'm not in loveSo don't forget itIt's just a silly phase I'm going throughAnd just because I call you upDon't get me wrong, don't think you've got it madeI'm not in loveI'm not in loveおもしろおかしい曲も楽しい１０ｃｃ。でも、この曲は優しいメロディが印象的。以前、ＣＭにも使われていた気がするなぁ。→ 『 I'm not in love 』 ←メロディは優しいけど歌詞は１０ｃｃらしくまっとうなラブソングじゃない。「素直になれないひねくれ者の告白」ってとこかな？I keep your picture upon the wall.It hides a nasty stain that's lying there.So don't you ask me to give it back.I know you know it doesn't mean that much to me.I'm not in love, no no, it's because.. 君の写真を壁に飾ってるのはさ、ひどいシミを隠すためなんだ。だから、返せなんて言うなよ。わかってると思うけど、大したことじゃないんだ。ぼくは恋してなんかいないよ。だってさ・・・だ～っ、もうっ、もどかしかっ！「 I'm in love. 」と言っておしまいっ！英語ネイティブの人にはそんか感じに聞こえるのかなぁ？やっぱり、英語はできた方が楽しいかも。間奏で、女性の声がこうささやく。Be quiet...big boys don't cry...静かにして・・・強い子は泣かないの・・・このあたりが１０ｃｃかな、やっぱ。泣けるねぇ。

  2006.04.26

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  夢に見れるさ。

  「きょうの１曲」持ってるＣＤを全部ハードディスクに取り込んだ。その一番の利点は聞きたい曲がすぐに聞けること。曲名でソートできるから一発必聴！もともとズボラでＣＤプレイヤーも７枚連装だったりする。音質よりもとにかく音が鳴ってればいいのだ。そんなぼくをパソコンはますますズボラにしてくれる。ＣＤをセットする手間さえはぶいてくれて。これでいいのかしら？？ときに、不安に。ま、いいさね。で、今、ソートした一発必聴曲。Dan Hartman　『 I Can Dream About You 』No more timingEach tear that falls from my eyesI'm not hidingThe remedy to cure this old heart of mineI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightMoving sidewalkI don't see under my feetClimbing up fromDown here belowWhere the streets see me lonely for youI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just right(I can dream about you)I'm gonna press my lips against youAnd hold you tight to me(I can dream about you)You know you got me spellboundWhat else can it beMoving sidewalksI don't see under my feetClimbing up from the pain in my heart'Cause it's you that I needI don't understand itI can't keep my mind off loving you(Not even for a minute)Oooh, now baby,I'm caught up in the magic I see in youThere's one thing to doI can dream about youIf I can't hold you tonightI can dream about youYou know how to hold me just rightI can dream about youIf I can't hold you tonightOooh, I can dream about youOooh, I can dream..一番好きな映画のひとつ『ストリート・オブ・ファイア』の挿入歌。映画の内容については以前も書いた。→ 2005.03.22 「 Streets Of Fire 」ストーリーはとにかく単純。ケンカと音楽。ヒーロー、ヒロイン。出逢いと別れ。「 If you need me, I'll be there. 」てなことを言い、心残してキザに去る。典型的浪花節ロックン・ロール映画。これではなんだかわからんがとにかくカッコいい。『 I Can Dream About You 』映画の中で売れない黒人のボーカル・グループがステージで披露する。これがまたまたカッコいい。このシーンだけ何度繰り返して見たことやら。↓ こんな感じ ↓「 I can dream about you, if I can't hold you tonight. 」歌詞もまた、わかりやすい。エドガー・ウィンターらと活動していたダン・ハートマン。ぼくはこの映画と曲でグンとファンになったけど彼は映画からわずか１０年後、1994年に亡くなった。ミュージシャンに早逝が多いのはなぜなんだろう？

