タナカとごま塩ちゃんたち
タナとゴマ タナカ・・・、でなくてタナは、手乗りの気配だ。手前のT字止まり木に陣取り、指を甘噛みしたりヒナのエサを給餌器から食べたりする。見た目が女の子っぽいのだが、これからアイリングが赤くなって格好良くなるだろう。6,600円(領収書を見つけた)、当たりである。 白多めのごま塩ちゃんは、換羽中で尾羽がないので500円引きの5,000円になっている。確かにそのようなことを言っていたようだが、あまり聞いてなかったのだ。現在はおとなしく、たくさんエサを食べており、この子は換羽をしてから本領発揮になるかと思う。ごはんにごま塩ふりかけ頭なので、「ふりかけ」にしようかと思ったが、普通にゴマにしておこう。 そして、私のお気に入りが↓だ。かなり小柄で、目のあたりが黒くて仮面のようで、目力の強さを補強している。快傑ゾロだ。ゾロ・・・メスだとかわいそうな気もするのでカイとする。この子は、早くもブランコの乗り方をマスターしそこを定位置にしている。頭の動きも機敏なようだ。 ヒナっ子は、あの店では同期としのぎ合いで差し餌を食べていたので、あまりにのどかになって緊張感が薄らいだような感じだが、今日から、たぶん本気になるだろうと思う。昨夜の段階で22gだったが、おそらくぐっと大きくなるだろう。なお、昔からそのような感じだったが、あの店の差し餌は圧巻で、巨大なボールに粟玉の湯づけに練り餌かパウダーフードを入れたものを、文鳥その他にどんどん与えていく。文鳥などは、年季が入りまくった箱を開けた途端に十数羽が飛び出して縁に並んでいるのに次々与え、済めば、今現在の飼い主なら目を回しそうな雑な扱いで箱の中に掃き落とす。空気が清浄なら何も考えずに、ぼんやり見るには実に良い光景と言えよう。 今回の遠征は大成功だった。文鳥のご用命は、横浜の港の南、ようこそ田中鳥獣店へ、である。なぜよく知ってはいるが特に何も関係ないお店のコマーシャルするのか?それは、あまりに多くの逸材があふれているのでもったいないと思うのと、『文鳥屋』に1970年代あたりと同じようなお店を求める問い合わせがたびたび来るのが鬱陶しいからである。大量の文鳥を売っている店など、ほぼ有り得ず、まして自宅で小規模にブリーダーをしている店に(大規模になれば、ヒナに名前つける余裕などあるわけないでしょう?)、それを求めるのはお門違いなのである。高速に乗って、湾岸道路をあの辺で降りて・・・駐車場ないけれどうまくやって、目くるめく文鳥の(古い)楽園に行くべきだろう。