ネコの家政婦。
最近、ハマッてるマンガ。ほしよりこ 『きょうの猫村さん 1』 出 版 社:マガジンハウス 発行年月:2005年7月 価格(税込) :1,200円飼い主とそりが合わず家出し、通いの家政婦としてお金持ちの家庭で働くネコ「猫村さん」のお話。通う家庭は、大学教授で囲い者がいる主人と、整形美容美人の奥さん、就職間近な大学生の息子と、中学に通う不良娘の四人家族。てんでバラバラの家庭の中、猫村さんはその得意な家事と優しい気遣いで不良娘の心を少しずつ開かせていく。なんて書くとヒューマンドキュメンタリー・マンガのようだけど、落書きのような絵と、下書きのようなセリフが、ただひたすら、奇妙に心をなごませてくれる。わら半紙とまではいかないが、軽く、薄い紙に印刷されたマンガは、1ページに2コマしかない。このチープな感じが、またいい。だいたい、「家政婦」という言葉からして今どきじゃない。それも、住み込みではなく、通い。これは、昭和30年代の風景じゃなかろうか。本の奥付によれば、作者は30歳の女性のようだ。CATV向けのネットサービスで毎日1コマずつ、描いているのだそう。そのペースだと、第2巻が出るのは来年の春くらいかしら?でも、インターネットあればこそのマンガだなぁ。うちにもネコ助家政婦さん、欲しいよぉ、ねぇねぇ。「知~らんぷりん」