  2006.04.25

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  つきせぬ波の。

  「きょうの１曲」もう、仕事や～んぴっ！ぼくが日本語の歌詞の曲を聞くのはそんなとき。仕事中は日本語の歌は一切禁止。アタマの中がごちゃごちゃになるからね。つまりぼくにとって音楽は完璧にＢＧＭと化している。洋楽の皆さんも歌詞に力を入れているだろうに。まったくもって申し訳ない。でも、輸入盤には歌詞カードってほとんどついてないしさぁ。もしぼくが英語のヒアリングなぞができたなら聞く音楽がガックリ減るなぁ。ボブ・ディランなぞ仕事をしながらとても聞いてはいられまい。よかった、英語がわからずに。で、きょうは陽水。ぼくは昔で言うところの拓郎派。陽水は年に一度、聞くかどうか。めずらしか～。井上陽水　『 能古島の片想い 』つきせぬ波の　ざわめく声に今夜は眠れそうにない浜辺に降りて　裸足になればとどかぬ波のもどかしさ僕の声が君にとどいたら　ステキなのにつめたい風は　季節を僕に耳うちすると　逃げてゆく時折り砂は　サラサラ泣いて思わず僕ももらい泣き僕の胸は君でいっぱいで　こわれそうだ遠くに見える灯は南へ行く船の　幸せかな悲しいだけの今夜の気持ちなにかをすればまぎれると星屑なんか　数えてみても波でそれも続かない君が僕の中にいるかぎり波の声で　僕は眠れない本当なんだ３４年前（すごいなぁ）にリリースされた２ndアルバム『 センチメンタル』。（このタイトルもある意味スゴイ）その中の一曲。何年ぶりに聞いたかなぁ。現在のフォークの頭目と化している陽水からは想像つかないほどに“センチメンタル”。声も細いし。でも、ちょっと歌がうますぎ。「 僕の声が君にとどいたら　ステキなのに 」確かに素敵だけれど地球上が耐えきれないほどの騒音で満ちるだろうなぁ。夜は誰も眠れまい。おととしだったかな？留守電に誰かからの留守録が入ってて聞いてみると「今、能古島でェ、ガガガガガ」聞き取れたのは最初の部分だけ。声で高校時代の同級生とわかったのだけど、能古島なんぞで何をしてるやら。さっぱり「？？？」だったっけ。元気かな？

  2006.04.24

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  花には雨が必要さ。

  「きょうの１曲」朝は肌寒くどんより曇り空からは小雨がぱらり。午後にはガラリと様変わり。太陽が顔を出して地上を照らし湿度も温度も急上昇。あぁ、こんな日ぼくはほんにダメの助。世間のお役に立てないわぁ。せめて、優しい曲で脳みそをいたわってやるかな。America　『 I Need You 』We used to laugh, we used to cryWe used to bow our heads then, wonder whyAnd now you're gone, I guess I'll carry onAnd make the best of what you've left to meLeft to me, left to meI need you like the flower needs the rainYou know I need you, guess I'll start it all againYou know I need you like the winter needs the springYou know I need you, I need youAnd every day, I'd laugh the hours awayJust knowing you were thinking of meAnd then it came that I was put to blameFor every story told about meAbout me, about meI need you like the flower needs the rainYou know I need you, guess I'll start it all againYou know I need you, I need youI need you like the winter needs the springYou know I need you, guess I'll start it all againYou know I need you, I need youI need you like the flower needs the rainYou know I need you, guess I'll start it all againYou know I need you, I need youI need you like the winter needs the springYou know I need you, guess I'll start it all againYou know I need you, I need you ...アメリカのデビューアルバム『 アメリカ 』。あまりに分かり易くておもしろみのないタイトルだけど『 名前のない馬 』とか『 サンドマン 』とか脳みそを揺さぶらない優しい曲ばかり。この曲も、その中のひとつ。「 I need you like the flower needs the rain」「 君が必要なんだ。花に雨が欠かせないようにさ 」ただ、そう繰り返すだけ。シンプルなメロディと共にテンション高まったまんまのアタマにとてもよく効く。

