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20年ほど前、映画で坂本龍馬を演じた武田鉄矢が、今度は勝海舟の役で出てくる『龍馬伝』第16話。
4年ぶりに、千葉道場に姿を現す龍馬。しかし彼は、佐那を娶りに来たわけではなく、加尾に示唆された勝麟太郎なる人物に会うためのつてを探していたのだ。越前藩の剣術の指南役でもある佐那の兄を通じて、松平春嶽に目通りする龍馬。「攘夷派の脱藩浪士」と聞いて、周囲のものは刀を抜こうとするが、そこは春嶽、「千葉道場が自分に刺客を送るはずがない」と落ち着き払っている。そして姿を現すのは…千葉定吉であった。 そうこうして勝と面会できた龍馬であったが、龍馬の目からすれば勝は「思った以上に小さい人間」。勝の側からも、龍馬は「風変りな変な男」ぐらいの認識。しかし、やはり土佐を出て勝のもとに来ていた饅頭屋長次郎の「龍馬は見かけだけでは判断できない男」という言葉、および何が何でも幕府に攘夷を迫るため押しかけて来た武市の姿などを通して、勝は改めて龍馬に会おうとする。 再度、会見する中で、龍馬は勝の問いかけへの答えを探る中で、自分が何をなすべきかを自分で見出していくのであった――。 (5月6日記す) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.06 10:43:19
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