滑走路で待機。
南の島から南の街へ。飛行機は時間通りに動き出し、滑走路への誘導路へゆるゆる動き出す。南の島にひとまずさよなら。旅の終わりはしみじみするなぁ…。感慨に浸ろうとしたところで、飛行機の動きがストップ。そのまま微動だにせず、アナウンスもなくシーン…。「???」しばらくして機長が、「管制塔のレーダーの一部が不具合で離陸を見合わせております」とアナウンス。レーダーだったら仕方ないね。そのまま固定化し、1時間。南の島の西日がギラギラ差し込むので窓に遮光板を降ろし、しばし物思いにふける。と言っても、ハッと気づくと脳みそホワイトボード状態。何も考えず、頭がカラになって行くうちに、心と身体と頭に溜ったもろもろのもやもやしたものがスーッと消えて行く。なんだか、ホッ。癒されるって感じかな。機内の座席は窮屈だけど。結局、小雨の南の街への到着も1時間遅れ。ホテルにチェックインして、即、打合せという名の宴会に。ビールを飲んで、焼酎へ移り、お造りをいただき、焼き鳥をほおばりつつ、制作現場の他のオヤジたちと一緒に若い衆の作った番組にあれこれ好き勝手な意見を述べる。楽しかった。若い衆は酒の席にも関わらず正座。ふと頭に浮かんだことを酒の勢いで言ってるだけだから、右の耳から入れて左から出しても可。気楽に、気楽に、ね。