  2006.04.23

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  笑顔でなんかいられない。

  「きょうの、１曲」。慣れない仕事はイヤだ。アタマをそのキャパシティを超えて使っているとじわぁ～んうわぁ～ん脳みそがしびれてくる。「あ、考えるのをやめろって言ってるな」カラダの言うことはきかなきゃね。ぼくは休めという指示にごく従順。しめた！即休憩でコタツにごろ寝。ホッ。でも、こんなときは自分のできなさ、情けなさに直面してるとき。あぁ。。。。無性に聞きたくなる曲がある。The Blue Hearts　『 チェインギャング 』僕の話を聞いてくれ　笑いとばしてもいいからブルースにとりつかれたら　チェインギャングは歌いだす仮面をつけて生きるのは　息苦しくてしょうがないどこでもいつも誰とでも　笑顔でなんかいられない人をだましたりするのは　とってもいけないことですモノを盗んだりするのは　とってもいけないことですそれでも僕はだましたり　モノを盗んだりしてきた世界が歪んでいるのは　僕のしわざかもしれない過ぎていく時間の中で　ピーターパンにもなれずに一人ぼっちがこわいから　ハンパに 成長してきたなんだかとても苦しいよ　一人ぼっちでかまわないキリストを殺したものは　そんな僕の罪のせいだ生きているっていうことは　カッコ悪いかもしれない死んでしまうという事は　とってもみじめなものだろうだから親愛なる人よ　そのあいだにほんの少し人を愛するってことを　しっかりとつかまえるんだ一人ぼっちがこわいから　ハンパに 成長してきた先月も日記にも引用したけど（2006.03.05）Blue Hearts で一番好きな曲。２ndシングル『 キスしてほしい 』とのカップリング。昔で言うＢ面扱い。でも、こちらの方が心にしみる。この曲がリリースされてからもう２０年近くがたとうとしている。時の流れのはやいこと。信じられないなぁ「どこでもいつも誰とでも　笑顔でなんかいられない」そう。だから、フリーになったんだっけ。でも、ひとりだとよけいにそれを強いられる。浮き世だね。あぁ、聞きたくてもＣＤ、ないんだったっけ。しゃーない、自分で歌うか。- - - - - - - -う～ん、なんじゃろ、このヘタさ加減は。逆に気分が滅入ってしまう。やめよ。

  2006.04.22

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  愛のあり方、二態。

  「きょうの、１曲」。来週はまた沖縄。ひと月に３回。今年に入って５回。なのに「沖縄通」になれないのはナゼ？仕事だもんな・・・・・・。使うのは必ずＡＮＡ。機内の音楽サービスの選曲が心の琴線に触れるから。特に歌謡曲。今月の特集は昭和４１（1966）年のヒット曲。そこに登場した正反対の感じの曲をふたつほど。加山雄三　『 君といつまでも 』二人を夕闇が　包むこの窓辺に明日も素晴らしい　幸せが来るだろう君の瞳は星と輝き恋するこの胸は　炎と燃えている大空染めて行く　夕陽色あせても二人の心は　変わらないいつまでも幸せだなあ　僕は君といる時が一番幸せなんだ僕は死ぬまで君を離さないぞいいだろう？君はそよ風に　髪をとかせて優しくこの僕の　しとねにしておくれ今宵も日が暮れて　時は去りゆくとも二人の思いは　変わらないいつまでもうぅぅ・・・・・セリフを聞いてて歯が浮いた。高度成長期まっただ中じゃないとできんわ、こんな曲。同じような気持ちはどの時代でもあるんだろうけどここまであからさまにされるとおじさん、機内で思わず赤面。でも、「弾厚作」名義で加山さん自身が作曲したメロディはとてもいい。元憂歌団の木村さんがステージのレパートリーに入れてる。木村さんの唄のねまり具合がこの歌に妙にマッチしててライブでも人気のナンバー。オリジナルの加山さんより木村さんバージョンの方が好きだなぁ。同じく昭和４１年のビッグヒットにこんな曲も。城　卓矢　『 骨まで愛して 』生きてるかぎりは どこまでも探しつづける 恋ねぐら傷つきよごれた わたしでも骨まで 骨まで骨まで愛して　ほしいのよやさしい言葉に まどわされこのひとだけはと 信じてる女をなぜに 泣かすのよ骨まで 骨まで骨まで愛して ほしいのよなんにもいらない 欲しくないあなたがあれば しあわせよわたしの願いは ただひとつ骨まで 骨まで骨まで愛して ほしいのよ小学生のころ、この歌を聞いて「なんちゅうコワい歌や」そう思ったけれど数十年ぶりに聞くと意外にすんなり。加山さんの「こりゃ、ついていけん」という脳天気さよりこちらの方が心にジーン。意外だったのが結構爽やかな歌唱。物まねとかでデフォルメされたモノばかりを聞いていたからかもしれない。歌った城卓矢さんは平成元年に亡くなったそうだ。知らなかった。合掌。作詞者は女性らしいがタイトルと歌詞はエグい。でも、よく読むと「なんちゅう健気なやっちゃ！」そう思えるほどに素直。なんにもいらない 欲しくないあなたがあれば しあわせよ高度成長期を遙かに過ぎた現代。こんなセリフを吐ける状況に我らはあるだろうか！アジッても仕方ないか。

  2006.04.21

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  踊ろうよ。

  「きょうの、１曲」。ここに何度も書いてるけど取材テープを見る作業はつらい。目と耳とが占領されてしまう。なにより、音楽が聞けないというのが一番イヤだ。朝からテープを見て疲れた脳みそにきくのが爽やかなこの歌。Orleans　『 Dance With Me 』Dance with meI want to be your partnerCan't you see the music is just startingNight is calling and i am fallingDance with meFantasy could never be so givingI feel free I hope that you are willingPick the beat up and kick your feet upDance with meLet it lift you off the groundStary eyes and love is all around usI can take you if you want to goOh ohDance with meI want to be your partnerCan't you see the music it just startingNight is calling and i am fallingDance with meLet it lift you off the groundStary eyes and love is all around usI can take you if you want to goOh ohDance with meI want to be your partnerCan't you see the music it just startingNight is calling and i am fallingDance with me “世界最高のロックンロール・ダンス・バンド”そう形容されていたオーリアンズ。曲の良さやハーモニーの美しさはこの言われ方からは伝わらないな。中心メンバーのジョン・ホールはジャニス・ジョプリンで知られる「ハーフ・ムーン」の作者。（『パール』に収録）奥さんのジョアンナ・ホールはオーリアンズの曲の多くを作詞している。Dance with meI want to be your partner「お手をどうぞ」そんな感じかな。

  2006.04.20

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  聞こえるかい。

  「きょうの、１曲」。我が家にあるＣＤのＨＤへの取り込みがクラシックとどうしても読めない一部のものを除きほぼ終了。総トータルは・・・・、26,570曲1,928時間55分46秒思いのほか、少なかった。このために入手した外付けＨＤも取り込みサイズを一番小さなファイルにしたためか半分以上がまだあいている。と、いうことは・・・・、今あるＣＤの枚数分を追加してもまだまだ仕入れる余地があるということだな。ふっふっふ、いいことじゃ。取らぬ狸の皮算用でほくそ笑みつつ聞くはこの美しき曲。Rod Stewart　『 Sailing 』I am sailing, I am sailing,Home again ’cross the sea.I am sailing, stormy waters,To be near you, to be free.I am flying, I am flying,Like a bird ’cross the sky.I am flying, passing high clouds,To be with you, to be free.Can you hear me, can you hear meThro’ the dark night, far away,I am dying, forever trying,To be with you, who can say.Can you hear me, can you hear me,Thro’ the dark night far away.I am dying, forever trying,To be with you, who can say.We are sailing, we are sailing,Home again ’cross the sea.We are sailing stormy waters,To be near you, to be free.Oh lord, to be near you, to be free.Oh lord, to be near you, to be free,Oh lord....「アトランティック・クロッシング」に収録。今では「イギリスの第二の国歌」と呼ばれるほどにポピュラー。でも、ロッドが取り上げたころは知る人は限られていたはず。オリジナルは、サザーランド・ブラザーズ。名前だけしか知らない。でも、心にしみるいい曲。I am sailing, stormy waters,To be near you, to be free.自由に。。。。ポール・マッカートニーの『 Mull Of Kintyre 』も「イギリス第二の国歌」と呼ばれたりする。でも、ぼくは『 Sailing 』の方が好き。

  2006.04.19

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• 欲しかぁ、高かぁ。

  沖縄から戻って、時間があったので駅前の楽器屋に寄った。そこは地方にしては品揃えがなかなか豊富で、店の奥にはマーチンやオベイション、フェンダー、ギブソンなど、好きな人には垂涎の的のギターがアコースティックとエレキに分けられ、それぞれずらりと壁に並んでる。そのアコースティック・コーナーに行き、「欲しいなぁ・・・・・」と思いつつ眺めていると、ぼくの背中でこんな元気な声がした。「ちょっと教えて欲しかとばってん、１２弦ギターで、これはヨカ音がするっちゅうお薦めはどれね？」見ると、ぼくと同年代らしきヒゲのオヤジ。その言葉を聞いた店員は、「そうですね、これはいかがです？　最高の音がしますよ」店員がそう言って薦めたのは、確かこれ。　　→ 「 OVATION 40th Anniversary Glen Campbell 1618-1 」「３０万！　高かぁ～！　ばってん、弾きやすそうやね、ネックも細いし」「そうですね、１２弦ギターもこのクラスになると抜群に弾きやすくなりますよ。ハイポジションも楽ですし」「そうやろね～。いい音、するやろね。欲しかぁ！　ばってん、高かぁ！！」欲しかぁ、高かぁを繰り返すオヤジに、思わず心の中で笑ってしまった。確かに欲しい、でも高い。よ～わかりまっせ。「オレ、○○年生まれなんやけど（ぼくより４つ年上だった）、今ごろはオレくらいのオヤジでこんくらいのギターを買うヤツ、多かろ？」「多いですよ～。学生時代は高くて手が出なかったけど、今なら買えるっておっしゃって、マーチンのＤ－45なんかを買って行かれる方がほんと多いです」壁に並ぶ名器を見るふりをしつつ聞き耳を立てていたぼくは、心を見透かされたみたいで思わず「ドキッ」。そうね、学生時代にこんな金額のギターなんて買えるはずがなかったもんな。ギターの腕は楽器じゃない、練習だとは思いつつ、憧れのギターってのはあるもんで、今なら買えないことはない、確かにね。「いや、確かに金はないわけやないとよ。ばってんね～、３０万かぁ・・・・。これ、よかね～、弾きやすそうやし、きれいかぁ。欲しかぁ、ほんと、欲しか。ばってん、高かぁ～」悩んでいるヒゲのオヤジの声を背に、ぼくは店を出た。３０万を超えるギター、買えるにしても思い切りが必要だよね。オヤジさん、念願の１２弦ギターを自分のものにすることができたかなぁ。

  2006.04.19

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• オキナワインディーズ

  国際通りをぶらついて、オキナワバンドのCDも入手。ブラスが入ったゴキゲンバンドと、ジャケット裏の写真を見る限りは高校生のような、活きのいい５人組。５人組の帯には「沖縄北部発！」とある。ヤンバル出身なのかな？

  2006.04.16

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  眠り続けたい。

  「きょうの、１曲」。きょうから沖縄。バケーションだったら大歓迎だけど仕事だぁぁ。いやいやお仕事があるのはすばらしい。ありがたく思わねば。出かける直前の一曲はこれ。吉田美奈子　『 夢で逢えたら 』夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたいあなたは　わたしから遠く離れているけど逢いたくなったら　まぶたをとじるの夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたいうすむらさき色した　深い眠りに落ち込みわたしは駆け出して　あなたを探してる夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたい春風そよそよ　右のほほをなであなたはわたしの　もとへかけてくる夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたい夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたい夢でもし逢えたら　素敵なことねあなたに逢えるまで　眠り続けたい大滝詠一さんのこの曲、最初はアン・ルイスさんのために書かれた。もう、３０年以上前のこと。でも、彼女は歌わずじまい。吉田美奈子さんがアルバム『 FLAPPER 』で初公開。でも、個人的には「モコ・ビーバー・オリーブ」の「オリーブ」こと、シリア・ポールさんの歌の方が印象強いかな。しかし・・・・・・これから働きに行くのになぜにこの曲？脳みそが眠り続けてるのかもぉ。

  2006.04.14

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  に、に、に！

  「きょうの、１曲」。血わき、肉おどる！夜中に聞くと音量を絞ってもノイジー。でも、あのころを想い出して「に、に、に！」思わず口から出てしまう。なんだか知らないがイカッてた。そんな季節の一曲。The Damned　『 Neat Neat Neat 』Be a man can a mystery manBe a doll be a baby dollIt can't be fun not anywayIt can't be found no way at allA distant man can't sympathiseHe can't uphold his distant lawsDue to form on that todayI got a feeling then I hear this callI said Neat Neat NeatShe can't afford a cannonNeat Neat NeatShe can't afford a gun at allNeat Neat NeatShe can't afford a cannonNeat Neat NeatShe ain't got no name to callNeat Neat NeatNo crime if there ain't no lawNo more cops left to mess you aroundNo more dreams of mystery chordsNo more sight to bring you downI got a crazy got a thought in my mindMy mind's on when she falls asleepFeelin' fine in her restless timeThen these words upon me creepI said Neat Neat NeatShe can't afford a cannonNeat Neat NeatShe can't afford a gun at allNeat Neat NeatShe can't afford a cannonNeat Neat NeatShe ain't got no name to callNeat Neat Neat1977年にリリースされた「ダムド」のセカンド。「に、に、に！」そこしか覚えてないけれど勢い一発、駆け抜ける。インパクトは抜群。セックス・ピストルズは好きじゃなかったけどダムドは結構お気に入りだった。ある時期、車の中でガンガン流れてた。忘れられない曲。このベースをピックのダウンで弾けなきゃパンカーじゃねぇ！それを実行し、腱鞘炎にかかるという根性座ったロッカーもいた。脳裏に刻まれた曲。改めて歌詞を読み返してみてもさっぱり意味がわからない。「 に、に、に！」ってなんて意味？わからないけど、「 The Damned 」という名前自体から察するにお行儀のいい曲ではないな、きっと。でも、聞くとなぜだか元気が出るのは「気合いの入れすぎだぜ、おめぇ。軽くいきなよ」そう言われてる気がするからかな。あしたはあしたの風が吹く。「に、に、に！」元気一発、乗り切るぜっ！しかし邦題の『 嵐のロックン・ロール』・・・・・あまりにひどすぎ。やっぱりダムドはこのジャケットだ。

  2006.04.12

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• ムダづかい・・・・。

  打合せが予想外に早く終わった。つい本屋に寄り、ポルノグラフィティとビートルズのギター譜を買ってしまった。ビートルズは「ハ調で弾ける」というタイトルに思わずひかれ。おまけに、ピアノ譜まで入手。忙しいのにぃ・・・・・もう自爆。

  2006.04.12

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  そばにいて。

  「きょうの、１曲」。パソコンのＨＤに取り込んだ曲が２万件を突破！ただいま、22,080曲！・・・ふと、思う。ほんとにワシって忙しいんかしら？自分で自分を疑うけど結構楽しい。取り込みつつ、また聞いて。いつ聞いても何回聞いてもやっぱりいいなぁ、この曲は。永遠の名曲。John Lennon 『 Stand By Me 』When the night has comeAnd the land is darkAnd the moon is the only light we'll seeNo I won't be afraidNo I won't be afraidJust as long as you standStand by meAnd darlin', darlin'Stand by meOh now now stand by meStand by me, stand by meIf the sky that we look uponShould tumble and fallAnd the mountains should crumble to the seaI won't cry, I won't cryNo I won't shed a tearJust as long as you standStand by meAnd darlin', darlin'Stand by meOh stand by meStand by me, stand by meStand by me-e, yeahWhenever you're in trouble won't youStand by meOh now now stand by meOh stand by me, stand by meStand by meDarlin', darlin', stand by me-e, stand by meOh stand by me, stand by meStand by meこの曲をここで書くのは二回目だ。→ 2004年12月8日の日記 「 命日と“ You ” 」ジョンの歌はもちろん、イントロのギターのカッティングから曲の終わりまで、丸々最高。そして、歌詞。わかり易くて、意味深し。が、しかし。上の写真では読めないけれどシングル・ジャケットの上部には日本語で「ダーリン、お願いだ。そばにいておくれ」と書かれている。ださ！「 Stand By Me 」この、シンプルさ加減のかけらもナシ。『 No Matter What 』や『 More Than I Can Say 』でも思った。日本語にしずらい言い回し。ムリヤリ日本語にするとてきめん赤面。アメリカ人が恋愛上手なわけだねぇ。あ、カンペキな偏見。

  2006.04.10

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  きっとうまく行く。

  「きょうの、１曲」。ときどき、彼の優しい歌声が無性に聞きたくなる。James Taylor触れるだけでぴりっと痛い、それでも、赤むけでしかいられない。そんな若い心を歌っていたロングヘアーの姿も今はない。でも、髪の毛は消えても、この人の優しい歌声と卓越したギター、そして、心にしみる歌詞は変わらない。今、部屋に流れているのは、これ。 James Taylor　『 Shower The People 』You can play the game And you can act out the partThough you know it wasn’t written for youBut tell me, how can you stand thereWith your broken heartAshamed of playing the foolOne thing can lead to anotherIt doesn’t take any sacrificeOh, father and mother, sister and brotherIf it feels nice, don’t think twiceJust shower the people you love with loveShow them the way that you feelThings are gonna work out fine if you only willShower the people you love with loveShow them the way you feelThings are gonna be much better if you only willYou can run but you cannot hideThis is widely knownAnd what you plan to do with your foolish prideWhen you’re all by yourself aloneOnce you tell somebody the way that you feelYou can feel it beginning to easeI think it’s true what they say about the squeaky wheelAlways getting the grease.Better to shower the people you love with loveShow them the way that you feelThings are gonna be just fine if you only willShower the people you love with loveShow them the way that you feelThings are gonna be much better if you only willShower the people you love with loveShow them the way that you feelまだ髪の毛があったころのアルバム『 In The Pocket 』の一曲目。生ギターを中心にしたシンプルで優しいメロディ。夜が更けて聞くと、またいい。Shower the people you love with loveShow them the way that you feelThings are gonna be much better if you only will愛する人たちに愛をそそいで。君がどう思っているか伝えるといいよ。すべてはきっとうまく行く。君が望みさえすればね。恋愛の歌というより、応援歌。望めばきっとうまく行く。それを信じて、ムチを入れなおし、がんばるかな。

  2006.04.08

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  悲しみの息の根。

  「きょうの、１曲」。今、日本語の歌でお気に入りナンバー１。しばらくは着メロにもしていた。常にバイブなので一度も鳴ったことはないけれど。きょうも歯医者に通う間ベースががんがん響く車の中で歌い倒した。ノドがかれたポルノグラフィティ　『 メリッサ 』君の手で切り裂いて　遠い日の記憶を悲しみの息の根を止めてくれよさあ　愛に焦がれた胸を貫け明日が来るはずの空を見て迷うばかりの心　持てあましてるかたわらの鳥が羽ばたいたどこか光を見つけられたのかななあ　お前の背に俺も乗せてくれないかそして一番高いところで置き去りにして優しさから遠ざけて君の手で切り裂いて　遠い日の記憶を悲しみの息の根を止めてくれよさあ　愛に焦がれた胸を貫け鳥を夕闇に見送った地をはうばかりの俺を　風がなぜる羽が欲しいとは言わないさせめて宙に舞うメリッサの葉になりたいもう　ずいぶんと立ち尽くしてみたけどたぶん答えはないのだろうこの風にも行くあてなどないように君の手で鍵をかけて　ためらいなどないだろ間違っても　二度と開くことのないようにさあ　錠の落ちる音で終わらせて救いのない魂は　流されて消えゆく消えてゆく瞬間にわずかに光る今　月が満ちる夜を生み出すのさアニメ『 鋼の錬金術師 』の主題歌。アニメもおもしろかったけど（マンガは進展が遅すぎてついて行けん）やっぱ、この歌の方が印象的。イントロのベースが、心地よし。ギターのソロが、ベタでこれまたよろし。ラスト一行の言葉が甘いけどシロウト臭い歌唱と相まってこれまた結構オツな味。消してしまいたい記憶って誰にだってあるんだろうな。でも、消せない。それは、消せる人が決まってるから。消せる人が消えていたら？それはもう消せないな。求めるものに手が届かなくて自分の力のなさを思い知らされてそれでもあきらめきれないささくれた心。それって挫折？青春の蹉跌？いやいやおじんになっても同じですねん。

  2006.04.06

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• 13:05 戻ってきたギター。

  甥っ子に貸していたギターが戻ってきた。久々に弾くと、弦を押さえる指が痛いこと痛いこと。コードもいくつかしか覚えていないなぁ。譜面ナシで弾けるのが「戦争を知らない子供たち」くらいなのが悔しか～。練習再開か？

  2006.04.06

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